川塵録

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『論語と算盤』のウソ

2024年12月23日 | 古典・漢籍
渋沢栄一の『論語と算盤』は、論語と謳っているが、実は他の古典からもたくさん引用している。

だから加地伸行さんは、『中国古典と算盤』ってタイトルが正確、って言っている。


その通り。

そこで、この考えを検証すべく、私が、手元の『論語と算盤』で、論語からの引用と、それ以外の古典からの引用を数えてみました。

  1. 論語:29(40%)
  2. それ以外:43(60%)

でした。どこからの引用か分からないのが5つくらいあり、それは除いています。

この数字からも、『論語と算盤』ってのは、やや「盛った」タイトルだということが分かりました。

何事も数えてみるものですね。定量化は大事ですね。


 
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