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イエスの時代に神の声を聞いたのは、イエスただ一人

2022年09月10日 | 政治・経済
かつて、『旧約』の預言者の時代にも、神の声を聞いた預言者は、ただ一人でした。
そのただ一人が、神の声を聞き、宣(の)べ伝え、それを信じた人たちが弘(ひろ)めたからこそ、その内容が現代まで伝わっているわけです。

イエスの時代においてもそうでしょう。神の声を聞いたのは、イエスただ一人です。
そして、「イエスが聞き、イエスのなかにて、神は語った」ということを宣べ続けています。

「私の業(わざ)を見て、天なる父の業を知れ」というようなことを、イエスは述べましたが、弟子たちが、まったく同じことをできたわけではありません。

つまり、イエスを通してのみ、神はその言葉を語られ、それを聞いた人たちのなかで、その言葉を信じた者たちが押し広げていったわけです。

イエスが生まれたところは、現在で言う中東のパレスチナやイスラエルあたりだとされますが、そこは、いろいろな混乱が起きている、非常に穏やかならざる地域でした。

当時、そうした戦乱の渦中にあり、その後、二千年たっても争いが収まらない地域に生まれた人の教えが、ヨーロッパやアメリカ、さらには日本にも伝わってきているわけです。

その教えが花開いたところもあり、花開かなかったところもあるでしょう。ただ、その教えを信じた者が、伝道によって押し広げていくことで、全世界に十億、二十億と信者が増えてきたことは確かなのです。

---owari---
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