天使とは、さまざまな時代、さまざまな立場で地上に生まれ、多くの人を幸福にした人。
そして、あの世に還ってからも、多くの人を幸福に導こうとしている人――。
天使たちの愛と光のメッセージをお伝えします。
〔シェークスピア〕
この世的なる悲劇とは、いったい何でしょうか。その最大の悲劇は死であります。
愛する者の死、肉親の死、ときには、殺したり殺されたりということもあるでしょう。
こうした死ということが人生最大の悲劇でもあろうかと思います。
また、私は戯曲のなかに、幽霊というものを数多く登場させました。この辺に、死というものを縁とした、人間の真実、人生の真実を描いてみたいと思ったわけです。
死とは、いったい何なのか。人生における死の意味、死のもたらすもの、その悲劇性の奥にあるものは、いったい何なのだろうか。これを私は問いつづけたわけであります。
そして、「死というものも、やはり、乗り越えていけるものである」ということも語りたかったのです。
魂は、やはり、苦難・困難を経て光ってくるものではないでしょうか。
結局のところ、楽であるとか、喜びであるとか、楽しみであるとか、そういうようなことは、優しい毛皮のようなものなのです。それは、手で触れると、温かく、柔らかいものです。
しかし、これとは違ったものがある。それは砥石の部分です。あるいは、サンドペーパーと言ってもよい。やすりであると言ってもよい。
人生には、やすりも必要、仕上げのためのスポンジも必要、どちらも要るのです。
優しい面と厳しい面、この両方が要るのです。この両方が一体となって、人生を磨くための材料となっているのです。
---owari---
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