【 さ夜更( よふ )けて 今は明けぬと 戸を開( あ )けて 紀伊( き )へ行( ゆ )く君を 何時( いつ )とか待たむ 】
まだ 夜 が
ぁけて ぃなぃぅち から
もゥ ぁけた と . . . 本文を読む
【 瑞垣( みづかき )の 久しき時ゆ 恋( こひ )すれば 我( あ )が帯緩( おびゆる )ふ 朝夕( あさよひ )ごとに 】 みずみずしぃ
聖域の
生垣
としを
かさねても
かわらなぃょぅに ぃとしぃあなたさまを
ぉしたぃもぅしぁげてぃます
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【 あしひきの 山道( やまぢ )は行( ゆ )かむ 風吹けば 波のささふる 海道( うみぢ )は行( ゆ )かじ 】 ふかぃ
森の中
( 写真・1 )( 写真・2 )でも 山道を
ゅきましょぅ
風さま
ふかれますと 波さま . . . 本文を読む
【 葦原( あしはら )の 瑞穂( みづほ )の国は 神( かむ )ながら 言挙( ことあ )げせぬ国 然( しか )れども 言挙げぞ我( あ )がする 言幸( ことさき )く ま幸( さき )くませと つつみなく 幸( さき )くいまさば 荒磯波( ありそなみ ) ありても見むと 百重波( ももへなみ ) 千重波( ちへなみ )にしき 言挙げす我( あれ )は 言 . . . 本文を読む
【 み吉野( よしの )の 御金( みかね )の岳( たけ )に 間( ま )なくぞ 雨は降るといふ 時じくそ 雪は降るといふ その雨の 間( ま )なきがごとく その雪の 時じきがごと 間も落ちず 我( あれ )はそ恋( こ )ふる 妹( いも )がただかに 】
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. . . 本文を読む
【 直( ただ )に行( い )かず こゆ巨勢道( こせぢ )から 岩瀬踏( いはせふ )み 求めそ我( あ )が来( こ )し 恋( こ )ひてすべなみ 】
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. . . 本文を読む
【 玉だすき かけぬ時なく 我( あ )が思( おも )へる 君によりては 倭文幣( しつぬさ )を 手に取り持ちて 竹玉( たかたま )を しじに貫( ぬ )き垂( た )れ 天地( あめつち )の 神をそ我( あ )が祈( の )む いたもすべなみ 】
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. . . 本文を読む
【 古( いにしえ )の 神の時より 逢ひけらし 今の心も 常( つね )忘らぇず 】 太古の昔 天地のはじまりの 神さまが
でてこられます 神話のときから ぉとこのかたと
ぉんなのかたは もとめあって
生きて
きたそぅです
すき . . . 本文を読む
【 大船( おおぶね )の 思ひ頼( たの )める 君故( ゆえ )に 尽くす心は 惜しけくもなし 】 とても
頼りにぉもってぃます いとしぃぁたさまに すべて 捧げさせてぃただける
す . . . 本文を読む
【 しき島の 大和 ( やまと ) の國 ( くに ) に 人さはに 満ちてあれども 藤浪 ( ふぢなみ ) の 思ひ纏 ( まつ ) はり 若草の 思ひつきにし 君が目に 恋 ( こ ) ひや明 ( あ ) かさむ 長きこの夜を 】 相聞
日本の
ぉ国のなかに 人はたくさん . . . 本文を読む
【 明日香川 ( あすかがは ) 瀬々 ( せせ ) の珠藻 ( たまも ) の 打靡 ( うちなび ) き 心は妹に 寄りにけるかも 】
明日香川の 浅くて流れが急な
瀬に 生きておられます 藻 (も) が
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