今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。
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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。
10月27日、衆議院選挙があります。
皆さんご存知のように、私は今の日本最大の問題は、【 大増税路線であること 】だと思っています。
それで、自民党総裁選では、消費税減税を掲げた青山さん、「増税ゼロ宣言」をした茂木さん、「絶極財政派」の高市さんを支持しました。
高市さんはいいところまでいきましたが、結局2位に終わってしまいました。
総理になったのは、「法人税引き上げ」「金融所得税引き上げ」を掲げる【 増税派 】の石破さんです。
そして石破さんは、岸田さんの【 長い増税リスト 】を着実に実行していくことでしょう。
↓@必読長い増税リスト
森永卓郎教授によると、国民負担率は1980年の30.5%だったのが、今では47.5%まで増えている。
石破さんはこれを、50%、60%と上げていく可能性があります。
それで私は、「石破さんに早く引退していただくことが大事」と考えています。
そのためには、今回の選挙で、自民党に負けてもらう必要があります。
ですが、「どの党に入れたらいいかわからない」という人も多いことでしょう。
私は、
・増税路線の自民党、立憲民主党以外の政党
(@立憲民主の新党首野田さんは、総理時代「消費税率を5%から10%に倍増させること」を決めた張本人で信用できません。
野田さん、総理になる前は財務大臣、その前は財務副大臣だった。
「すっかり取り込まれた人」といえるでしょう。)
・減税を掲げている政党
この二つを基準に選んだらいいと思います。
調べてみると、減税を掲げている政党はいくつかあります。
後は、ご自身のイデオロギーも基準に選んだらいいでしょう。
「イデオロギー」というのは、たとえば、「共産主義はイヤだ!」とか「極右はイヤだ!」とかそういうことです。
ちなみに、おととい「たとえば国民民主党は、減税路線です」と書きました。
『朝日新聞デジタル』2024年9月20日付。
〈国民民主、減税で手取り増 衆院選へ「税収増を還元」の重点政策発表
松井望美2024年9月20日 18時06分
国民民主党は20日、次期衆院選で掲げる重点政策を発表した。
「手取りを増やす。インフレに勝つ。」と題し、消費税の時限的な5%への引き下げや、現役世代の社会保険料軽減などを掲げた。
ガソリンや電気代の値下げもうたい、家計を支える姿勢を強調した。
手取り増に向け、実質賃金が持続的にプラスになるまでの消費減税のほか、所得税の課税対象となる基準の103万円から178万円への引き上げや、子どもを育てる人の税負担を軽減する「年少扶養控除」の復活を掲げた。
現役世代の社会保険料を軽減するため、現役並みの所得がある高齢者には医療費の窓口負担を3割にするとした。
「教育国債」の年5兆円発行による子育て・教育予算の倍増、高校までの授業料や給食費の無償化なども掲げた。
政治改革では、政策活動費の廃止や調査研究広報滞在費(旧文通費)の使途公開を盛り込んだ。
玉木雄一郎代表は記者会見で「企業業績が好調で税収がプラスになっているが、国民の懐は豊かになっていない。国民に還元したい」と訴えた。(松井望美)〉
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国民民主について。
私は、経済分野で尊敬している先生が3人います。
田村秀男先生、高橋洋一先生、藤井聡先生です。
この3人は、安倍元総理と近く、金融緩和と積極財政をずっと主張されてきました。
そして、この3人のアドバイスを聞いていた頃、アベノミクスは絶好調だったのです。
そしてこの3人の先生は、安倍元総理の「消費税増税」に大反対でした。
しかし、安倍元総理は、財務省出身の黒田日銀総裁に「脅されて?」消費税を引き上げた。
そして、アベノミクスは失敗したのです。
確かに株価は上がり、失業率は下がりましたが、GDPはほとんど増えませんでした。
私は、田村秀男先生、高橋洋一先生、藤井聡先生のいうことを素直に聞く人が総理になれば、日本経済は大復活すると思っています。
ところで、高橋洋一先生は、国民民主党の玉木代表と仲良しなのですね。
たとえば、こちらをごらんください。↓
高橋先生と玉木代表が、仲よくうどんを食べています。
これ、どうなのでしょうか?
もし玉木さんの主張が高橋先生と違うなら、一緒に動画をとったりしないでしょう。
この点、すごく重要です。
私もある政党の幹部と仲が良かったことがあります。
私が大昔から主張してきた「日本の自立」という話に賛同してくれていた。
ところが、今はつきあいがなくなりました。
なぜでしょうか?
その人は、プーチン支持者で、私はプーチン支持者ではないからです。
つまり、主張が同じときはいろいろつきあいがあっても、主張が異なるようになるとつきあいは切れてしまう。
(もちろん、親友であれば、主張の違いはほとんど問題になりませんが。)
ということは、国民民主党の玉木代表は、高橋洋一先生の主張を理解し、支持しているということなのです。
参考までに。
自民党支持者で高市さん支持だった人は、「自民党には入れないが、他の政党にも入れない」という人が多いようです。
しかし、権利を行使しないのはもったいないです。
青山繁晴さん支持者は、青山さんが推薦人20人を集められず出馬できなかったので、「誰にも入れない」とか「青山繁晴と書く」などと嘆いていました。
相談を受けた私は、「青山さんと一番主張が近い高市さんに入れたらどうですか?」とアドバイスしました。
実際に、青山さん支持者は、高市さんに入れたことが多く、それで党員票が爆増したと聞いています。
ところが高市さんも負けてしまった。
どうしよう。
私は、【 増税派 】の石破自民党、【 消費税倍増を決めた 】野田さんの立憲民主党以外で、減税を掲げる政党に入れるのがよいと思います。
もちろん、これは私個人の考えですので、皆さん、いろいろ検討なさってみてください。
なにはともあれ選挙にいきましょう。
私たちの一票が、日本を変えるかもしれません。
---owari---
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