仕事そのものは、
人間の本質に極めて近いところにあると 考えられます。
つまり、“仏が、自分と同じような 創造の喜びを人間に与えようとして、
仕事というものを与えたのだ”と 考えてよいのです。
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仕事能力を上げていくためには、
常日ごろ、自分の仕事の仕方を よく振り返り、
“この点を改めればよいのではないか” と思う部分を
改良していく精神が必要です。
それは 、“知の原理”であると同時に “反省の原理”でもあり、
また、“発展の原理”にも つながっていきます。
このように、
本当に相手のためになることを いつも考えていれば、
仕事と宗教精神とは 両立するのです。
忙しく働き、いつも誰かと 話をしている人の場合は、
若干、心が波立ったり、 ザラザラしたりするのは、
やむを得ない面もあります。
そういう人は、家に帰ってから、
精神統一の時間を取ると よいでしょう。
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仏教の修行においては、 坐禅や瞑想等を行いますが、
普通はなかなかできないでしょう。
現代社会に生きている人は、 仕事から離れて瞑想をしたとしても
やはり、仕事のことが 気にかかったり、
人間関係、その他いろいろなものが 気にかかり、
そればかり考えていて、
時間が無駄になってしまうようなことが 多いのです。
ですから、現代的な方法として、
大事な価値ある本と格闘し、
じっくりと読んでいる間に その著者が素晴らしい人であれば、
その人の心境と同通することが あります。
すでに亡くなっている著者の場合、
天上界のよいところに 還っている人であるならば、
その“波動”と同通する時間が 持てるわけです。
そういう人と静かに対話をする時間を 持つことは
“霊的な導き”を得る時間とも なるでしょう。
やはり、“静寂な時間”を持たないと 霊的にはなれないし、
天上界との交流も始まらないのです。
したがって、現代的には、
一人になって本を読むような時間を 多少なりとも取ることは大事であり、
その内容・対象も 非常に大事であるといえます。
---owari---
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