ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

今日は何の日?

2005-10-10 14:44:15 | つれづれ日記

今日はね

元祖「体育の日」つまり

1964年10月10日「東京オリンピック開会式の日」なんです

よい子のみんなーー知ってたかな?

この日、日本では敗戦後、初めて沢山の国を迎えて

「オリンピック」を開催したんだよ。

各テレビ局は色々考えて、オリジナルな報道をしようと

頑張っていたんだよ。

(当時の新聞を見るとね・・・・

つどう94ヶ国」と書いてあるよ。

10月10日は土曜日だったから

テレビはどこも朝からオリンピックの開会式の模様を放送していてね。

夜の6時からはずっとどの局も子供番組を流していたね。

7時からは「鉄腕アトム」でも

多分NHKではプロ野球の放送が

あったから見れない子供も沢山いたろうね。

「グリンドル」「バックスバニー」「バッキーとベビート」

「地上最大のショー」「ハワイアン・アイ」「逃亡者」など

アメリカのドラマだらけ。

9時からは人気番組「ズバリ!当てましょう!」か。

子供は8時に寝るのが当たり前だった時代だね。

そうかーまだこの頃は「8時だよ!全員集合!」はやってなかったんだ)

 

敗戦後19年で日本は見事に

先進国の仲間入りを果たしたんだ

すごいだろう?

そんなことが成し遂げられたのはね

君達のおじいちゃんやおばあちゃんが、自分の事はさておいて

国の復興」のために力を注いだからなんだよ

戦争に負けたからっていじけていちゃいけない。

子供のために子孫のために一生懸命働いて豊かな国を作ろう

国が豊かになれば私達国民も豊かになれる・・・・・

そう信じて「お仕事」「家事」に寝る間も削って頑張ったんだよ

それなのに・・・・・・

君達のお父さんやお母さんと来たら、親の苦労子知らずでね

散々漫画やテレビドラマに夢中になって置きながら

「学歴で人を差別するな

「偏差値で人間の実力が測れるかーー

「あんたたち親は世間体ばっかり大事にして

 少しも私をわかってくれなかった。

 お父さんはいつも家にいなくて仕事ばかり。

 お母さんはストレスを子供にぶつけた。

 私達は本当に愛されたわけじゃなかった」

「物さえ与えればいいと思っていたんだろう」

って反抗してねーー

そのくせ80年代バブルの時代には、それこそ山のように

ブランド品を買いあさり、物質的豊かさを享受したのさ。

 

君達のおじいちゃんやおばあちゃんは子供に苦労をさせたくなかったから

「いいんだよ。

お前達は自由に自分の幸せを第一に考えなさい

と言って大人社会に送り出したけど、

送り出された君達のお父さんやお母さんは

その事を

「自分達さえよければいいのか」と勘違いしてしまったんだ。

 

「愛」についても君達のおじいちゃんやおばあちゃんは、

「後姿を見せれば愛をわかってくれる」と思っていたけど、

そんなものわかるわけがない。

言葉も抱擁もなく、

働いている姿だけでは「愛」を表現したことにはならない

君達のお父さんやお母さんは「愛」がなんだかわからないで、家族を形成

したり、子育てをしているんだよ。

ある母子は「一卵性親子」みたいにべったりして、子供を着飾ることで

 「愛」を表現しようとしている。

 親より高い服を身につけ、化粧したり

 親の車よりも高いバイクを乗り回す子供が沢山いるね。

 

ある親は「子供の将来になるなら」と徹底的に習い事させて、その

  スケジュール管理をする事で「愛」を表現しようとしている。

  子供が誉められたり成果を出す事で「自分もまた評価されている」と

  思いたい親が一杯いるね。

あるいは

 「私が愛されなかったのだからお前が愛される必要はない」と

  ばかりに虐待して死に至らしめる親もいる・・・

  家族関係が希薄なところで育って来た人はやっぱり自分の身内にも

  無関心だったりするね。

 

「愛され感」がなく「幸せ度」が低い君達の親は今、

とっても子供を育てるのに苦慮している

そして、君達もまた、

「愛され感がない」まま大人になろうとしていて、

将来への希望も目標もなく、親や回りの人が何をしてくれても

それを素直に受け取り感謝する心を忘れ、猜疑心と孤独感で一杯に

なって、心も体も傷だらけになって「敵」である「自分以外の人」と

戦っている。

 

それは一重に「自己のアイデンティティ」を

喪失してしまったからだよ

わかりやすくいうとね・・・

「自分がどこの国の人間でどんなものを信じて生きているのか。

今ここにいる自分が何者でどんな状態なのか。

何が正義で何が悪なのか・・・わからなくなったという事だよ。

 

日本が「敗戦国」から脱してもう41年。

君達のおじいちゃんやおばあちゃんが、子孫のためによかれと

思って頑張った結果が今の時代なら

一体何の為に頑張って来たんだろうね

 

そして私もついに41歳になったのでした・・・・・

私達は小さい頃から豊かになっていく過程を楽しみました。

電気製品が一つ新しくなる度に便利になり、道は整備され

通信はどんどん近くなり・・・・

希望や夢があふれていた筈なのに。

どうして今「幸せ」でないのでしょうか

 

 

コメント (2)
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そーだったのか「四月の雪」(二回目)

2005-10-10 11:55:06 | ドラマ・ワイドショー

かなりネタばれがありますので・・・・ご注意くださいね

 

さて・・・2回目の「四月の雪」を見てきました。

お友達2人と一緒に見たのですがーーー

いやーさっすがっていうか、

私よりも人生経験豊富な彼女達は「すごくよくわかった」と

おっしゃってました。

まるで本を読んでいるような映画ね。こういうの大好きよ」って

言われた時は「お誘いしてよかったーーー」と胸を撫で下ろしたのですが。

 

かくいう私めも、やっと・・・わかりました。

そういう事だったのかーー

そーか、そーか、それならもっと早く言ってよねーーみたいな

ヨン様の公式HPでは

「絵画の評価をするのと同じ感覚。ピカソの絵をいいと思うか

子供の絵と思うか・・・そこが芸術的判断の差」

という書き込みがあって「なるほどそうなのか」と思いました。

まあ・・ピカソの絵程難解ではないけど、見る人の考え方や見方、

さらにはその時の心情によって様々に受け取り方が違う映画という

事になるでしょうか

この映画ははっきりいって単純明快な映画でした。

でも難解にしたのは・・・

やっぱりソン・イェジンちゃんの「若さ」だったかなと思います。

あまりに清楚で綺麗で可愛い人妻が浮気されるという設定が

そもそも無理だったんですよねーー

(だってジョージアのイェジンちゃんはめちゃくちゃ可愛いもん)

色々疑問だった部分もやっとわかりました・・・・・

例えば・・・・

 「外出」」というタイトルのわけ

要するに夫婦としてお互いに何の不満もないし、そこに愛があっても

何かのきっかけで別な恋愛に陥るという事はいくらでもありうる。

それが「出会い」なのね(覚えのある人は沢山いるでしょう?)

で、インスとソヨンの「出会い」は「看病」という日常からすいっと抜け出した

状態の「恋」で・・・ゆえに「外出」なわけですね。

でも人間には2種類あって

外出してもすっと元の生活に戻れる人と

外出しっぱなしの人と・・・

そこらへんは理性でははかり知れない「感情」

なんだそうですよーー

(旦那さんが優しくても小さい子供がいても・・恋に落ちる

時は落ちる・・・という事ですね)

日本語でいうところの「外出」とは確かに意味が違うので、邦題は「四月の雪」

という事にしたのでしょう。

 「四月の雪」というタイトルのわけ

本来四月に雪が降るなんてありえない設定です。

でもインスは冬が好きでソヨンは春が好き。

二つを合体させると「春に雪が降ればいいのに」という

事になるわけですね。

で、ラスト、これは賭けだったのではないかと・・・

「四月に雪が降ったら自分達の恋は許される」みたいな?

見事に雪が降ったのでインスはソヨンに連絡を取ったわけでしょう?

「どこに行きたいですか?」

多分ソヨンは「一緒に行きたいです」と答えたでしょう。

 ソヨンがインスの部屋のバスルームに

  延々と立っていたわけ

これもねーーちょっとお友達との間で話題になりました。

普通、彼と義父が出て行った段階ですぐに部屋を出るのではないかと。

でもソヨンはずーーっとバスルームに立っていましたよね。

あれは何でだったんだろう・・・って。

私が思うに「不倫中の女性の立場」の象徴?

公に出る事が出来ず

ずーーっと隠れていなくちゃいけないの。

だからインスが入って来た時に「私は大丈夫です」に繋がったのかなーーーと。

 

 鍵は「彼は死んだ」というセリフ

インスがスジンに「彼は死んだ」といいますね。

私はこのセリフを「復讐」のセリフだと思ったんですが、お友達は

もしこのセリフを言ってスジンが泣かなかったら、

許して元の生活に戻ったのよー

でもスジンは悲しんでしまったので、

インスは妻の気持が自分にない事を確認して

離婚しようと思ったわけね」

さっすがーそうかーだから、ジャージャー麺を食べるシーンに行くわけね。

あのジャージャー麺を食べるシーンはちょっと疑問だったの。

だって、モーテルを引き払っているシーンかと思ったから。

あれは実はマンションから引っ越すシーンだったのねーー

ゆえに、コンサート会場ではわりとさぱさぱしていたわけです

 

そうやって映画をじっくり見てみると(観察っていったほうがいいかも)

役者にとって無駄な動きやセリフは一つもないし、全てのシーンが

ラストへの伏線になっていたという・・・ホ・ジノ監督渾身の「こだわり映画」

だったんですねーー

この監督って本当はすごくシャイなのかな?

本音を言えないタイプ?

で、あれこれ意味不明のことをやってメッセージを相手に送り

「ね?僕の心をわかってよ」って言いつづけているんじゃないかと・・・

まあ・・・疲れる性格の人ですね(笑)

 

だけど・・ある意味恐い映画ですよ

だって2人はまた以前の配偶者がした事と

同じことをやる可能性もあるわけですから・・・・

 

 お客様の面白い反応 

お友達は別にヨン様ファンじゃないので、冷静に映画をみていた

ようですが、彼女の隣りにいたおばさま達が時々発するセリフに

愕然としていたようです

それは、インスが意識不明のスジンの体を拭いているシーンを見て

「いいわっ!素敵!私もしてもらいたい」

スジンに食事をさせるシーンで

「お優しいのねーー」

・・・・これには心底びっくりしたみたい

普通、配偶者ならやるだろっ優しくもなんともないって」

と怒っていました。

その後「将来旦那に介護して貰いたいか」

という会話に発展してしまいました・・・・

みなさんはどちら?

 

 突っ込んでみました・・・ 

公式HPには色々な「突っ込みシーン」についての書き込みがあって

それを踏まえてみると、また一段とおもしろいんですが・・・

トップシーンの仕事場で流れていた曲

これは後に車の中でインスが歌う「人生は美しい」って曲だったのねーー

 インスの上司のセリフって冷たくない?

だってーー奥さんが事故で危篤状態なのに「お前がいなかったから

クレームがついた」って・・・そんなっ韓国って冷たい?

プルコギビンバって・・・・

確か最初の方でインスだったかソヨンだったかが一人で食事するシーンが

あって・・私はどうしても背後のドアに書いてある文字が気になったんですね。

食べ物みたいだけど・・・そしたらこれって「肉のり巻き」のことだったのねーー

ソヨンのブラの肩ひもって・・・・・

ちょっと太くてぶよっとしてない?

インスのモーテルに来たクアンイルが

   一生懸命みていたのは・・・

「楽しい家族計画」だった?

ソヨンが敷いていたチェックの布

これは確かにスジンが車椅子に座っているときの膝かけでしたーー

漢江を走っている時

確かに後ろには花火をやっている人の姿が・・・・みんな細かい

ソヨンのナイフ

インスの部屋で果物をむいているソヨンのナイフ。

これがもろインスに向かっているというシーン。ちょっと恐いぞーー

キョンホのお葬式のインス

ええええ、確かにお線香の火を指で消してました。

日本と同じように吹いてはいけないなんだろうなーーとは思ったけど?

 

という事で、1度見て「わからない」と思った方も、

勇気を出してもう一度見る事をお薦めします。

確かに説明不足の点はかなりあります

(インスやキョンホの家族が一切出てこないとか)

また1場面の余韻が少なすぎのような気も・・・

もうちょっと洗練された描き方をしてくれたらとも思うんです。

(例えばラストの方で喫茶店で一人インスを

見つめて泣くソヨンと

部屋で鼻水たらしてなくインスを交互に映してくれたらもっと

わかり易かったのに・・・とかね)

 

でも、多分「見れば見る程」に味が出る映画なんでしょう。

韓国での評価が悪かった意味はとってもよくわかります

この映画が本当に受け入れられて評価されるのには数年かかるんじゃ

ないかなーーー

でも、せっかちな韓国のマスコミは、またも悪意を持って

「映画が本国では惨敗だったので、

 次の主演ドラマは制作できないかも」と

書いています・・

たった一度の失敗でそこまで言わなくてもなーーと

つくづく心の狭さを感じるんですよねーーー

 

ま、ともあれ、「ペ・ヨンジュン」にはホ・ジノ監督は合わないわ・・

コメント (5)
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