再び大江神社に戻ってきました。当然です、鳥居の前に自転車を置いて周辺を散策したのですから。境内の北の方にも鳥居があって、そちらに行ってなかったものですから再度境内に入りました。
日吉稲荷大明神の幟旗が並んでいますが、それは左の赤い鳥居、私は右の古い石の鳥居の方に興味があったのです。鳥居を潜るとその先は狭い場所、新しく造られたような狛犬が置かれているだけと思ったのですが、よく見ると狛犬ではありません。私にはクマかタヌキかと思ったのですが、実はトラらしいのです。
大江神社の狛虎、大阪のパワースポットなどとも書かれたものも置かれています。
狛虎と表現しているようですが、そういう言葉はありますまい。古くからあった狛虎は吽形の方は神仏分離令の折り、滋賀の某寺に持ち出されたとされるが不明であり、阿形の方は損傷が激しく保管中であるらしい。古来夕日が美しい所であったなどと続けながら、話はだんだん阪神タイガースの方に向いていき、星野仙一が監督就任2年目の年、破竹の勢いで勝ち進むに従って、失った吽形の狛虎を再建する機運が高まり、有志によって立案され、2ヶ月かかって8月末にこの境内に鎮座したと書き記してあります。以来一対となった狛虎は大阪と阪神タイガースの守護神として慈光を照らし続けるであろうと、阪神タイガースファンにとっては嬉しい限りの言葉が連ねられているようですが、阪神タイガースファンではない私は、何とも感動の仕様がありません。
吽形が新しくなったのは2003年、以降年月が流れましたが、阿形の方も損傷が酷く2011年に新しくしたようですが、阪神タイガースはその御利益を授かってはいないようです。古い阿形と新しい吽形の一対となった狛虎を是非見たかったものです。
狛虎の後ろにある柵に気が付きましたか?タイガースのメガホンが突き刺さしてあります。タイガースファンってヘンなことをするものですね。
やはりこの狛虎はトラには似てないと思っているタイガースファンもいるのか、金属製や陶器製のトラの人形(虎形)が置かれていました。
このパワースポットの左側は大江神社の本殿でした。
阪神タイガースファンが好き勝手にしているような熱狂的な神社があるのを監督・コーチ・選手を始め球団関係者は知っているのでしょうか?年が明けると毎年西宮神社に必勝祈願しているようですが、この大江神社のパワースポットにもお参りした方が良いのではないでしょうか。