山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

橋の手すりのアケビに

2014-10-23 22:43:11 | 風景
 パラリと降ったり止んだりの雨の国道を歩く。
 思わず1時間近くを歩いたとき、橋の手すりのアケビを発見。
 すでに食べられてはいたがこぶしほどの大きさのアケビだった。

    
 アケビの中身は曇天の空だった。
 皮をよく見ると、鋭い歯型が残っている。
 野鳥かカラスか。
 歩くうちにそんな橋上のアケビをいくつか発見したのだった。

                     
 これはきっと誰かが鳥のために置いたんだなと思う。
 アケビは樹の上のほうに成っていて採るのが大変。
 それを自分の口に入れないでかように置くとはなんと美しいものだろうか。
 手にしたらすぐ胃袋に入れてしまう自分の浅ましさを恥じる。

      
                    
 隣の中心の集落までけっこう歩いてしまった。
 そこには集落の中心にセンダンの大木が誇らしくすずなりの実をつけていた。
 山に散在する集落らしさのたたずまいがそこにある。
 豊かな日本はこんな所にあることを思い入る。

               
 しかもその下の道には花火の玉のような栗カボチャが並んで置いてある。
 人間も動物も手を出さないつつましさが置いてある。

 ときに、車を降りて歩いてみるがいい。
 ジャーナリストの斉藤茂男が、取材現場は歩いてこそ真実に近づけるということを警告したのを思い出す。
 書を捨て、車を捨て、まちをムラを歩こう !!?

 

      
 
コメント (2)
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