【 手に取れば 袖( そで )さへにほふ をみなへし この白露( しらつゆ )に 散らまく惜( を )しも 】 手にとると 袖までも 染まる ぉみなぇし . . . 本文を読む
【 さ雄鹿( をしか )の 妻問( つまど )ふ時に 月を良( よ )み 雁( かり )が音( ね )聞こゆ 今し来( く )らしも 】 雄鹿さま ぃとしぃかたを
ぉもとめに
なるときに
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【 花畑( はなぐは )し 葦垣( あしかき )越( ご )しに ただ一目( ひとめ ) 相見( あひみ )し児故( こゆえ ) 千度嘆( ちたびなげ )きつ 】 繊細な光 葦のふんわりとした穂の かきねごしに
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【 隼人( はやひと )の 名に負( お )ふ夜声( よごえ ) いちしろく 我( わ )が名は告( の )りつ 妻と頼ませ 】 上古 薩摩 大隅ぁたりに 住んでぃて 異国のひとと みなされた
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【 高山( たかやま )の 峰( みね )行( ゆ )くししの 友を多( おほ )み 袖振( そでふ )らず来( き )ぬ 忘ると思ふな 】 高い山の 峰をゆく かもしかのように なかまがいたので &nbs . . . 本文を読む
【 朝影( あさかげ )に 我( あ )が身はなりぬ 玉かきる ほのかに見えて 去( い )にし児( こ )故( ゆえ )に 】 夜明けの 薄明かるい 光のまんなかのように ゆらいでいるょ &n . . . 本文を読む
【 岡崎( をかさき )の 廻( た )みたる道( みち )を 人な通ひそ ありつつも 君が来( き )まさむ 避( よ )き道( みち )にせむ 】 岡の崎を
まがった道 ひそやかに ずっとこのまま &nbs . . . 本文を読む
【 祝( はふり )らが 斎( いは )ふ社( やしろ )の もみち葉( ば )も 標縄( しめなは )越えて 散るといふものを 】 神職さまがたが まもられる ぉやしろの もみじの
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【 我妹子( わぎもこ )に 逢坂山( あふさかやま )の はだすすき 穂( ほ )には咲き出( い )でず 恋ひ渡るかも 】 大津市西部の 逢坂山の すすきでもなぃけれど &nbs . . . 本文を読む
【 沫雪( あわゆき )は 千重( ちへ )に降りしけ 恋( こひ )しくの 日長( けなが )き我( あれ )は 見つつ偲( しの )はむ 】 ぁわ雪さま ぃくぇにも ふりつもってね   . . . 本文を読む