こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「大阪都構想」の破綻

2014-02-01 23:01:28 | つぶやき
昨日1月31日、「大阪都」構想を議論する13回目の法定協議会が開かれた。
大阪市分割の区割り案を一つに絞り込もうとする橋下市長の提案に対し、維新以外の全会派が反対意見を表明したという。

橋下市長らがめざしてきた来年4月の「都」構想実現は事実上不可能となった。

この結果を受け、橋下市長は市長辞職、出直し市長選挙の考えを明らかにしたとのこと。

知事の職を投げ出し、ダブル選挙を仕掛け、今度は議会の同意が得られないとまた投げ出し?
「駄々っ子じゃあるまいし」と言いたくもなる。

日本共産党大阪府委員会の山口委員長は「出直し市長選挙」について以下のコメントを発表しました。




2014年2月1日   日本共産党大阪府委員会委員長 山口勝利

「大阪都」構想の破たんに直面した橋下徹大阪市長は本日、「大阪維新の会」の会合のなかで、「出直し市長選挙」を言明した。これは何の大義も道理もないものである。

「大阪都」構想の破たんは、昨秋の堺市長選挙で「大阪都ノー」をかかげた竹山市長が圧勝したことにみられるとおり、すでに明確な審判が下されていたものである。府民世論も「大阪都」構想「反対」が「賛成」を上回っている。にもかかわらず橋下市長は、法定協議会などで無理に無理を重ね、ごり押ししてきたものである。
 これが1月31日の法定協議会において、「維新」以外のすべての会派によって否決された。橋下市長は、民意に背く「大阪都」構想をきっぱり断念すべきである。

同時に橋下市長は、「大阪都」構想をかかげ、市民生活にかかわる施策・サービスの切捨て、地下鉄・市バスの民営化・廃止案、大阪市職員にたいする「思想調査」をはじめ、くらしと民主主義破壊を強権的にすすめてきた。また国政においては、「慰安婦」暴言問題をはじめ、安倍政権の暴走を反動的にささえる役割を果たしてきた。「大阪都」構想の破たんは、こうした橋下・維新政治への批判も背景にしたものである。
 橋下市長が真剣に市民のくらしに目を向け、批判の声に耳を傾けるというのなら、これまでのみずからの政治姿勢の根本転換こそ求められる。それができないというのなら、きっぱりと市長を辞職し、政治の世界から身を引くことこそとるべき道である。

みずからの政治のゆきづまりの果てに市政を投げ出し、再び選挙に出て、多額の血税浪費をおこなうなど、到底市民の理解は得られない。
 わが党は、こうした党利党略の「出直し市長選挙」に反対する。強行するのであれば、市民のきびしい審判を橋下氏につきつけるために、一致点で共同しうるすべての勢力とともに総力をあげる。

コメント (9)
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