【 住吉( すみのえ )の 岸の浦廻( うらみ )に しく波の しばしば妹を 見むよしもがも 】 すみのえの 岸の海辺に くりかえす
波のように . . . 本文を読む
【 ぬばたまの 夜渡( よわた )る月の ゆつりなば 更( さら )にや妹( いも )に 我( あ )が恋( こ )ひ居( を )らむ 】 静かな夜 わたる月 西の山にはいると
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【 泊瀬川( はつせがは ) 白木綿花( しらゆふばな )に 落ち激( たぎ )つ 瀬をさやけみと 見に来( こ )し我( われ )を 】 泊瀬川さま 白ぃ 木綿の ぉ花のょぅに . . . 本文を読む
【 神奈備( かむなび )の 打廻( うちみ )の崎の 岩淵 ( いはぶち ) の 隠( こも )りてのみや 我( あ )が恋( こ )ひ居( を )らむ 】 神奈備の 打廻の崎 岩さまの ふちのょぅに . . . 本文を読む
【 春されば 花咲きををり 秋付( あきづ )けば 丹( に )のほにもみつ 味酒( うまさけ )を 神奈備山( かむなびやま )の 帯( おび )にせる 明日香( あすか )の川の 速き瀬に 生( お )ふる玉藻( たまも )の うちなびく 心は寄りて 朝露( あさつゆ )の 消( け )なば消( け )ぬべく 恋ひしくも 著( しる )くも逢( あ )へる 隠 . . . 本文を読む
【 妹( いも )がため 菅( すが )の実( み )摘( つ )みに 行( ゆ )きし我( われ ) 山道( やまじ )に迷( まと )ひ この日暮らしつ 】 あなたのために 菅の実を 摘みにいって 山道で . . . 本文を読む
【 いかにして 恋止( こひや )むものぞ 天地( あめつち )の 神を祈( いの )れど 我( あれ )や思ひ増す 】 どのょぅにしたら ぃとしぃぁなたさま 恋しくて ぉだやかな心に . . . 本文を読む
【 然( しか )れこそ 年( とし )の八年( やとせ )を 切( き )り髪( かみ )の よち子を過ぎ 橘( たちばな )の 上枝( ほつえ )を過ぎて この川の 下( した )にも長く 汝( な )が心待て 】 こんなに ぁぃして 8年間 . . . 本文を読む