このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

愚痴るな

2018年04月22日 | 人生

怒りはだめだと言った。

妬みもまたいけないと教えた。

そう、そうして次にあなたがたが、

そこから去らねばならないものとして、愚痴がある。

 

愚痴は、自らの欲望が満たされない時に出てくる。

そして、不平不満となってまわりに広がってゆくものだ。

愚痴の心も、修行者にとっては、

闘わねばならない、大変な修行の徳目である。

 

この愚痴の心はなぜ出るか。

愚痴の心、それは自ら自身の力のなさに起因している。

自ら自身の自己信頼のなさに起因している。

 

あるいは、疲れた時に愚痴が出ることもあるだろう。

それは、人間の常である。

しかし、疲れたる時に愚痴が出ると思ったならば、

むしろ、沈黙せよ。

 

愚痴が出る時には、沈黙し、深呼吸せよ。

そして、そうした思いからいち早く離れることを努力せよ。

 

愚痴もまた、これは毒である。

これは、散らかったゴミのように、まわりを害し、不浄とする。

 

愚痴を言う人のまわりには、

たちまちゴミ捨て場が出来上がってしまう。

 

その出した愚痴はいったい誰が片づけるのか。

その出したごみはいったい誰が清掃するのか。

そのようなことをしてはならない。

 

清掃する人なくば、愚痴を出した人自らが、

そのゴミを引き受けねばならない。

そのゴミの片づけをしなければならない。

ゴミを片付けることができなければ、

いつまでもゴミためのなかに生きてゆくしかない。

 

これが、愚痴の恐ろしさであるのだ。

愚痴出でんとするならば、まず自らの心を励ませ。

自らの心を励まさねばならない。

 

自分自身は、もっと優れたる者ではないのか。

自分自身は、仏の光を受けてつくられたる者ではないのか。

自分自身は、仏の生命をその内に宿す者ではないのか。

もっともっと光強く、自分自身を励ませ。

さすれば、愚痴は遠ざかってゆくであろう。

(仏法真理)

 

---owari---

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