① ""「ムーラン」主演女優、香港警察を支持 デモ隊はボイコット呼び掛け””
2019.08.17 Sat posted at 11:51 JST
(ディズニー映画「ムーラン」の実写版に主演するリウ・イーフェイさん/Stephen Tilley/Walt Disney Studios)

(CNN) ディズニー映画「ムーラン」の実写版で主演を務める中国生まれの女優、リウ・イーフェイ(劉亦菲)さんが15日、香港の反政府デモを巡り警察への支持を表明した。デモ隊は警察による過剰な実力行使を批判しており、リウさんの発言を受けて映画ボイコットを呼び掛ける声が出ている。
リウさんは中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」への投稿で、「香港警察を支持する。皆で私を批判しても構わない。香港にとって残念なことだ」と書き込んだ。
これに対し、中国で禁止されているツイッターでは、直ちにムーランのボイコットを呼び掛けるハッシュタグが登場。数時間後には香港と米国でトレンド入りした。ユーザーはリウさんが警察の蛮行を支持していると批判し、リウさんが米国籍保有者である事実を指摘した。
ユーザーの1人は「リウは米国籍を取得済みだ。それは結構だが、彼女は民主主義を求める人々をばかにしている」とツイートした。
一方、ウェイボーでは称賛が相次ぎ、リウさんの投稿に付いたコメントはほぼ全て香港警察や中国政府を支持する内容だった。
コメントの一つには「政府を信じよう。中国の中央(政府)を信じよう。国を信じよう」と書かれている。
香港のデモは容疑者の本土引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案への反対が発端となった。6月に始まった当初はおおむね平和的だったが、このところ暴力性が増し、警察との衝突が頻発している。
デモに言及した中国の有名人はリウさんだけではない。香港出身のアクション俳優ジャッキー・チェンさんは15日、中国中央テレビのインタビューで平和を呼び掛けた。標準中国語で「どこにいても中国人であることを誇りに感じる。5つの星が入った赤い国旗はどこでも尊重される」とも語り、ツイッターではジャッキーさんの発言内容が国家主義的だと批判が寄せられている。
📚 参考記事 「ムーラン」 (wikipedia)
『ムーラン』(Mulan)は、1998年6月19日にアメリカ合衆国より公開されたディズニーの長編アニメーション映画作品である。古代中国を舞台にした物語で、中国の伝説『花木蘭』をモデルとしており、ストーリーは一部異なるものの豫劇「花木蘭」に基づいている。主題歌の『Reflection』はクリスティーナ・アギレラが歌唱、サブキャラの声優としてエディ・マーフィが出演した。2004年12月には続編のビデオ作品『ムーラン2』も発売されている。アメリカ本国では、ディズニー長編アニメーションとしては最後のレーザーディスク版発売作品となった。
日本では興行成績が振るわず知名度は高くないものの、ミュージカル場面の軽快さや圧巻のヴィジュアルセンス等、ディズニー・ルネサンスと呼ばれるに相応しい評価を得ている。アニー賞作品賞受賞。
LUNA SEAが歌う「Breathe」が、日本語版のイメージソングとなっている。
本作の実写映画化が進められており、2018年11月2日に全米で公開予定だったが[3]、製作に遅れが生じたため2020年に延期されている。
★ この記事を読んで政経分離も政文(化)分離もなしで、もろに政治対立がぶつかり合う喧騒と騒乱の時代だとハッキリと認識させられました。丸い心で穏やかに生きていきたいのですが、時代がそれを許さないかも知れません。