渋沢栄一の『論語と算盤』は、論語と謳っているが、実は他の古典からもたくさん引用している。
だから加地伸行さんは、『中国古典と算盤』ってタイトルが正確、って言っている。
その通り。
そこで、この考えを検証すべく、私が、手元の『論語と算盤』で、論語からの引用と、それ以外の古典からの引用を数えてみました。
- 論語:29(40%)
- それ以外:43(60%)
でした。どこからの引用か分からないのが5つくらいあり、それは除いています。
この数字からも、『論語と算盤』ってのは、やや「盛った」タイトルだということが分かりました。
何事も数えてみるものですね。定量化は大事ですね。