山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

山里の祭りを紡ぐつながり

2014-10-19 22:17:30 | 出会い・近隣
 昨日は地元の神社の祭礼があった。
 天候不順な日々が続いたこのごろだったが、いかにも秋らしい晴天に恵まれたなかで祭礼の準備が行われる。
 1年に1回の注連縄作りが田んぼの中で男衆によって作られる。

         
 けっこう力が必要とされる注連縄作りだが、ほとんどが60歳代以上だ。
 わらももちろん自前。
 黙々とそれぞれの役割を果たしながらの作業だ。

                 
 朝7時30分にはお宮の幟が立てられる。
 午後には宮司を呼んで小さな神社で神事が行われる。
 女性たちは公民館で夕方の「直会(ナオライ)」の料理の準備に余念がない。

 
 集落のほとんどの人が集まり手づくりの料理を楽しむ。
 ビンゴゲームや豪快な花火を楽しむ。
 そのうちに闇夜のなかから山車がやってくる。
 
 山里の祭りは一人当たりの費用もかかるし、労力もかかる。
 しかしそれ以上に山里に生きる豊かさを共有していることは確かだ。

 都会で起きる近頃の事件は「殺すのは誰でも良かった」というのが少なくない。
 心の空隙や傷を癒す空間と時間が奪われている生活を解決する糸口として、山里の暮らしの価値をもっと伝えなければならないと痛感する。
  
コメント
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