TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

電車屋赤城

2007年09月27日 | 読書日記
「電車屋赤城」山田深夜著 角川書店 を読んだ。
電車の整備工場で働く男達の友情、
消えゆく1000系旧型車両への愛情と仕事に賭ける熱情、
無骨だけれどすごく人間くさくて暖かい電車屋赤城と
彼を取り巻く人たちが実にリアルに描かれた小説だった。
レールの上を無事に電車を走らすこと、
電車の乗客の安全を第一に考えることは
電車を愛する男達の受け継がれてきた信条だった。
電車屋と呼ばれる人たちはオートマ化の影で姿を消していかざるをえなくなる。
ブラックボックスになってしまった電車の構造が
今の電車の安全性の不安を増長させているのではないのだろうかと思った。
電車の整備といったいわば裏方の仕事は本当は一番大切な仕事だと思う。
この電車屋赤城のような精神を持った人たちも実際には
まだたくさんいると思うのでこれからの電車の安全運行のためにも
このような人たちにこれからもがんばって欲しいと思った小説だった。


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百日紅

2007年09月25日 | 
今、大阪城では百日紅の花が咲いている。
7月頃から咲いていたはずなので長く咲き続けている。
昨日、アッコにおまかせを見ていたら
読めそうにないむつかしい漢字のゲームをやっていた。
その中に「百日紅」もあった。
和田アキ子らの全回答者は誰も読めなかった。
8月に愛媛県の松山で行われた俳句甲子園でこの百日紅がお題になっていた。
百日紅を見たことがない高校生が多いということで顧問の先生が
百日紅が咲いているのを生徒に見せにいったテレビ放送を見たが、
最近はどこにでも咲いているのにあまり知られていないのだなあと思った。
赤や白の花を咲かせる百日紅の木は大阪城では
太陽の広場付近と大阪府庁の近くに咲いている。
いつごろまで咲き続けるのだろうか。
今年は暑いからまだしばらくは咲き続けるのだろう・・・・・・

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がんばれ阪神タイガース!

2007年09月25日 | ひとりごと
阪神タイガースが昨日も負けて5連敗で最近、元気がない。
少し前に巨人相手に9対8で3連勝したときの粘り強さがないように思う。
あのときはどの新聞にも優勝の文字がトップを飾っていたのに・・・・・・
あのときは阪神ファンならずも誰もがもしかするとこの勢いで
優勝するかもと思ったはず・・・・・・
トップに立ってから、失速が加速してきた。
あともう少しなのだから精一杯がんばって!
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三番街シネマの閉館

2007年09月24日 | ひとりごと
大阪梅田の三番街シネマの映画館が今日で閉館になる。
21日にはOS劇場も閉館になった。
勤務先の関係で梅田が映画を見るのにちょうどいい途中駅であったので
20代の頃にはよく通った映画館だった。
いつまでもあるものと思っていたものがなくなるとやはり寂しい。
最近はシネマコンプレックスといった映画館が流行で、
その影響で入る人も少なくなったらしい。
個人的にはシネマコンプレックスはあまり好きではない。
指定席なので当然、入る前に席を決めないとけないし、
その席が落ち着かなくても映画が終わるまで
ずっとがまんをしなければならない場合が多いからだ。
自分の席の近くに風邪を引いてゴホゴホ状態の人がいても
映画を見終わるまで風邪汚染区域に隔離される羽目になる。
切符を買うときにいつも映画館の人は
中央より後ろの真ん中の席が見やすいとすすめることが多い。
一度そのすすめに応じてしまったため、
前のほうがガラ~ンとすいているにも拘らず
そこの席の周辺だけびっしり人ですし詰めになっていて
他の人は気にならない人が多いかもしれないけれど
私はたいへん窮屈な思いをしながら映画を鑑賞した。
それからは周りに誰もいない前の席を指定することにしている。
もちろん、家族や連れと隣通しで映画を見ることもあるが
知らない人に囲まれて映画を見るのは落ち着かないし、集中して鑑賞できない。
映画にどっぷりつかるにはやはりまわりにたくさんの人がいると疲れるのである。
シネマコンプレックスのような
小さな映画部屋の集まりのような映画館しかない今日、
早く、自由席でもいい映画館ができないものかなあと思うのである。



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映画「四日間の奇蹟」の舞台になった角島のこと

2007年09月23日 | 旅日記
「四日間の奇蹟」の映画を一月ほど前にDVDで鑑賞した。
今年の春に山口県の北にある角島の側にある
西長門リゾートホテルに宿泊したときに
この角島がこの映画のロケ地になったと
ホテルの支配人さんもおっしゃておられたのを思い出した。
山口県の観光事務所でいただいたパンフレットにも載っていたし、
一周してみたいなあと思っていたら頼んでなかったにもかかわらず
まだ時間が早いからとおっしゃって
ホテルの支配人さんの送迎車で角島を一周してもらった。
ホテルの部屋からも見えたが
美しい白い橋と美しい青い海が印象的な
絵になるような本当に美しい島だった。
キムタクのHEROという映画が今はやっているので
キムタクでまた思い出した。
当時HEROのドラマでキムタクが
このホテルに泊まって撮影をしていたときの
釣りをしていた話とか大勢のファンが
ホテルにわんさか押しかけてきたときの話を
ホテルの支配人さんからそのとき聞いた。
原作本は読んではいなかったけれど、この本を読んだ人が
以前、感動したと当時、語っていた。
天才ピアニストと障害をもった少女と
ピアニストを高校のときから慕っていた女性の3人の
それぞれの孤独な心が響きあい、共鳴しあい、
やがてはひとつになる再生の物語である。
島の療養所が舞台になるのだがその舞台がこの角島であった。
映画では角島にある灯台がよく映し出されていた。
西長門リゾートホテルは初めて宿泊したけれど
海を同じ視線で眺められる露天風呂が絶景であった。
夜の満天のまばゆいばかりのたくさんの星も美しかった。
あくる日の朝はホテルの敷地内にポピーが咲いていて花摘みが無料できた。
旅行の最終日だったのではるばる大阪までポピーをもって帰った。
家の中できれいに一週間も咲いていた。




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暑さ寒さも彼岸まで?

2007年09月23日 | ひとりごと
今年の9月の大阪はいつまでもものすごく暑い。
こんなに暑いお彼岸はここ数年では珍しい。
お天気も最近は安定したカンカン照りが続いている。
大阪市内は雨も降っていない。
家の近所の大阪城の草藪の中からは秋の虫の声がしているが
数日前は蝉もないていた。
地球温暖化も叫ばれているが環境問題のウソとかいう本もすごく売れている。
今年の7月はいつもの年より、涼しかった。
8月は平年並みの気温だった。
9月の気温は確実に平年よりも暑いだろう。
日本の四季の変化を美しいと言っておられるのはいつまでだろうか。
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Little DJ

2007年09月22日 | 読書日記
「Little DJ」鬼塚忠著 ポプラ社 を図書館で借りてきて読んだ。
この小説はもうすぐ、神木隆之介君の主演で
映画が公開されるそうだがその原作本だ。
海辺の病院に入院しなくてはいけなくなった野球好きの10歳の太郎少年は
一日一回病室に流れるクラシック音楽を聞くことが楽しみの一つになっていた。
大先生の誘いでそのお昼のひとときのDJを受け持つことになる。
読んでいたらピンクレディとか山口百恵とかクィーンのリクエスト曲が
出てくるので現代の設定じゃないのかなあと思ったら背景は1970年代だった。
そういえば、そんな曲がはやっていたっけと思い出す。
同じ病院に入院していたたまきと太郎のはかない恋物語もラストを飾る。
ふたりで仲良く最後に映画を見に行くのは
映画の小さな恋のメロディを少し思い出した。
10歳の少年少女の幼いけれどまじめな気持ちがせつなく寂しい小説だった。


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プロジェクトBB

2007年09月22日 | 映画鑑賞日記
「プロジェクトBB」をDVDで鑑賞した。
ジャッキー・チェン扮するサンダル、
マイケル・ホイ扮する大家、
ルイス・クー扮するフリーパスの三人は
誘拐、殺人、放火は絶対しないと決めあったお人よし泥棒三人組だ。
ひょんなことから赤ちゃんを誘拐するはめになる。
ジャッキー・チェンがギャンブル狂いの泥棒役で好演していておもしろい。
相棒のフリーパスと赤ちゃんの世話に奮闘する様は
ジャッキー・チェンの映画では見たことがなかったおもしろさだった。
ユンピョウ扮する警部もなんとも言えない間を醸し出す演技が
コメディ映画にさらなる味わいと懐かしさを誘った。
遊園地の観覧車やジェットコースターのアクションも見ごたえが十分だった。

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瀬尾まいこ著「ありがとう、さようなら」

2007年09月15日 | 読書日記
瀬尾まいこ著「ありがとう、さようなら」メディアファクトリーを
図書館で借りてきて読んだ。
著者の瀬尾まいこさんの本はどれも読みやすいけれど、
この本は雑誌のダヴィンチに毎月連載されていたエッセイを
本にしたものなので小説よりははるかに読みやすく短時間で読めた。
京都の中学校の教師をしながら感じたことや奮闘ぶりが
おもしろおかしく飾らない文章で記されていた。
瀬尾まいこさんの小説にいつも感じられるほんわかした優しさは
著者のほんわかした人柄から出ているのがよくわかるエッセイだった。

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醒井地蔵川の梅花藻

2007年09月10日 | 旅日記
青春18切符が残っていたので
醒井の地蔵川の梅花藻を見に行った。
梅花藻はもう咲いていないかもと思ったが
地蔵川の清らかな流れに身をまかせながら可憐に咲いていた。
全盛期ならもっとたくさん咲いていたことだろう。
梅花藻はきれいな川のなかでしか見ることができないと聞いていたが
本当に川の水がきれいだったのには大変驚いた。
この日は雲が多かったが大変むし暑かった。
居醒の清水でペットボトルにおいしいお水を入れて持ち歩ながら
地蔵川のほとりを往復した。
醒ヶ井の駅まで戻ると、駅の改札前で青春18切符が1枚落ちていた。
誰かが落としてしまったのだろう。駅のスタンプが5個押されていた。
最後の5個目のスタンプがこの日の日付だった。
切符を駅員さんに預けて電車に乗った。
落とした人はいつ落としたのに気が付いたかなあ。
駅員さんに青春18切符の落し物はなかったですかとか聞いたかなあ。
それとも、もう誰かに拾われてしまったとあきらめたかなあ。
9月10日までに青春18切符を使わないといけないので
自分のようにこの日、旅をしていた人が全国でたくさんいるのだなあ。
切符を駅員さんに預けずにそのままの場所に落としておいたほうが
落とした人のためによかったのかなあとかいろいろ電車のなかで考えてしまった。
この後、能登川までJRで移動し、そこから近江鉄道バスに乗車。
10分ほど乗って生き活き館前で下車。近江鉄道バスは運賃330円。
ちょっとしか乗っていないのに330円の運賃は高かった。
五個荘の近江商人屋敷を散策した。ちょっと前に仲間由紀恵主演の
ドラマで舞台になっていたのがこの五個荘の近江商人屋敷の町並み。
錦鯉が水路に泳ぐ白壁土蔵の町並みは津和野や萩に少し似ていた。
当時の近江商人の繁栄ぶりをじっくり見学してから帰路についた。

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