おりょうの万葉浴

おりょうの万葉浴展・ ギャラリー香・2017年12月  

万葉集巻第3・351

2009-11-12 | 万葉集巻3

【  世間( よのなか )を  何に譬( たと )へむ  朝開( あさびら )き  漕ぎ去( い )にし船の  跡なきがごと  】

                        沙弥満誓( さみのまんぜい )


    世の中を

  何にたとえたら 

       いいのでしょう

                  港から

                          漕いで 

                            出て行った

                     ぉ船

   ぁんまりゅっくりで

あとが 

   残ってぃなぃような

        そんな感じですね


               沙弥満誓( さみのまんぜい ) 

                というお名前は

      ご出家されてからの

 お名前 

  だそうで

           その前は

             笠朝臣麻呂( かさのあそみまろ ) 

                というお名前でした

岐阜県 養老郡に

 笠麻呂社が 

   あるそうです

            ご出家されてから

                     大伴旅人さまが  

                        太宰師として

          府に

 赴任されてきて 

   筑紫歌壇の一員と

               なられまして

                       短歌 7首 を 

                         残されましたので

   大伴旅人 讃酒歌 13首

 の後に 

   この歌がのせられていますね

                           ゆっくり漕いで

                         出て行く  

                            お舟の後は消える

            万葉人の

時間の流れが 

  ゆったりとしていることかんじます

                            今だったら

                         飛行機が 

                            飛んで行った

     飛行機雲の

 跡なきがごと 

  なんて

           ゆっくり進むと

                       跡が残りにくい 

                         速く駆け抜けると

              跡が

 しっかり 

   残る

                どっちでも

                            跡は 

                              消えるのですね



           ありがとう於良


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