山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

しあわせは災害の隣にある

2014-10-06 20:50:58 | できごと・事件
 台風一過の昼近く、隣の道路は冠水して小川となっている。
 夕方になってもその流れは衰えないほどだ。
 都会の床下浸水は泥水だが、ここではきれいな川ができる。
 雨水が床下に来ないよう先人の知恵が結晶されている。

        
 雨水は、山を越え畑を通り道路に出ると、澄んだ川となる。
 和宮様はこの水で収穫したサツマイモを洗ったり、撒いた種に水遣りをしている。
 雨がやんでいるというのにドクドクと水が押されるように出てくる。

                  
   
 台風で倒れてしまった「オクラ」だが、解体したトマトの支柱を生かして立て直す。
 風雨にもかかわらずオクラはしっかりと成長していた。

 台風一過の午後は、やっと大根や菜花の種を撒く。
 いつものことだが、ひと月くらい種まきが遅れてしまう。

 自分のペースを守ることと野菜のペースの都合とのせめぎあいが穏やかな作業のうちに隠される。
 専業農家だと野菜に合わせざるをえないが、「半農半X」をスタンスにすると、「折り合い」というものが大切になる。
 つまり、なぜ自分はここにいるのか、なぜ半農半Xなのかのせめぎあいの日々となる。
  

                       
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする