(「根性」「学習」「出会い」の三つが創造性のある人になる条件)
糸川博士は、成功の方程式として、創造性のある人になる条件を三つ指摘しています。
一番目は「根性」です。「根性がない人は、結局、駄目だ」ということを述べています。
文系の場合、延々と努力しないかぎり、一定のレベルまで行きませんし、理系の場合でも、成功するまでには、実験や観察などの研究に耐え続ける根性が必要なので、「最初に大事なものは根性だ」と言っているわけです。
二番目は「学習」です。「勉強をしなければ駄目だ」と書いています。一時期だけできても、そのあとできなくなることがあるので、学習を続けることが大事です。
三番目は「出会い」です。根性があり、勉強をして秀才になったとしても、実は、勉強の成果などが世に知られて広がらないかぎり、何の影響力も持てず、成功者にはなれません。
彼の言う、「出会い」とは、今の言葉で言えば、「マーケティング」に相当するのかもしれませんが、世の中の人々が必要とするものを提供しなければ、よい仕事にはならないのです。
その意味では、自分が勉強してきたこと、あるいは自分の発明や発見などを、人に知ってもらう必要があり、そのためには、人との出会いがなければ駄目なのです。ほかの人との出会いがあって初めて、それを伝え広げることができます。
世間に必要とされ、大勢の人に支持されると、それが成功になるのです。
---owari---
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