以前にも、小桜姫の「生まれ変わりの池」について、お伝えしました。
この世に生まれ変わりたい人は、「生まれ変わりの森」という所を通って、その外れにある生まれ変わりの池に行きます。そこには高さ三メートルぐらいの崖があります。そして、崖の下を見ると、そこに池があるわけです。
池のなかをじっと見てみると、その池には底がなく、地上界の姿が見えます。そして、その池のなかに、自分がどこに出るかが映ってくるわけです。「自分が生れるのは日本のあのあたり、親はこういう職業をしている」などということが見えてくるのです。
この段階で、優柔不断なために池のなかに飛び込めない人もいます。
それで、その人の守護霊が、「そんなことではいけない。せっかく生まれ変わろうとしたのに、ここまで来て引き返したのではいけない。もう一回、頑張れ。勇気を出せ」と言って励まします。そして、三十分、一時間と説得されて、「では、行ってまいります」ということで池に飛び込むのです。
これは、小桜姫という、今から四、五百年前の室町時代の女性霊に分かる世界観であるわけです。
「生まれ変わりの森があって、社があって、産土神(うぶすながみ)というものがいて、産土神に相談して許可が出たら、生まれ変わりの池に飛び降りて、生まれ変わってくる」
そういう世界観を小桜姫は持っているわけですが、これは、大きな霊界のなかの、日本神道系の六次元における、彼女が住んでいる世界での「生まれ変わりのメカニズム」なのです。
したがって、生まれ変わりの池ではなく、もっと合理的な所もあります。生まれ変わりの近代施設のある所があるのです。
そこはドームのようになっています。通路があり、守護霊に付き添われて、そこを歩いていき、
「では、行ってくるのだよ」と言われて、ドームの奥へ入ります。すると、生まれ変わる予定の人たちが、ヘッドホンのようなものをかぶって座席に座っているのです。
そこでは、生まれ変わるときの心構えを教えるために、映画のようなものを見せています。一時間、二時間と、色々な人の一生とか、ある人の失敗の例とか、その人の好みに合わせて、たくさん見せるのです。
例えば、自分と同じ所へ生まれて失敗した人の例のボタンを押せば、そういう映像が出てきて、「このようにすると失敗するのだな」ということが勉強できます。それで心構えをつくり、やがて催眠状態に陥って転生するのです。こういう所もあります。
生まれ変わりの仕組みは、その人が住んでいる霊層によって違うのです。
---owari---
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