◎◎ ドル・円やや軟調、コロナ感染第2波懸念がリスクオンの流れを上回る
野沢茂樹
2020年6月26日 12:20 JST
更新日時
2020年6月26日 15:53 JST
◆◆ 東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=107円台前半で小幅に下落。景気持ち直し期待を背景とした株高などのリスク選好の動きと新型コロナウイルスの感染第2波への懸念が綱引きする中、週末・月末とあって目先の方向感に乏しい展開だったが、午後に入って円買いがやや優勢になった。
★★★ ドル・円は午後3時43分現在、前日比0.1%安の107円11銭。ここまでの値動きは107円04銭から107円24銭
ユーロ・ドルはほぼ変わらずの1ユーロ=1.1220ドル。対円では0.1%安の1ユーロ=120円10銭
ドル・円は午後にやや軟調に
市場関係者の見方
¤¤¤ IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト
経済対策に支えられたリスクオンの政策相場が続いている半面、米国内の感染者数が過去最高を更新するなど新型コロナ感染第2波への警戒感も根強い
ドルと円は同じ方向の動きでせめぎ合っているが、午後に入って欧州通貨に対する円買いが強まり、ドル・円も上値が重く107円割れを試す展開に
¤¤¤ みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト
○○ ドル・円は若干リスクオンの株高で底堅いが、新型コロナの感染第2波懸念がじわり広がっている。仲値にかけてはややドル不足だったが、その後は目先の材料にも乏しく、動意が生まれそうな雰囲気はほぼみられない
ここ数日で106円割れからはだいぶ遠のいたが、107円台半ばの上抜けもできなかった。来週には米ISM指数や雇用統計などが控えており、今週末に無理に動く状況でもなさそうだ
◐◐ 背景
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