ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

着丈が短いので「二部式きもの」にしてみる

2015-04-16 10:18:48 | 手仕事 和裁

 

和裁の先生が二部式きものをお召しになっていました。

半幅なのに、後ろのおはしょりが、ピシッと線を引いたようにきれいなので、

「先生、後ろおはしょり、とてもきれいですね」と言うと、

「これ二部式なのよ。とても楽よ」

きもので半幅帯付けると、私の場合、後ろが結構グシャグシャになってしまいます。

それで半幅あまり付けないのです。

着丈、短いものでも、二部式にしたら、着られますねえ

「そうそう、すぐにできるしね。切って、紐を付ければいいだけだから。先の上布も二部式にしてもよかったわね」

「継ぎはぎ上布」

「今度教えてください」

ということだったのですが、次が待ちきれず、実験がてら作ってしまいました。

使ったのは、自分で洗った単衣の大島です。

単衣大島を自分で洗いました」

P9075797

 

 

 

 

 

 

 

 

 この大島、着丈は152センチと少し短いのです。

作り方はとても簡単で「切るだけ」(笑)です。

先に近江上布を作ったとき、おはしょりの位置を測ったのですがそのときと同じ長さ、身長160センチの私はおおよそ50センチですが、縫い込み分をいれて55センチのところをカットしました。

布の端の処理メンドウなので、テープを付けて上で自分の長さに合わせて纏っていきます。

下のほうは、少し長さが足りないので、足し布をします。

で、これで、いつもきものを着る要領で着てみました。

まず下の部分から前のおくみ線をちょうどいい場所に合わせ紐で結びます。

上は、本来は紐を付ける(らしい)のですが、面倒なのと、紐だと調節しにくいと思い、いつものように胸紐で締めていきました。

 

出来上がり。

前です。

前に半襦袢だと、胸合わせが楽だと書きましたが、それはきものでも同じ。

半襦袢だとこんなこともできるのね

ちょっとおはしょりがぐずぐずしています。

着方が悪いのか、仕立てのせいなのか不明。つまり普通のきものを着たときと同じ。

次の課題かな。

うしろはこんな感じ。

ハレーション起こして見にくいけど、後ろはきれいです。

それはそうですよね。後ろの線、あらかじめ決まっているのですから。

で、問題点は、着用すると、おはしょりって、後ろに引っ張る(襟を抜く)から、前がぐっと上がるのね。その分、前だけ少し長めに(つまり斜めにカット)とったほうがいいかもしれません。

長所は、着丈の短いきものでもおはしょり、ちゃんと出して着られる。

そして襟合わせがきれいにできる。

着ていても、上と下が連動しないので、着崩れ、きものほどないのよ。

 上と下の衽線が多少ずれるけど、これは普通にきものの着ていても同じ。

大久保(信子)先生によれば、衽線のずれ、それほど気にしなくていいのよ、前に仰っていました。

 雑誌のきものは撮影用。動けば多少崩れたりずれるのは当たり前だって。

 

カットする勇気さえあれば、これは便利。

着丈の短いきもの、改良しながら,どんどん試してみたいと思います。

 

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白大島に切り嵌め・銀座de食事

2015-04-14 09:35:31 | ビジネス・半分ビジネス

 

仕事仲間と銀座で食事をしました。

ソニービルの前には、桜のディスプレー。

ほかのところの桜は散ってしまったのに、

ここはまだ満開状態。

 きものは白大島です。

 帯は白地に青の格子、花なのか枝なのかわからない模様が

切り嵌めしてあります。

(これはウドではないかと教えていただきました。

植物の名前に疎いのです。また教えてください。

ありがとうございます)

この格子が好き。

 

いつもながらの和食。

これは鯛のお刺身です。ゴマがいっぱいかかっていて、

最後に食するためお茶漬け用になっています。

話に夢中になって、写真撮るどころではなく、

終わりごろになって、一つだけでも撮っておこうと。

はい、パチリ。

デジカメなので写りよくないですね。


デザートは豆乳プリン。


帯揚げも、同じ色の青系格子です。

帯締めはピンク系の博多。

 

憧れは~~、白紬に白の帯を合わせた装い。

 

 

白尽くしでいきたかったのですが、

まだまだ難しい。

白大島に白い帯は、私が着ると、

着付け上手にしないと、病気、

または000に見えます。

でも着物の白尽くし、

ドレスっぽくて素敵です。

いつか挑戦してみたいものです。


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どんどんはかどる和裁・見本布の帯で

2015-04-13 08:59:40 | 手仕事 和裁

 

和裁に行きました。

先に、「継ぎはぎ近江上布」で苦労したせいか、普通の反物でのきもの(木綿)はとても易しく思えるようになりました。

やっと出来た!継ぎはぎ上布」

どんなことも、一度大変な思いをすると、あとがずっと楽になるのね。

一日授業で、反物から、背縫い、脇縫いまで進みました。

前は見積もり、裁断するだけで一日!かかっていましたから、自分としては進歩です。

その日はきもので和裁。

このところきものお出かけする機会がぐっと減ったので。

気軽な紬に、少し変わった帯です。

布見本といった、次から次への違う布が出てきます。

「これは得だ」と思ってゲットしたのですが、考えてみれば巻くところはそれほど変わりませんね。

緑系の紬に合わせました。

帯締め、よく見えないけど、紺色です。

真ん中に梅のような?抽象柄。

後ろは、こんな感じ。

締め方も銀座結びの崩し。

ヘアも一番簡単に、首の下でぐるぐる巻いて、その上に横から髪をかぶせ、あっという間、

和裁、集中したので、先生が最後に、簡単なお茶を点ててくれました(嬉)。

甘い和菓子と一緒に、ああ、美味しい。

一仕事終わったあとのお抹茶は格別です。

 

桜の花も散っていってしまいました。

次の回には、出来上がるかな?

いやあ、まだ襟周りという難所があるなあ。

 

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断捨離、ではなく「きもの新陳代謝」始めます

2015-04-12 10:33:56 | きもの新陳代謝

 

暇ひまにきものの整理をしております。

何回か「断捨離」というにはオーバーですが、きもの周りの整理したのですが、入るのを「断つ」のは難しい、楽しくない、ということがわかったので、「きもの新陳代謝」をすることにしました。

これは「入ることを断つ」=何も買わない、のではなく、持っているものを、どんどん変えていくことです。

「捨てるだけ」というとためらいが出ますが、今の自分にふさわしいものに買い替えると思えば、処分も、心理的に抵抗がないと気づきました。

人は、何回か好みが変わります。

似合うものも変わってきます。

その都度、積極的に新陳代謝しようというものです。

まずは初期のころ、毎日のようにポチしていたものを、どんどん処分します。

こんな若い人が着るようなものを、50代で着ていたのよ(汗)

娘でも着ない~~。

こういう類のアンティーク帯は、処分!

で、自分の「今の好み」をのものを出して、傾向を調べます。

仕事、遊びに着ていて、楽か、楽しいかと選別していきます。

青系とピンク系に変わってきた。

人の身体の細胞は、おおよそ6年間ですべて変わるそうです。

肌なんか、一か月だからね。

そういうことで、だいたい6年くらい経つと、前の自分とは違う自分になっている?

成長していて欲しいものです。

洋服だと古いものの処分は、人様に上げるにも難しいものですが、きものはまだまだ喜んでくれる人います。

新陳代謝にも張り合いが出るというものです。

処分しきれないものは、直したり、繰り回ししたりして、これもまた新陳代謝、いたします。

「断つ」より「流す」、空気を換える。この方がずっと身体にも心にも良さそう。

5枚処分して、いいもの一枚買おう10枚処分して~~、こう思うだけで心が弾みます。

物欲、すべてなくすのはとても難しいものです。

 

頂く側から差し上げる側に、きもの循環」

 年末断捨離&なんにもない」

 「初心者熱&プチプラの穴にご用心」

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ローラの左前きものと花の帯

2015-04-11 09:32:50 | しきたり、ルールについて考えた

 

昨年のことらしいのですが、最近知って驚いたのがローラの左前きもの。

これはカメラアプリが勝手に逆転する現象らしいのですが、驚いたのは彼女がきものを左前に着ていることより、それを見たファンの反応。

「左前現象」を指摘する声はあまりなくて、「わあ、可愛い!」「キュート」の声とともに「いいね!」のマーク。

いや、時代が変わったというか、今や若い人は、「左前」に反応する以上に、「きものを着て可愛い!」ことに反応するのですね。

きものの決まりごと、ほかは無視しても「左前」だめは絶対にNGかなと思っていたのですが、もう時代ははるかに進んでいる、というか遥かに着物ばなれ~。

ルールより難しい自由」

 

そして、このところ思うのは、今年は桜帯、あまり使えなかったせいか、花の帯に関する決まりごと。

一般には、花帯は、その花が咲くまでとされていますが、桜に限らず、今やそれを考慮していたら、花の帯、なかなか締められないなあ。

桜は、まあ、散ったばかりのときはともかく、一年中着ることができるともいいます。

それに、ほかの花でも、花尽くしなどで着用できるとも。

改めて調べてみました。(下)

きものの柄の季節感」→この教え参考になります。いろんな「自称きもの専門家」がいて、混乱するって。

きものに関しては、そういうこと多いですね。

しかし、一度知ってしまった知識からはなかなか自由になれないせいか、ワタシ、いつも季節のこと気になってしまいます。

この年齢で花尽くしもなあ、と。

前に、教養科目を英語ではリベラルアーツ、つまり教養とは、自分を「リベラル=自由にするための知識」であると書いたことがあります。

人知れず流した、涙のきものライフ?」

知識が自分や人の「強要」を強いるものでありたくないということですが、一度知ってしまうと、こと着物に限らず、人はなかなか自由になれないものなのですねえ。

知識は人を縛るケースもあるようです。

ああ、強要、いえ教養がニクい(ハハ)。

 

先のローラなど、たとえ本当に左前に着ていたとしても、「そうなの、知らなかったわあ」で終わって、それを可愛いと褒める人たちも、きっと「左前って何?」って感じなのでしょうか。

知っていたとしても、それほどこだわらないんでしょうか。

P3061087kakitubata

 

花の草木帯12カ月、染め帯作りたい」→こう思ったこともあったのですが~~。

 

着物を廃れさせないためにも、ローラのような人気のある人にどんどんきもの着ていただいて、「きものって、可愛い!」と思ってもらいたいものですが、若い人のヤンチャに対しても、私たちももっと縛りを解き放って「自由」になったほうがいいのかな、と思ったりして~~。

しかし、左前は~~、やはり~~。

 

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読み本刺繍帯でちょっとアンティーク

2015-04-09 09:39:24 | きものコーディネイト

 

所用があって、ちょっとお呼ばれ。

アンティーク風の小紋に刺繍帯で出かけました。

この刺繍帯は、読み本。

四月の入学式といった季節にふさわしいかなと。

神保町界隈」に行ったときの帯です。このときは絞りのきもの。

華やか過ぎて、本には見えないです。

池田重子さんのところで購入しました。

派手な割には、刺繍が繊細なせいか、それほどキツく感じられません。

結構使っています。

きものは少し矢羽根が入った小紋。

帰宅してからの撮影なので、乱れていますね。

矢羽根アンティークで早稲田演劇」

早稲田界隈&アンティークコーディ」

この頃は束髪風ヘアに凝っていました。

このきもの、少しアンティーク風にしたいときには重宝しています。

鞘型地模様に控えめな矢羽根なので、大人でも着用できます。

帯揚げ・鴇色縮緬。

帯締め・青白道明。

美味しいサーモンをいただいて、

お花も頂いて~~。

今年はお花見の時期に仕事や雨でタイミングを逃してしまいました。

私のお花見はこちらかな。

寒さがぶり返してしまいました。

春にまだ少し先、でしょうか。

体調崩さないように気を付けましょう。

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帯の汚れを刺繍で隠してみたら~~

2015-04-07 09:20:53 | 手仕事 和裁

 

 簡単にできる手仕事はないかと思っていたところ、刺繍帯に汚れをみつけました。

そこで汚れを刺繍で隠すことにしました。

 

黒く囲んだところに汚れがあります。

染料を置く手もあるのですが、それだとちょっちょっとやってオシマイ。

きものお出かけに誘ってくれていた(過去形)方に、きものや帯についた汚れを染料でちょちょっと隠してしまう猛者がいらしたわ。

最初それを言われて、きものを見たときには、その思いきりのいい発想にびっくりしたものです。

今ならプチプラだったらできるなと、思うけど。

 

 帯の横の縫い目を解いて、手が通るようにして、特に輪っかはつかいませせん

これも拙いので、あっという間にできます。

「あら、糸くずがついていますよ」と言われかねないけど(汗)。

ほかのところにもないかなと探したりするほど面白い。

 

汚れを刺繍で隠すのは、前にもやったことがあります。

 初期の頃に購入した蝶の帯。

 

刺繍してあるところ全部が汚れというわけではありませんが、やっているうちに刺繍がどんどん増えていきました。

桜の花びらは「菅縫い」といいますが、当時は何も知らず、隙間があいているから楽だろうと思って。でも先日の刺繍会で「菅縫い」というのは、布の一本一本の線にそって纏っていくので、織のように繊細な刺繍になるそうです、いやあ、恥ずかしい。

見本は、草乃しずかさんの「日本刺繍の美しい図案」(NHK出版)からです。

 

うう、素晴らしい。

バランスを取るために、前帯にもしました。

 

草乃さんのと同じ蝶とは思えませんね。

 

もう一つ、これもプチプラゲットしたものの、パソコンの色と違って濃いオレンジだったので、色を緩和しようと、こげ茶色を足すことにしました。

 

ウール糸で、布の模様に沿ってどんどん刺していきます。

最初は布の線がよく見えなかったのですが、コツを掴んでからは、もう一気。

ドラマなどを見ながら。

 

お太鼓の部分、どうしようかなと思案中。

調子に乗ってやり過ぎるとまたクドくなるから、いい加減のところでストップしないとね。

まっ、刺繍会の素晴らしい作品を拝見したあと、よくアップできると自分でも思いますが、

それはそれ。

上をみればキリがない、下を見ればあとはない~~。

どこかで聞いたことあるなあ。

 和裁・手仕事

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絞り紬に結城更紗帯・紅会のコーディ・

2015-04-06 09:28:11 | 日記

 

先の日本刺繍紅会のコーディをアップさせてください。

昨年は、刺繍展示会ということで刺繍の帯を締めていったのですが、今年は、見劣りする刺繍帯はもう締めていかないと決めて、蜘蛛の巣絞りの紬にしました。

くすんだベージュグレーとベージュの染め分け。

秋色っぽい色なので、帯をはじめ、ほかはすべて鴇色系で春らしさを出しました

この紬は「三菱美術館・唯美主義ザ・ビューティフル展」に行ったときと同じです。

帯は結城紬の更紗。

お気に入りの帯びです。

帯揚げは渋い桜色。

帯締め・紫とピンクのリバーシブル

帯留・珊瑚の薔薇。

簪も珊瑚です。

 

 

案内してくださったaoitukiさまは、

ブログでは会期中の着回しコーディをアップ。

縞の紬に、可愛い花が散っている塩瀬。

 半襟、あまり可愛くてじっくり拝見したのに、写真に撮るのを忘れてしまいました。

 池田屋で購入の紫陽花の花がぎっしりでした。

 ヘア、シンプルで素敵ですね。

 こういう着なれた、抜け感のある着姿、好きです。

襟の抜き方もきれい。

 

昨年も行った中国茶専門のティールームに。

桜チーズケーキをいただきました。

「ほっと、するね」とお互い顔を見合わせてにっこり。

話弾んで、今年もaoitukiさまの温かい心づかいに、身体の芯からほかほか。

ありがとうございました。

 また一緒にお茶飲んでくださいね。

来年の紅会、早くも楽しみです。

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蜘蛛の巣絞り紬・日本刺繍紅会の展示会に

2015-04-05 09:59:53 | きものでお出かけ

 

日本刺繍をやっていらっしゃる「絹の糸」aoitukiさまのお誘いを受けて、今年も紅会の全国展に行ってまいりました。

今年は昨年のように「浮世絵」というテーマは特にないのですが、それだけに皆さま、技の限りを尽くしての競演・協演・饗宴、もう圧倒されました。

案内してくださったaoitukiさま。

自分でも拙いながら(拙すぎる!!)、針を持つこともあるので、その技術の繊細さ、よけいに身に沁みます。

角度が変われば、そこに当たる光も違ってくるので、一刺し一刺しに細やかな神経を使う~、自分の刺繍がなぜ光輝かないのかがよーくわかりました。

 

この方のブログでも紹介。

きものカンタービレ」→しかしこの方、いつ休むんだろう~~。

 

今年は、技術もさることながら、その色づかいに目が行きました。

同じ模様でも、色を変えると当然印象は大きく変わります。

どんな色にするかは、基本的にご自分で決めるそうですが、配色難しそうです。

更紗や鳥の刺繍に水色を使っている方がいて、更紗に水色、水色の鳥って新鮮だなあ、と思った次第。

aoitukiさまは、ブルーグレーの付け下げに刺繍。

3年目にしてきものに刺繍なんてすごいですね。

来年の作品も楽しみです。

作品の写真は撮れないのですが、ご自分で刺繍した帯をしている先生の写真を撮らせていただきました。

ステンドグラスのような色づかい。

織りのように見えるほど繊細な刺繍です。

前帯の部分。

ほかに、お客様のなかに、やはりご自分でパッチワークをなさったキュートな訪問着を発見!

黒いきものに、いろんな生地を貼ってあります。

これはマネしてみようかな。

帯はご自分で工夫した「切らない作り帯」

手先の扇畳みがポイントですね。

訪れる方も、手仕事に興味がある方が多いので、そんな方たちのきもの姿を拝見できるのも楽しみです。

会場を案内してくださる先生たちも、ご自分の作品を身に着けている方もいて、こちらも楽しみです。

今年行けなかった方、来年、ぜひ覗いてみてください。

 

昨年の会はこちら。

優雅な日本刺繍・紅会展示会」

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締めにくい帯・帯芯を取ってみる

2015-04-04 09:00:43 | 手仕事 和裁

 

まとまった時間がとれなくて、なかなか手仕事ができません。

それでも、ストレス解消、気分転換に布を触っていたくて、何をしようかとウロウロ。

こういうときには、使えないきものを解くのがいいわと、まずはピンクの絞りの羽織を解きました。

丈も85センチくらいと短い上、この鮮やかな色はとても羽織としては使えません。

ほかのものに繰り回しするため、ひたすら解いていきます。

この作業が苦手という方、結構いるのですが、ワタシは好き。何も考えずに無心にできる作業~~。

解いたものの、何に使うかは不明~~。

 

で、まだまだ何かやりたくて、これも使えないと思っていた薔薇(?)の袋帯。

オークション・失敗例です。

締めやすい、締めにくいはオークションではわからない。そこは盲点です。

洋服用の布なのでしょうか、表も裏も同じ模様。丸帯というにはモダンだし。

この帯、芯が硬くて、とても締められなかったのです。

やはり放棄、と思いましたが、中の芯を絹芯に変えようかなと縫い目を解き、芯を取ってしました。

柔らかい芯を入れようと思ったのですが、布地に張りがあるので、芯を入れなくても十分なことが判明。

芯なしで締めることにしました。

うん、軽くて締めやすくなりました。

出しておいた格子お召に。

帯揚げは紺。

まあまあ締められるんでないの?

 

ということで、ほかに「出前着付け」のうまっちさんに教えていただいた「結ばない腰紐の、緩まないコツ」では、木綿の紐がいいと仰っていたので、それも作ってみました。

ひたすら縫うだけですからね。

 

 

固い、重いといった帯、帯芯を変えたり取ることで結びやすくなりますよね。

まだいくつかありますが、変えるのは大変なので、まずは取ってみて、お太鼓の部分だけ帯芯を入れるなど工夫してみることにします。

この格子お召は大好き

 

ということで、時間がないときには、帯周りの小物を作ったり、半襟をまとめて変えてみたりと、

細切れ時間なりとも、とにかく布に触っていないと心落ち着かない紫苑でした。

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