HIROの のはらうた

2012/7/31からブログを始めました。

2012/9/30 心に残るルートベスト3 (鳳来)

2015-03-13 | クライミング(エリア・心に残るルート)
どのルートも大変な苦労をして登ったので、どれも心に残っているのですが、その中で3つ選んでみました。

ベスト3は、初めての12・・・鳳来、鬼岩の「卒業」12bです。「12を一つでも登ったら、世界が変わるよ。」と、「留年」をトライしていたときに話してくれた人がいました。それまでは、12台のルートは、私には関係ない世界と思っていました。でもどの岩場に行っても、たいてい岩場の中央あたりの綺麗なラインの長いルートは12以上。私も登りたいと思い初めました。
12をトライするために、本に書いてあった、【グレイドピラミッド】と同じような表を作り、登りこんでいきました。11b以下を8本以上、11cを4本以上、11dを2本以上登れたら、12aをトライしようと決めて、いろいろな岩場のそのグレイドを登っていきました。「卒業」は12bですが、【ピラミッド】も完成し、【OS】も韋駄天ロックの「野武士」11Cがたまたま登れた(落ちるのが怖くて、テンションも出来ず、手を出したらとまった)し、「留年」の次は「卒業」と決めてので、目標にしました。
「卒業」はマスターで登ることが出来なかったので、いろいろな人にお世話になりました。まだ、抜けたことが無かった頃、ヌンチャクをかけてもらって、核心まで登り、テンションをして気付いたことは、まだ、抜けれたことが無い(^^; 回収までお願いするのは、あまりに厚かましい、と思い必死で抜けました。かけるために登って下さった方は、回収もせなあかんな~と思っていた、と後で言われていました。いろいろな人からアドバイスをしてもらいながら、かなりの回数を重ねてやっと登れたときは、とても嬉しかったです。RPの瞬間に観覧席(後ろの岩)にいたたくさんの人達から、大きな拍手をしてもらったことも、心に残っています。

☆参考にした【ルート選択の法則】  ヤマケイ・登山技術全書(7)「フリークライミング」より
例)12aのルートにトライするには
    11dを2本、11cを4本、11b以下を8本以上RPすること、【法則1:グレイドピラミッドより】
    11aをOSすること【法則2:RPとOSの関係より】   

☆私の宝物 卒業の終了点にあったカラビナ(地元のクライマーの方にいただきました。)
「卒業」をアップで登って(マスターで登れない私のために)、ついでに終了点にあったすり減ったカラビナを、自分の新しいカラビナと取り替えて下りてこられて、「トライしている記念に」とプレゼントしてくれました。いつもザックにつけています。


ベスト2は、初めての12C、鬼岩のがっかりエリアの一番奥のルート「もっと光を」・・・初めてトライしたとき、1ピン目までも登れない!!途中のクロスムーブも怖くてできない、トラバースーでのクリップができない、トラーバースの後のガバへの一手が届かない・・・と絶望的でしたが、地元の人や、知り合いの人と一緒に登っているうちに、一つ一つ出来るようになりRP。このルートは、回収も大変で、大雨の中ロープは動かないし、暗くなってくるし、みんな帰って行くしで、「人間残置」になるかと思ったことも。登るのも回収も大変なルートでした。

ベスト1は、同じエリアの「ジェットシューター」12cです。このルートもあこがれのルートの一つでした。どっかぶりで、それまで岩場では、あまりしたことがないムーブの連続でした。ニーバーでレスト(これは、他のルートでもよくしますが)、フラッキングでクリップ(このムーブが一番苦手だった)、ヒールフックを決めて、次のホールドを取りに行く(だったと思います)、など人口壁みたいでした。このルートも地元の人達や、知り合いの人達がトライしていたので、ムーブを教えてもらいながら、あきらめずにやっているうちに、持てなかったスローパーが止まるようになり、フラッキングでクリップが出来るようになり、ヒールフックも決まるようになり・・・ホールドの状態がよくなった10月に、RPしました。2年前です。RPした後の反響の大きさにも、驚いたルートでした。

その後「アレー」12cを登りました。

備中はトライしているうちにホールドが「育つ」(大きく感じてくる)のですが、鳳来は、秋になるとホールドが「変身」(ガビガビになる)します(^^)V

《追加》
2013/11/4 鬼岩「禁断のセプテンバー」12c
2015/4/15 パラダイス「ドルフィン」12a
2015/12/7 鬼岩「枯れ木のフェイス」12d
2016/11/9 鬼岩「猫も杓子も」12c

12/9/23 心に残るルートベスト3 (備中・下帝釈峡)

2012-09-23 | クライミング(エリア・心に残るルート)
今年の春は、下帝釈峡の花子岩へ行っていましたが、それまでは、鳳来のシーズン(夏から秋)が終わると、冬から春は、備中へ行っていました。

《備中》
ベスト3は、2ルンゼの「寺島ルート」です。備中で、初めての12aです。「象の鼻」11aをRPした日に、Mさんが華麗なムーブで登られていたのを見て、憧れのルートになりました。その時は、ルートのラインの美しさより、Mさんの美しさに、見とれていました。
その後、「半分バナナ」11b/cをRPして、「寺島ルート」にトライし始めました。中間部のガバを取りに行くムーブ、他の人と同じムーブがどうしても怖くて出来なくて、テンションを繰り返していました。鳳来で記念のカラビナを下さった愛知県の方が、たまたま来られて、初見で、「寺島ルート」をトライ。その時の足ホールドを見て、置いてみたら、決まったので、デッド気味に手を出さずに登るムーブを見つけることが出来ました。
核心を超えても、最後で、落ちてくる人をたくさん見ていたので、最後も怖かったのですが、意識とは逆に、足と手が動き、手を出してしまったら、ぎりぎり、終了点のクリップホールドを保持することができて、RPしました。

ベスト2は、ニューエリアの「水の泡」12a/bです。最後で落ちるので、「水の泡」と言うルート名になったと聞きました。中間部が核心と思っていたら、最後の最後も核心でした。いろいろなムーブが楽しめるルートで、リーチがなくても登れると聞いたので、ニューエリでの
最初の目標にしました。このルートも、長くて美しいラインです。
RPした日は、まだ、暑い日だったので、微妙なホールドで「水の泡」にならないように、岩が冷たくなる4時を待って、トライ。
3回ぐらい落ちかけながらも何とか、持ちこたえてRP。その日は、アメリカクライミングに連れて行ってくれたSさんが来ていて、私のRPを見て、涙ポロリ・・・感動したと言ってもらいました。それほど、頑張っていたんやな~と、後で思いました。

ベスト1は、同じエリアの「ランコロ」12b/c、誰も登ってなかったので、長い間テンションしても迷惑にならないかな、と思って、やり始めたのですが、やっていると、いつの間にか人気のルートになりました。
下部のカチホールで、すでにビビっていると、「そのうちホールドが育ってきますよ!」と、隣のルートをトライしていた地元の若い人が励ましてくれました。このルートは、「京都物集女街道」13cの下部になるので、終了点が悪い。でもリーチが同じくらいの女性のムーブを教えてもらって解決。RPできました。

「ロマンチックまむし街道」12dの上部迂回バージョン、長屋坂の「女王様」12b、「Morisama」12a/b(私だけが、核心を超えられず、みんなが帰ったあとも、一人トライしながら大泣きしたルートです)、権現の「シェイクシェイク」12a、苦労した分、RPまでの過程が心に残るルートばかりです(^^)

《追加》
★備中
2016/2/23 長屋坂「少年ジェット」11d
2016/5/19 元祖奥の院「ステップダンス」12a

★下帝釈峡
2012/6 花子岩「花よりコルネ」12a
2013/6 岩谷 「北斗」12a

国内クライミング

2012-08-10 | クライミング(エリア・心に残るルート)
今までいろいろなエリアに行きました。

沖縄    辺戸岬   
大分    本庄       
福岡    平尾台       
長崎    竜頭泉・野岳        
徳島    日和佐・慈眼寺         
香川    紅の峰       
高知    斗賀野・明戸岩        
広島    下帝釈峡(岩谷・花子岩)
岡山    備中(2ルンゼ・奥の院・ニューエリア・長屋坂・杉田ロック・レイクビュー・権現・岩窟渓・原瀧山・羽山・天竜・デッケン)・王子ヶ岳 
兵庫    蝙蝠谷・烏帽子・駒形・不動岩・保塁・蓬莱峡・雪彦山・小赤壁・北山公園など
奈良    柏木
三重    椿岩・御在所岳
南紀    白くら・盾が崎   
滋賀    芹谷
愛知    鳳来(がんこ・鬼・パラダイス・オレンジ・軍艦・ひょうたん・奥の院・まねき・治山水・韋駄天ロック)・石巻山
長野    小川山
岐阜    楊杖岳
群馬    有笠山
静岡    城山・城が崎
神奈川  湯河原幕岩 

☆今は登攀禁止になっている岩場もいくつかあります。書き忘れている岩場もあると思います。

よく行く岩場は備中、鳳来ですが、昨年はあまり行けませんでした。二子(埼玉)・北海道の岩場へも行ってみたいです。

【追加】2013年
岡山    備中(川エリア)
【追加】2014年
広島 下帝釈峡(第一道場)
奈良 名張(香落渓 第一岩壁)
【追加】2016年
岡山    備中(元祖奥の院)
北海道   赤磐青厳峡、見晴岩