きものを着るまでは、ヘアアクセサリーに興味はありませんでした。
ハーフアップにして上でゴムで留めるだけ。
でもきものを着るようになり、櫛やかんざし、笄などに興味が行くようになり、少しずつ集めてきました。
集めてはいたものの、実際に使ったことはあまりなく、たまに使うと翡翠のかんざし落としたりと、もう後悔ばかり。
昔の櫛や簪は、シャンプーやリンスが発達してつやつやになった今の髪に使うと、髪が絡まなくてすぐに落ちてしまうのですね。いや、私の髪は、もう艶々とはほど遠いのですが、昔は髪油使っていた(らしい)からね。
仕舞っておいて、久しぶりに眺めたら、べっ甲や金の部分が変色していました(涙)。
収納の仕方、学ばなくてはね。いまさらですか。
昨年あたりまでは、それでもなんちゃって日本髪を作ったり、束髪をしたりして遊んでいたのですが、やはり着るものが限られてくるので、アクセサリーも主に洋風のものを使うように。
そうそう、きもの着て老けないコツは、ヘアアクセサリ
ーに洋風のもの使うなんてブログも書きました。
「NHK美の壺・櫛」(NHK出版)
本を眺めてはうっとり。
かつて櫛は女の身を飾る貴重なお品。
それがどんどん華やかになって花魁のあの飾りになっていったのは知られた話ですが、もともと実用だった櫛が「女の命」と言われる髪を飾るようになって、「女の魂の化身」のような存在になっていったようです。
「東海道四谷怪談」なども、あの櫛と髪のシーンがなければ怖さは半減、あるいは平凡な作品になったことでしょう。
女の魂を象徴していた櫛、あまり使えなくなるのは残念。
仕舞っておくだけなのは残念。
「女の魂」悲しむかも。
そう思っていたとき、前に試したこんなヘアを思い出しました。
きものには重すぎる時代になってきて、でも逆にジーンズやちょっとエスニックな洋服にさりげなくかんざしや笄、雰囲気出ていいかもしれません。
「魂」というには重いけど、再び「女の命」を輝かせてくれるかも~~?
きもの、着るようになるともう洋服はなんでもいいや、という傾向に(ワタシです)。
こういう和洋交流も、また面白いのではないでしょうか。
今度やってみようっと。
落ちないように輪ゴムを絡ませたり、Uピンでしっかり留めないとね。
気が向いたら
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