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「歴史」と「世界標準」の視点から導かれる朝鮮・中国対応法(後編)

2022年05月27日 | 政治・経済
(南北合併の前につけるべき「けじめ」とは)
韓国の前大統領の本心としては、「少しは核ミサイルの削減をやってみせなければいけないのだろうけれども、全部を削減する前に、事実上、南北が一体化したかたちになったら、やはり自分たちの戦力として、それを組み入れたい」という気持ちもあったのではないかと思うのです。

そうなれば、日本の自衛隊など、まったく恐るるに足りない戦力になってしまいます。もうそこまで頭に入っていて、それに向けた考え方が、かなり強くなってきていたのではないかと思います。

そういうことを知れば、私たちとしては、南北の平和的な合併は、いちおう望むべきことではあるけれども、その前に、北の核ミサイル、および、それ以外のノドンやテポドン等のミサイルで日本を標的にするようなことをやってきたことに対して、キチっと“けじめ”をつけていただきたいと思います。

きちんと、武装解除をしていただきたいのです。それ以降に、南北が一定の理念の下に平和的に合併するのは構わないと思いますが、そこは“けじめ”をきちんとつけなければいけないと思います。

「東ドイツと西ドイツが合併したときのようにはいかないのではないか」と思います。このあたりは用心すべきだと思いますし、南北が一緒になるときにはそうとうな経済的援助が必要になりますので、日本に対して、ものすごい額の経済援助を要求してくるのは間違いないと思います。

そういうことを考えるにつけても、やはり、もう少し日本と友好的な関係をつくっていくための基礎がないと、南北が一つの国家へのまとまりをつくっていくのは難しいのではないかと考えています。

韓国は、北と一緒になると、すごく貧しくなってしまうため、必ず経済支援が要るようになるのです。そのあたりは考えておいたほうがよいと思います。

(この七十年で近隣国を侵略してきた中国に言うべき内容)
もう一つは、中国のことです。
「先の大戦で、中国は日本に攻められた」という考え方もあるでしょうが、その後につくった国(中華人民共和国)が、七十数年間かけて侵略的に近隣の国を吸収して自国に組み入れ、今また、台湾や香港などを同じレベルの共産党一党独裁国家にして、民主主義的な部分を奪おうとしているのを、国際的に見られているところではあります。

「よその国のことには口を出すな」という考えもあろうけれども、自分の国を「母国だ」というなら、香港がイギリスから母国である中国に返されて不幸になるようなことは、望ましいことではありません。「植民地時代のほうがよかった」と言われるのでは問題でしょう。

実際に、香港の人たちは、「イギリスの統治のほうがよかった」と言っているわけですから、やはり、北京政府のほうがもう少し変わるべきではないかと思います。

台湾も日本の植民地になったことはありますが、はっきり言って、「日本の統治時代のほうがよかった」ということを現地の人は言っているわけなので、やはり、北京政府自体が考えを変えるべきではないかと思います。考えを変えずに、自分たちの勢力だけを拡大しようとするのは、やはり、問題があるのではないかと思います。

これは難しい問題になるので、あまり深くは述べませんが、やはり、原水爆、核ミサイル等を大量に配置している国々には、「もっと理性的で良識的な考え方を持って、民主的な国家をつくっていく義務があるのだ」ということを言うべきだと考えます。

---owari---
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