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霊的世界の真実㉜(神がいるなら、なぜ地獄を消してしまわないのか?)

2018年11月06日 | 霊界

(地獄はある意味で病院である)

地獄というものは、ある意味では罰なのですが、別の意味においては病院なのです。地獄霊は、まさしく病人と同じです。

 

「地獄を亡くせばよい」という考えは、例えば、「病人をなくせばよい」という考えと同じなのです。これは、「爆弾を落として病院を粉砕すれば、病人がいなくなるかどうか」ということです。あるいは、「病人は特別な生き物だから、地上に置いてはいけないと考えるかどうか」ということです。

 

病人というものは、もともとはいないのです。もともとは健康な人間しかいないのですが、不養生をするなど、何か原因があって病気になっているのです。しかし、「病人であっても、やがて治れば健康人に戻る。本来の実相は健康人である」と仏は考えているわけです。

 

あなただって病気をするかもしれません。そのときに、すぐ抹殺されたら困るでしょう。本来は健康なのに、病人になったからといって、「おまえは病院行きになった。病院に入った人は、もう役に立たないから、殺してしまう」と言われたら、困るでしょう。

 

したがって、「地獄は、ある意味では罰でもあるが、病院でもある」という寛容な目で見てあげる必要があります。

 

あなただって地獄へ行く可能性はあるのです。地獄へ行ったとき、魂を消されたいかどうかを、よく考えてみると、たとえ五百年かかっても、反省して生き延びたいでしょう。

 

地獄霊は病人と同じだと考えてみてください。

本来の姿ではないけれども、運動不足や過食、仕事のしすぎなどで病気になることはあります。そのとき、その人を消してしまってよいと言えるかどうか、その人は存在が許されないかどうか、それを考えれば、「仏は、そうとう長い間、待っている、慈悲深い方だ」ということが分かるのです。

 

---owari---

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