鉄道マニアで無いので車両について講釈はできないが環境に優しい新型車両が登場することは歓迎したい。料金も市内なら160円とリーズナブル。低床式なので「よっこいしょ」と身体に掛け声をかけなくても乗れる。荷物があるときはうれしい。広島の電車は閑散とすることはほとんどない。特に宮島線は乗客が多い。原爆ドーム前は、英語のアナウンスが入る。この場所から世界遺産を見ることができる。
市内電車は各地にあったがモータリゼーションに押されて消えていった。今残っているb市電が注目されている。広島電鉄も市内各所に張り巡らされしっかりと電車が走っている。ゆっくりとした電車のリズムを嫌う人も多いが、優しい乗り物でいつまでも残ってほしいと思う。電車の寿命も長く、50年近く前の電車も走っている。ガタンゴトンガタンゴトンと独特の響きを残して走っている。もし、広島にくる機会があったら広島駅から宮島までほぼ一時間近くかけての旅を勧めたい。ガタンゴトンガタンゴトン・・・・。
今年は空梅雨か?まとまった雨が降らない。少し降り晴れてまたじめじめとした空気に覆われる。雨はあまり歓迎しないが豊かな実りをもたらす。季節感の喪失が言われるが、ちゃんと紫陽花が咲いて私たちに梅雨の季節を教えてくれる。梅雨の晴れ間を待って魚釣りにでも出かけようとのんびりとした考えを持っている。
「アジサイ」と書くか「紫陽花」と書くかによって言葉から伝わる雰囲気が異なる。この季節の花と問われれば「紫陽花」と答える。もう日本国はすっぽりと梅雨に入っている。北海道には梅雨が無いと思っていたら梅雨があると聞いた。なんかぴったりの表現で北海道の梅雨を話してくれたが、失念した。あちこちで紫陽花を見るが、表情が一つ一つ違って見える。花にも個性があることに気づかされる。
大牟田市、隣の荒尾市を結び最盛期には総延長150kmにも及ぶ鉄道が敷かれていた。私の記憶では、炭鉱の社宅(現在、三井グリーンランド)も通勤に専用鉄道があった。街の中を三池炭鉱専用鉄道が普通に走っていた。今は、三井化学の管理下に一部が置かれ、不思議なことに時折、電車が運行されている。この鉄道も世界遺産にと申請がなされているそうだ。
母の入院を機会に故郷を訪ねる機会が増えた。昔栄えた街が消えていく様にたじろぐことがあったが、何度か訪ねていくうちに変わらない暖かさに触れることが増えた。20万の人口が12万に激減した。日本の産業を牽引した三池炭鉱の関連施設が世界遺産にと運動が行われている。遺産の街でもある。私の住んでいた広島も原爆の遺産が世界遺産に登録されている。10日ほど広島と九州で過ごした。炭鉱の遺産と原爆の遺産を重ねて考えた旅でもあった。
木々の緑がことのほか美しい季節を楽しんでいたら急に「夏」が来た。昨日まで着ていた服がもう暑苦しく思えた。衣替えもゆっくりと出来ない。身体も夏の暑さにシンクロしていない。今年は冷夏だと信じていた。明日から広島と九州に出かける。ネット環境が悪くこのブログもしばらく早めの夏休みをいただく。昨日、シトロエンの2cvのミニカーを求めた。
ひょんなことから川柳教室に通い始めた。最初はその場で創作を求められるのかと色々思案して臨んだが「時実新子氏」、「森中惠美子氏」の作品に触れ、私の薄い川柳感を打ちのめしてくれた。宿題にテーマを与えられ提出。課題の発表時には小さな自分を発見した。講師の芳賀芳子氏の包容力に支えられ、明日3回目の教室。これで終わりか再挑戦するか迷っている。今日の写真は教室でいただいたスペイン土産。
振り返ってみると恋は暖かくなる季節に始まった。人を好きになることが始まるのがいつも夏とは限らないが、「夏の日の恋」のフレーズはぴったり心に弾む。冬に向かうより、開放的な夏に向かう方が人の気持ちを豊かにするのかと思ってみた。もう夏の暑さに向かって進む元気を無くしつつあるが「夏の日の恋」も悪いものではなさそうだ・・・。