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ロイター ; 6月22日07:49分、 焦点:金投資に走る世界の超富裕層、株価の急伸に警戒感

2020-06-22 22:33:56 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…


 ※※ 本日、最後の記事です。


◎◎  焦点:金投資に走る世界の超富裕層、株価の急伸に警戒感


  2020.6月22日07:49分

Brenna Hughes Neghaiwi Simon Jessop


[チューリヒ/ロンドン 18日 ロイター] -

◇◇  株式市場が新型コロナ危機を受けた暴落から急速に持ち直しているにもかかわらず、世界の富裕層に投資助言するプライベートバンク(PB)が、金の持ち高をもっと増やすよう勧めている。株高がどれほど強いか、世界の中央銀行にる惜しげもない資金供給の影響がどれだけ長く続くかについて懐疑的なためだ。

○○  コロナ危機以前、大半のPBが顧客に推奨する金の保有比率はゼロか、ほんのわずかだった。今や、一部のPBは顧客のポートフォリオの最大10%を金に向かわせている。中銀の大規模な資金供給による債券利回りの低下ぶりで、利息を生まないはずの金の魅力が相対的に向上したほか、中銀の資金供給がインフレリスクにつながり、金以外の資産や通貨の価値を減じかねないからだ。

☆☆☆  金価格は既に1オンス=1730ドルと、年初来の上昇率は14%に達しているが、PBの多くは金の一段の値上がりを見込んでいる。金はインフレとデフレの両方のヘッジに使える。

¤¤¤  モルガン・スタンレー(MS.N)のウェルスマネジメント部門責任者、リサ・シャレット氏は「マネーサプライや資金供給拡大が重しとなって、最終的にドルは下落するとみる。こうしたことが金をかなり堅調に推移させるだろう」と語った。

  ロイターが取材したPB9社はいずれも顧客に金への配分増加を助言していた。このうち4社は金価格の見通しも回答、今年末の価格は現時点を上回ると予測した。

  PB世界最大手のUBS(UBSG.S)は、年末までに1800ドルを付ける可能性があるというのが基本シナリオだ。超低金利に加え投資家がヘッジ目的で金を選好するためで、新型コロナ感染の第2波が起きれば2000ドルの過去最高値もあり得るという。

¤¤¤  UBSのPB責任者、キラン・ガネシュ氏は「最近の株価急伸で人々は警戒感を強めている。さまざまなシナリオでもうまく機能しそうなヘッジ手段を積極的に求めようとしている」と述べた。

¤¤¤  モルガン・スタンレーは3月末に、同社の全ての投資モデルで金を含むコモディティーの比率を5%引き上げた。同社のシャレット氏によると、コモディティーの推奨比率が10%を超えることは考えにくいが、可能性はゼロではなく、特にインフレが実質的に上昇した場合はそうなるかもしれないという。

  債券と株式の市場規模は合わせて最大200兆ドルと推定されており、ここから金市場へのいかなる資産配分の変更も、より小さな金市場にとっては影響は多大になる。金市場の規模は推計で5兆ドルに満たない。


<嵐の中の安全な港>

◑◑  PB関係者によると、金についての顧客からの問い合わせも増えている。大々的に金に動くことを求める顧客は極めて少ないし、以前であれば、そんな行動はやめるように助言しただろうという。ただ、年配の顧客にはインフレリスクの懸念が最も強い傾向があるとも指摘する。

¤¤¤  モルガン・スタンレーのシャレット氏は「こうした顧客らは資産保全に強い関心を持っている。多くの意味で他の一部の顧客よりも長い歴史的な見方で投資を考えており、彼らが懸念するのはインフレなのだ」と話した。

¤¤¤ ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートのリアル・アセット・ストラテジー部門責任者、ジョン・ラフォージ氏によると、金についての顧客からの電話の問い合わせは、昨年は週当たり2件ほどだったが、今では1日当たり2件のペースで、金相場が上昇した日には10件もの電話が来ることがあるという。


¤¤¤JPモルガン・プライベート・バンクの英・アイルランド部門責任者、オリバー・グレッグソン氏によると、金は利息を生まないにもかかわらず顧客からの問い合わせが増えているのは、「嵐の中の安全な港」との見方を顧客が強めているため。同氏は年末の目標金価格を1750ドルとしている。


□□⇨  金に投資を移すことでポートフォリオのヘッジを考える人にとって、選択肢は4つある。(1)産金会社の株購入(2)金の現物価格に関連した動きをする上場投資信託(ETF)(3)金のオプションや先物(4)金地金や金貨などの現物─だ。

  ヘッジ目的なら最初の3つの選択肢で事足りる。リスクへの警戒感がより強ければ、投資家は通常、現物を選ぶ。大半のPB大手は金地金の保管サービスを提供しており、ロイターが取材した8社は特にスイスとシンガポールで、そうした需要が高まっていると回答した。

¤¤¤  バークレイズ・プライベート・バンクの共同投資責任者、アンドレ・ポーテリ氏によると、一部の顧客は新型コロナの流行発生を受けて今年初めに金現物を買い増し始めていたが、この流れがなお続いている。「3月と4月は大手の金地金製造業者が操業を休止し、国際的な出荷能力も不足したため、金現物の供給が混乱した。これが新たな顧客の引き合いをかき立てた」という。


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nhk news web  ; (注目記事/バッタ大量飛来、パキスタン) 6月22日17:54分、  バッタ大量飛来 軍を動員して駆除 農作物被害拡大 パキスタン

2020-06-22 22:14:50 | 東南アジア;インドネシア・タイ・ベトナム・シンガポール、バングラディシュ…


◎◎   バッタ大量飛来 軍を動員して駆除 農作物被害拡大 パキスタン


2020年6月22日 17時54分

◆◆  パキスタンでは新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、中東やアフリカで大量発生している、バッタの群れがイランなどを通って飛来し、農作物を食い荒らす被害も広がっていて、二重の打撃に見舞われています。政府は非常事態宣言を出し、軍を動員してバッタを駆除するなどの対策を進めています。

●●  パキスタンでは先月から各地でサバクトビバッタの大群が姿を現し、小麦や綿花などの農作物を食い荒らす被害が広がっています。

★★★  バッタの大量発生はおよそ30年ぶりで、政府によりますと農作物への被害の総額は、およそ5500億円に上ると推計されています。

  このうち、中部パンジャブ州で綿花を栽培する46歳の農家の男性の畑では、先月中旬からバッタの群れが襲来し、植えてから間もない苗を食べ尽くしました。

  被害は畑の3分の2以上におよび、その総額は年収の3分の1に当たるおよそ100万円にのぼります。

  男性はバッタを駆除するための対策を進めていますが、それを困難にしているのが、新型コロナウイルスの感染拡大です。

 感染対策として続けられている外出制限の影響で、人手が不足していて、バッタに殺虫剤をまいて駆除するための作業員の確保すらできない状態が続いています。

  また、国境管理の強化や経済活動の制限で物流が滞り、殺虫剤を手に入れることもままならなくなっていて、バッタの大発生と新型コロナウイルスのダブルパンチに見舞われています。

  男性は「バッタの群れはとても大きく対処できなかった。バッタもウイルスも今は我慢するしかなく、農家にとって非常につらい状況が続いています」と話していました。

  さらに、被害は綿花の加工や販売にも広がっています。パンジャブ州にある綿花を糸や生地に加工する会社では、月におよそ1500トンの綿花を仕入れていますが、バッタの被害によって、手に入りにくくなっているということです。

  このため、急きょアメリカやオーストラリアなど海外からも調達して、急場をしのいでいます。

  会社の経営者の男性は「バッタの被害が心配です。綿花の質と量に悪影響が出ており、このままだと工場は閉鎖に追い込まれ雇用が失われるでしょう」と話し、先行きに懸念を強めていました。

◆◆  パキスタン政府は、ことし1月に非常事態宣言を出し軍を動員して、地上と空から殺虫剤を散布してバッタを駆除しています。

  しかし、バッタは1日に最大で150キロも移動し、広範囲に存在するため駆除は容易でなく、政府は国連などと緊密に連携して対応を急いでいます。

  パキスタン政府の担当者は「パキスタン各地で1100以上の専門家チームがバッタを調査している。FAO=国連食糧農業機関の支援を得て、バッタ監視システムの構築を目指します」と話していました。

■■⇨  パキスタンでは来月から雨季に入り、さらに大量のバッタが発生する可能性があることから、政府は、被害の拡大に警戒を強めています。


◐◐ “焼け石に水” 農家の対策には限界

◆◆ パキスタンではバッタの被害を食い止めようと、農家がさまざまな対策を試みていますが、「焼け石に水」の状況で国内の食料の安定供給に、深刻な影響が出ると懸念されています。

  被害が最も大きいとされる南西部バロチスタン州で、農家を営む60歳の男性の畑では、先月からバッタの群れに襲われ、小麦畑の3分の2程度、およそ5ヘクタールが壊滅しました。

  収穫直前だったあんずの実なども食べられてしまい、年収の3分の1に当たる日本円でおよそ100万円がバッタによって失われました。

■■ バッタによる被害で農作物の出荷ができず、現金収入が途絶えたため、1日3回の食事を1回だけに減らして、しのいでいます。

  男性は、少しでも被害を抑えようと対策に乗り出しています。

  バッタが集まりやすい木に樹脂製のシートを巻きつけ、とまりにくくする対策です。木の幹までバッタにかじられてしまうことがあるということで、木が枯れてしまわないよう、厚めのシートで覆っていました。

 さらに、畑と畑の間には、飛ぶ力の弱いバッタの幼虫が移動しにくくなるよう仕切りも作りました。

 しかし、個々の農家でやれることには限界もあり、バッタは対策をものともせず作物を食べ尽くしているということです。

  男性は「被害はばく大で、まるで自分の体が食べられたように感じます。この先どうすればいいのか分かりません」と話していました。


◑◑  国連 コロナ対策が影響 国際社会は支援を

●●  東アフリカのケニアで大量発生している、サバクトビバッタの対策に取り組んでいる、FAO=国連食糧農業機関のケニア事務所のハミシ・ウィリアムズ副所長はNHKのインタビューで、国境管理の強化や人の移動の制限といった、新型コロナウイルス対策によって、バッタを駆除する活動などが大きな影響を受けていると明らかにしました。

★★★  具体的には、およそ8割を輸入に頼っている殺虫剤が、航空便の制限で輸入しにくくなったり、輸送費の高騰で価格が高くなったりして、確保が難しくなっているほか、殺虫剤の扱い方やバッタの追跡などの知識がある専門家が、国外から現地入りしにくくなっているということです。

⇨⇨  また、ウィリアムズ副所長は「今は、作付けの時期だが、バッタの発生が重なり、食料不足の脅威も大きくなっている」と述べ、作付けが始まっている主食のトウモロコシなどが、収穫前に被害を受けることになると懸念を示しました。

  さらに「バッタはパスポートも持たず、国境を越えて移動している。バッタ対策は、一つの国だけでなく、多国間で行う必要があり、各国で協力して取り組む必要がある」と述べ、国際社会に対し、駆除活動や被害を受けた農家の生活の立て直しなどへの、継続的な支援を呼びかけました。


◐◐  進まないバッタの駆除対策

  広い範囲を移動し続けるサバクトビバッタの駆除に効果的なのが、飛ぶ力の弱い幼虫のうちに地上や空から殺虫剤を散布することです。

  しかし、殺虫剤は環境や農作物への影響も懸念されるため、専門家の指導が必要であるほか、バッタの群れの追跡にも専門的な知識が必要で、駆除には専門家や経験豊富なスタッフの存在が不可欠です。

 しかしいま、新型コロナウイルスの感染拡大で、各国が国境の管理を強化し、国内の移動も制限するなど対策をとっていることで、肝心の専門家が現地入りすることが難しくなったり、大量に必要な殺虫剤も輸送しにくくなったりするなどの影響がでています。

  そこでいま注目されているのが、国連などが主導するスマートフォンのアプリやドローンを活用したより効率的な駆除方法の導入です。

  スマートフォンのアプリでは、その地域に暮らす一般の人がバッタの目撃情報を発信することでき、バッタの正確な位置情報をリアルタイムで集めることが可能になるうえ、いま被害が出ていない地域でもバッタの最新情報を常に把握することができ、早めの対策につながると期待されています。

  また、ドローンを使って群れを監視したり、殺虫剤を散布したりする取り組みが試験的に行われるなど、最新技術の応用も進められています。

  一方で、こうした対策を行うための資金は不足しています。

  FAO=国連食糧農業機関は、バッタの駆除などの活動を行うため、300億円余りの資金提供を国際社会に求めています。

  しかし、新型コロナウイルスの影響で各国の財政が厳しい状況にあることから、これまでに寄せられた支援は、必要額の半分以下にとどまっていて、対策は思うように進んでいないのが現状です。


bloomberg ; 6月22日16:18分、  きょうの国内市況(6月22日):株式、債券、為替市場

2020-06-22 21:23:05 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…


◎◎   きょうの国内市況(6月22日):株式、債券、為替市場


Bloomberg News


2020年6月22日 16:18 JST


●日本株は小幅安、感染第2波で景気懸念-電機・自動車など下げる

◆◆  東京株式相場は小幅に下落。新型コロナウイルスの感染第2波による景気や企業業績への影響が懸念された。陸運、電機、自動車、食料品などが売られ、医薬品、情報・通信、サービスは上昇した。


TOPIXの終値は前営業日比3.71ポイント(0.2%)安の1579.09-4営業日続落
日経平均株価は41円52銭(0.2%)安の2万2437円27銭


〈きょうのポイント〉

米カリフォルニア州で新型コロナの新規感染者数が過去最多、ドイツでは食肉業界と難民施設で感染拡大
アップル、米国で一部店舗を再閉鎖-新型コロナ感染例の急増受け
タイソン施設で感染クラスター発生、中国は同施設からの輸入停止発表
ロシア中銀、政策金利を1ポイント引き下げ-追加利下げも示唆

¤¤¤  新型コロナウイルス感染第2波への懸念で下落で始まった日本株は下げ渋り、午後にかけて前営業日の終値を挟んだ展開となった。しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は第2波の影響について「マーケットはニュースに敏感に反応しいったん売られるが、深く下がる感じでもない」と指摘。また「警戒は必要だが、日本ではウィズ・コロナを織り込んで動いており相場への影響も限定的」とみている。

東証33業種では陸運、空運、その他製品、建設、電気・ガスなどが下落
医薬品、繊維製品、情報・通信、サービス、鉄鋼が上昇


●債券は小幅高、米長期金利低下で買い優勢-プラス金利の10年債に需要

  債券相場は小幅上昇。米国の長期金利の低下を受けて買いが優勢だった。市場関係者からはプラス金利の10年債に対する需要を指摘する声が聞かれた。日本銀行による残存期間5年超10年以下の国債買い入れオペでも、応札倍率が低下するなど、長期国債への需要が根強いことが示唆された。

長期金利は前週末比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.005%
新発5年債利回りは0.5bp低いマイナス0.115%
新発20年債利回りは0.5bp低い0.385%
長期国債先物9月物の終値は前週末比6銭高の152円13銭。前場引け際に一時売られる場面もあったが、後場に入り持ち直した


¤¤¤  野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

プラス利回りの10年債は需要があり、5-10年の日銀オペに売り渋り、応札倍率は低下
今週の焦点は調整が続いていた超長期債の動向。20年債は先週末の終わりごろ強かったので、いったん調整が終わった可能性も

 日銀オペ

残存期間1年超3年以下が3400億円、3年超5年以下が3200億円、5年超10年以下が4000億円といずれも据え置き
5-10年の応札倍率は1.46倍と3月23日以来の低水準となり、売り圧力の弱まりを示唆


●ドル・円は堅調、景気回復期待でリスクオフがやや後退―豪ドル上昇

  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=106円台後半で堅調に推移。米景気回復への期待で、新型コロナウイルス感染をめぐるリスクオフの動きがやや後退、ドル買い・円売りがやや優勢になった。オーストラリアドルは米株先物の反発など背景に上昇した。

  ドル・円は午後3時55分現在、前週末比0.1%高の106円93銭。ここまでの取引では朝方に付けた106円75銭を底値に一時106円95銭まで上昇
ドルと円はともに、他の主要通貨の大半に対して下落
オーストラリアドル・ドルは0.5%高の1豪ドル=0.6869ドル。対円では0.6%高の1豪ドル=73円47銭

¤¤¤  バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

ドルと円は依然としてリスクオン、オフで同じような動き。その中で若干だが株安だと円高、株高なら円安に振れがちだ。当面は107円台を中心に方向感が見えにくいだろう


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債券は小幅高、米長期金利低下で買い優勢-プラス金利の10年債に需要



bloomberg ; 6月22日16:05分、  ドル・円は堅調、景気回復期待でリスクオフがやや後退―豪ドル上昇

2020-06-22 21:14:19 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…


◎◎  ドル・円は堅調、景気回復期待でリスクオフがやや後退―豪ドル上昇


野沢茂樹

2020年6月22日 12:21 JST
更新日時
2020年6月22日 16:05 JST


◇◇  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=106円台後半で堅調に推移。米景気回復への期待で、新型コロナウイルス感染をめぐるリスクオフの動きがやや後退、ドル買い・円売りがやや優勢になった。オーストラリアドルは米株先物の反発など背景に上昇した。

○○  ハイライト
ドル・円は午後3時55分現在、前週末比0.1%高の106円93銭。ここまでの取引では朝方に付けた106円75銭を底値に一時106円95銭まで上昇
ドルと円はともに、他の主要通貨の大半に対して下落

オーストラリアドル・ドルは0.5%高の1豪ドル=0.6869ドル。対円では0.6%高の1豪ドル=73円47銭
ドル・円は方向感に乏しい展開


市場関係者の見方

¤¤¤  バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

ドルと円は依然としてリスクオン、オフで同じような動き。その中で若干だが株安だと円高、株高なら円安に振れがちだ。当面は107円台を中心に方向感が見えにくいだろう


¤¤¤  SMBC信託銀行の佐溝将司マーケットアナリスト

 米ニューヨーク市での経済活動再開の広がりなどを背景とした景気回復期待がリスクオン要因となる一方、新型コロナ感染者増への警戒感も根強い。ただ、「最悪期は過ぎた」がなお市場のメインシナリオ
ドル・円はリスクオン、オフで同じ方向に動くので、両通貨間では綱引き状態


¤¤¤  りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト

新型コロナウイルスの感染再拡大などを巡るリスクオフの流れでドルも円も買われやすく大きな方向感に乏しい。きょうの東京時間は目先の取引材料難
豪ドルは資源価格が堅調とあって、過度の景気悲観論に修正が入りやすく、対ドルで比較的底堅い

  背景
米カリフォルニア州で新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多を記録。フロリダ州での感染者数も急増し、南部諸州で感染が再燃する可能性が懸念される

¤¤¤  米ミネソタ大学感染症研究政策センターのオスターホルム所長は21日、米国には新型コロナの感染経路を追跡し、感染拡大ペースを減速させるための明確な計画がないと指摘。夏か秋の終わりに向かって感染が鈍化するとはみていないと述べた
NY市が22日から活動再開第2段階へ-最大30万人がオフィス勤務再開か

◆◆ 日経平均株価は朝安から上げに転じたが引けにかけて失速し、前週末比41円安で取引を終了。米株価指数先物は時間外取引で上昇に転換


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bloomberg ; 6月22日16:05分、  日本株は小幅安、感染第2波で景気懸念-電機など下げる (訂正)

2020-06-22 21:01:36 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…


◎◎  日本株は小幅安、感染第2波で景気懸念-電機など下げる (訂正)


伊藤小巻、長谷川敏郎

2020年6月22日 7:51 JST
訂正済み
2020年6月22日 16:05 JST


米カリフォルニア州で新型コロナの新規感染者数が過去最多を記録
アップルは米一部店舗を再閉鎖、ロシア中銀は政策金利引き下げ


◆◆  22日の東京株式相場は小幅に下落。新型コロナウイルスの感染第2波による景気や企業業績への影響が懸念された。陸運、電機、自動車、食料品などが売られ、医薬品、情報・通信、サービスは上昇した。


TOPIXの終値は前営業日比3.71ポイント(0.2%)安の1579.09-4営業日続落
日経平均株価は41円52銭(0.2%)安の2万2437円27銭
 

〈きょうのポイント〉

米カリフォルニア州で新型コロナの新規感染者数が過去最多、ドイツでは食肉業界と難民施設で感染拡大
アップル、米国で一部店舗を再閉鎖-新型コロナ感染例の急増受け
タイソン施設で感染クラスター発生、中国は同施設からの輸入停止発表
ロシア中銀、政策金利を1ポイント引き下げ-追加利下げも示唆


¤¤¤  新型コロナウイルス感染第2波への懸念で下落で始まった日本株は下げ渋り、午後にかけて前営業日の終値を挟んだ展開となった。しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は第2波の影響について「マーケットはニュースに敏感に反応しいったん売られるが、深く下がる感じでもない」と指摘。また「警戒は必要だが、日本ではウィズ・コロナを織り込んで動いており相場への影響も限定的」とみている。


¤¤¤   SMBC信託銀行の山口真弘シニアマーケットアナリストは、「感染第2波に対する不安感が広がり売りが出ている一方、買えていなかった投資家は押し目買いする向きもあり、こう着相場の中で上下している」と話していた。「相場が下げれば日銀によるETF買い期待があることで売り込みづらい」と指摘した。

東証33業種では陸運、空運、その他製品、建設、電気・ガスなどが下落
医薬品、繊維製品、情報・通信、サービス、鉄鋼が上昇

(〈きょうのポイント〉の下にある段落において、金融機関名を訂正します)


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