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水の不思議

2015年12月03日 | 科学

水は人類にとって最もありふれた液体であり、基本的な物質です。また、人が生命を維持するには必要不可欠な物質でもあります。

水は無尽蔵にあるためにその有り難味が分かりにくいのですが、この水がこの地球上で最も不思議な物質であるということをご存知でしょうか。


地球上でこれほど不思議で見事なものはないといわれています。
水はあらゆる物質の中でもっとも不思議な存在なのです。


本当に多くの不思議を持っている水ですが、ここでは3つだけご紹介します。

①自然界に固体・液体・気体の3形態で存在してるのは水だけです。
もっとも感嘆すべき特質は、水が普通の温度と圧力の条件のなかで、三つの相、つまり三つの状態、すなわち固体(水)と液体(いわゆる水)と気体(目に見えない水蒸気)として存在できる地球上の唯一の物質であるということです。

②固体になると液体の状態より重くなるのが普通ですが、氷は水に浮く。
一般に物質は固体になると重くなるが、水は固体の氷が液体よりも軽いのです。
密度と温度の関係を見てみると、水は4℃で最も密度が大きく、氷に変わるとき、一気に密度が小さくなるのです。

だから、0℃の氷が湖の表面に張っても、水の密度が一番大きいのは4℃であるため、密度の大きい4℃の水は底に沈んでいき、湖底では4℃のままで、湖の魚も凍って死ぬことはなく、ちゃんと生きていけるのです。

③水は、非常に多くのものを溶かすことができるという特性を持っています。
自然界に存在する元素、しかも金属やガラスや石英などきわめて溶けにくい物質も溶かすことができるのです。
水は大部分の化学反応、特に生化学反応のときにもっとも重要な役割を果しています。

おもしろいことに、人と動物は自分の体のなかで水を作り出すことができるのです。
たとえば、ラクダは背中のこぶに含まれている脂肪を酸化することによって、40リットルの水を作り出します。

人間は一昼夜に2.5リットルの水しか飲まない成人でも、体内で合成した10リットルの水で自分の食道を洗っていると言います。

そして、雪解けの水は生物を活性化し、農作物の収穫を1.5倍以上増やす働きがあります。
このために、日本海側の豪雪地帯は雪がたいへん多く、日常生活に困ることもありますが、稲作や農作物の収穫を上げているのです。また、雪解けの水には若返りの効果もあると言われています。

水は神仏からの大変有り難い贈り物なのです。

---owari---

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