◎◎ 鹿児島 桜島 「規模の大きな爆発の可能性」 火山予知連が見解
2020年6月30日 19時23分
◆◆◆ 鹿児島市の桜島について、火山噴火予知連絡会は「南岳山頂火口では今後、規模の大きな爆発が発生する可能性がある」とする見解をまとめました。
専門家でつくる火山噴火予知連絡会は30日、定例の会合を開き、鹿児島市の桜島の活動について検討しました。
¤¤¤ 桜島の南岳山頂火口では去年9月以降、再び噴火活動が活発になっています。爆発的な噴火は、ことし1月に65回発生しましたが、4月は14回、5月は24回と減少傾向がみられます。
●● 一方で、火山灰の噴出量は、1月は約23万トン、4月は約28万トンと推定され、おおむね同じ程度の量で推移しています。
■■⇨ 火山噴火予知連絡会は「南岳山頂火口では爆発回数は減少傾向にあるものの、火山灰の噴出量に大きな変化は無い。爆発の規模が大きくなる傾向がみられ、今後、規模の大きな爆発が発生する可能性がある」とする見解をまとめました。
¤¤¤ 気象庁は、「入山規制」を示す噴火警戒レベル「3」を継続し、南岳山頂火口と昭和火口からおおむね2キロの範囲では、大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
◐◐⇨⇨ 桜島では、6月4日の爆発的な噴火で、大きな噴石がレベル3の警戒範囲を超える3キロ以上まで飛散しています。火山活動の変化に十分注意してください。