ここのところ寒い日々が続いている。おまけに雨。冬の雨は心も湿らせる。氷雨となるとうら悲しい気持ちになる。雨が止んで太陽が見えるだけで気持ちが晴れる。今日は甘い化石を撮った。
もう昔のことのように思えるが半年前までここに住んでいた。冬に引っ越したのでここに来た時寒かった。来たとたん風邪をひいた。何年か住んだ。もう今では懐かしい街になった。昔栄えたこの街も今では時代に取り残されている。
スバル３６０はいまも人気のある車だ。独特のスタイル。３６０ｃｃのエンジンでよく走った。あの頃はマツダも面白かった。クーペの独特なスタイル。キャロルのクリフカットのリアウインドウ。このころからモーターリゼーションが始まり、狭い日本に車が溢れるようになった。今は個性的なデザインの車がなくなったのが淋しい気がする。
キャノンデミこのカメラのデザインが好き。ただ一度も写したことがない。私にとって幻のカメラだ。いつかどこかに連れて行って写したい。ファインダーも面白い。小さな穴から宇宙が見える。早く出番が来ないかな・・・・。
京阪電車に乗った。それも売りのテレビカー。電車にテレビが付いている。今ではナンジャといわれそうだが。テレビを電車で見れるとは、画期的なことだった。前に乗ったテレビカーは座席の横にスピーカが付いていた。ボリュームもあり、ひねるとそこそこの音がした。この写真はテレビカーでない。たまたま乗り合わせた電車の隣にいた緑の京阪電車。ついでに言うとホームに立つ京阪の駅員は、野球帽をかぶりジャンバーを着ていた。また車両が着くごとに「みなさま・・・・。」とアナウンスが聞こえる。いろいろあって楽しい関西の私鉄。
冬はどちらかと言えば。色の乏しい季節。冬の季節、赤いの花の代表はシクラメン。モノトーンの冬によく似合う。シクラメンは好きな花の一つだ。
中々思うように時間が取れない。自分で何か表現したい。思いが募るがどうしようもなく時間が過ぎていく。いたずらにレンズにカメラを向けた。何かレンズが私に語りかけてきそうな錯覚を覚えた。
昨夜から静かな時間を過ごした。先ほど一人鍋の夕食を済ました。外は木枯らしが吹いている。都会に木枯らしは無かろう。そう思った。明日は雪になるそうな。カメラを持って部屋で遊んだ。パソコンの机の上に私の小宇宙があった。時間があるのでもう少し遊んでいよう。
公園に足を伸ばした。梅の花が咲いていた。梅の満開はいただけない。梅は蕾が美しい。青い空が少しあつたが、まだ曇り空。好きな木を撮った。冬は寒いが空気がピンとして風景がきれいに見えるので好きな時もある。
数台あったオリンパスペンも嫁に行ったりしてこの一台になった。最後のペンはプラスチックになり、雰囲気が悪くなったがこのペンＥＥＤは中々の物でよくできている。薄いフイルターも付いているし、レンズキャップも花文字のＦ。ここ十年近くフイルムを入れたことがない。持っていないがペンＦも好きなカメラだ。
