「怒り」の感情を「愛」に変える真理の力 ―怒りが可視化されやすい現代社会に必要な教え―

他人がすべて理解できる人であれば、

すべての人を許してしまいます。

すべてを知ることは、

すべてを許すことに つながっていきます。

理解できないからこそ、 敵と思えるのです。

理解できないからこそ、

その人を責めるようになるのです。

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“他人を愛する”ということは、

“他人のなかにある神聖なる輝きを 愛する”ということです。

“他人のなかにある、神の子としての 本質を愛する”ということです。

そして、他人のなかにある 神の子の本質は、

すなわち、自分の内にある

神の子の本質でもある ということです。

これが “自他は一体である” ということなのです。

“まず、自らの内なる神を発見する ということです。

自らの内なる神を 発見しえた人のみが、

他の人々の心のなかにある 内なる神を

また、発見することが できるのです。

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やっぱり 大事なことは

もし 幸福に生きたいなら

「許す」ということを もっと考え 実践してください

「人を許す」ということを

むずかしいけども これが宗教的境地なんですよ

「人を許す」っていうのは むずかしいことですよ

人間関係の ぎくしゃくした いろんな問題や

自分の不幸の原因のほとんどは

あなたが誰かを やっぱり 憎んでいるか

憎み続けているか 怒っているか

何か 自分の不幸の原因に 誰かを当てはめていることが

ほとんどです

この世の中は そんなに 何もかもが 整然とスーッとはいかないです

だから どっかで許しの 気持ちを持って

「努力して許そう」という気持ち 持たなきゃ 駄目ですね

だから 皆さんを 苦しめてるもののなかに

もし 人に対する裁き さらに 憎しみ 怒り

こういうものがあったら どうか乗り越えてください

「許す」っていうことは 抽象的なことじゃないんです

言葉だけのことじゃないんです 抽象的なことじゃないんです

あなたが幸福になるために 必要な条件なんです

これが できなかったら

大勢の人間が生きていく この世の中で 幸福に生きることは できません

だから どうか 自分の思いどおりに ならない人や

自分の思いどおりにならない過去とかを お持ちでしょうけども

それを 許しということ 行為によって

どうか安らぎの世界に入ることを 願ってください

許すことによって はじめてあなた方は 夜ぐっすり眠れるようになります

許すことによって はじめて 家から外を歩いて 空気がおいしくて

日の光が 暖かく感じて 人々の真心が分かるようになります

人を憎んでいる人は 人が怖いですから

どうしても そういう気持ちに なれません

自分のことばっかり考えますね

どうか「許すということはこの世的な力があるんだ」 ということを

そして 「愛のなかでも特に 宗教的なパワーを 

非常に秘めているもんなんだ」ということを考えてください

ですから 「いろんな人がいて いろんなことをして

いろんな間違いを犯すけれども

それを いつまでも とがめ立てたり

人を型枠に入れようと したりしていると

やっぱり 世の中 うまくいきませんよ」と

だから 「それぞれの人が 仏性を宿っていて

素晴らしい存在なんだから

だから 素晴らしい人たちに

素晴らしいように伸びていただく ということが

大事なことなんだ」 ということですね

だから すべての人々に 幸福になる権利があるだけでなく

義務だってあるんだと みんな幸福になる義務がある

自分だけが 幸福になる義務が あるんじゃない

みんな 他の人にもある あなたが憎んでる人にだって

幸福になる権利も 幸福になる義務も あるんだということですね

じゃあ その義務を果たすためには どうしたらいいか

他の存在を肯定することです

---owari---