じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

カツ丼300円

2013-03-28 18:33:37 | 日々の雑感
とある場所にカレーを食いに行ったんだけれども・・・それは、55カレーとか言う店なんだけれども、昨年の暮れ少し前に出来たと思うんだけれども、時々店の前を通るんだけれども、覗くと客の姿は殆ど見えずにやって行けてんのかなと思うんだけれども、なんだかいざとなると入りそびれると言うか、気が引けると言うか、結局は入らないんだけれども、本日は意を決して喰ってやろうと思って行ったんだけれども、やっぱし入らなかった。

いや、ゴーゴーカレーって、おっさんは素性を知らないんだけれども、大手なのかな?
開店当初にナンボか活気があったような日も見受けたんだけれども、その後はホントに閑古鳥が裸足で逃げ出す程に暇そうで、喰って大丈夫なのかな?なんか不都合でもあってこれなのかな?なんて事を思って、眺めても入らないと言う・・・カレーなら三食喰っても平気なおっさんが店の前まで言って躊躇しちまうと言う・・・邪悪な空気にでも包まれているのかしら?

で、本日は絶対にゴーゴーカレーを食ってやろうと思って、仙台市泉区の大型スーパーの駐車場に車を入れた訳です。
時の頃合いは12時半と、絶好の昼飯時でありまして、さっさとゴーゴーカレーに向かった訳です・・・流石に昼飯時だからな、混んでんだろうなぁ~・・・煩い店のルールとかあったらやだな・・・トッピングがドーのとか、何倍辛口とか・・・と、思いつつ店の前に来ると・・・ありゃぁ~がら空きじゃネェかぃ?と言う事で、一気に入る気が失せちまったと言いますか・・・何故かラーメンが喰いたくなっちまいままして、ンじゃぁラーメン喰いに行くか?と、気が変わっちまった訳です。

で、ラーメン屋に行く前に・・・いや、おっさんはアレです・・・滅多にラーメンは喰わないんですけれども、喰うとなったら本格派ですから、財布の中身によっては、ラーメンライスか、ラーメンとチャーハンか、ラーメンと餃子か?はたまた、上手く行けば、半チャーハンにラーメンに餃子の、ラーメン屋フルコースを喰うのが建前なんで、今時風の、餃子も無ぇ、とか、チャーハン無ぇとか言う、中華じゃないラーメン屋には行かない訳です。

かと言って、チャーハンを作り置きで電子ジャーの中で保温して出すような大型量販店的ラーメン屋もダメな訳です・・・いや、あの店の餃子はうまいんだけれどもチャーハンがなぁ・・・。

と、言う事で、んじゃ、スーパーで小便して行こうと店内に入ると・・・フードコートみたいな広場が閑散としてあって、しかし、張り紙みたいなものがあって、良く見るとそれはメニューであって、なんとぉ~ラーメンが250円でストぉ~・・・おいおい、おっさんが小学生の頃の値段じゃないか? 
いや、チャーシューとか入って無ぇんだろ?とか思ったんだけれども、メニュー表の写真にはチャーシューは写っている・・・むむむっ?これを喰ってみるかぁ?

と、思った時に「ロースカツ丼300円」が目に入った・・・ナニおっ~カツ丼300円だとぉ~・・・ホントかよ?
と、思いつつも、ロースカツ丼と来やがったぜぇ~・・・こりゃぁ話題のネタに喰ってみなくちゃなるまい、と言う事で、食券を買ってわくわくドキドキしながら番号を呼ばれるのを待った訳です。

いや、食券を買うにあたっても面白いものを見た訳です・・・おっさんの前に若い男女が居た訳です・・・アベックと言う関係ですか?
で、券売機の前でイチャイチャしている訳でもないんでしょうが、喰うものを楽しそうに吟味している訳です。
それが結構長い時間掛けてまして、結局選んだのは野菜ラーメンだったか、まっ、ナンでアレ二人で600円でお釣りが来る程度の食い物を選ぶのに凡そ6~7分は楽しんでいた訳です。
いや、300円以下のラーメンが月に一度の贅沢なのかもなぁ~・・・アレ、雨が続くとキャベツばかりを齧っていたりする二人なのかもなぁ~なんて事を思いつつ、今時の社会の片隅の一端を覗いた気分になってみたりした訳です。

で、おっさんは紙コップに水など汲んでテーブルに座り番号が呼ばれるのをわくわくして待っていた訳ですが、その間に周囲を観察などしてみる訳です。
いや、コー言っちゃぁナニなんですが、ダダッ広いフードコートらしき場所には貧乏臭い椅子とテーブルがなんとなく寒々しく並び・・・まっ、はっきり言って貧乏臭い訳です。

まっ、寒い訳は簡単に察しがついた訳ですけれども、要するに食料品売り場の延長線上の場所なんで、生鮮食品用の冷蔵庫などの冷気がそこはかと無く漂って来るのであるなと思う訳です・・・いや、本日はとてもお日柄が良く表はとても暖かだったので、漂う冷たい空気も貧乏くささを醸し出す一助になっているのは間違いない訳です。

で、おっさんのカツ丼の番号が呼ばれる前に隣の石にはこれまた貧乏臭い男子高校生がスーパーの弁当コーナーから買い求めて来たらしいベントーを持って座った訳です。
で、やっぱし無料の紙コップの水など飲みながらベントーをガツガツと喰ってわらわらと立ち去った訳です。
で、その他の客をチラ見で観察しますれば、こう言っちゃぁナニなんですけれども、間違いなく年金生活者であるな、と言う年齢の爺様が250円のラーメンを食っていたり、先ほどの男子高校生のように何やら喰い物をスーパーで買い求めて喰っている爺様など・・・まず、どー言う訳か一人の爺様が多い訳です。
いや、勝手な推測でアレなんですけれども、家に居ても独り身の爺様が、せめて人の居る所で、自分とは無関係でも人の気配と声の聞こえる場所で飯を食いたいとやって来ているんじゃないか?なんて事を思ってみたりする訳です。

いや、年配の夫婦者も居た訳ですが、これがなんだかやっぱし貧乏臭いと言いますか、しみったれた雰囲気と言いますか・・・まず、ここのフードコートの食品の値段からしてそう言う雰囲気に染まっちまうものなのかドーか分りませんけれども・・・ひょっとするとここに居る皆様の財布の中身は諭吉がおしくらまんじゅうをしているのかもしれませんけれども、漂う空気は極めて貧乏臭いものなのでありました。

さて、人間観察もたけなわと言う所でおっさんの番号が呼ばれ「ロースカツ丼」300円なりを受け取りにカウンターまで出向いた訳ですが・・・カウンターの上に出ている丼に近づくにつれ、何となく器が小振りに見える訳であります。
あいや、遠近法の悪戯では無いぞな・・・間違いないわ・・・丼が小さいんだわ・・・やっぱしなぁ~、と。
で、まっ、ナニをドーしたって300円でありますから、何も言えない雰囲気は言わずもがなであります。
そんな訳で初対面の「ロースカツ丼」・・・しかも300円と言う驚異の価格の丼と面と向かってにらみ合ってみますと・・・どことなく、ナニがと言う決定的なものは無いのですけれども、貧乏臭い訳であります。
いや、間違いなくカツ丼の諸条件は満たしている訳なんですけれども、どことなく侘しいと申しましょうか・・・まっ、貧乏臭い訳です。

で、箸をつけてみましたよ、と。

いや、口に含んだカツとご飯と卵の渾然一体とした味わいと言いますか風味と言いますか、それは、紛れも無くカツ丼でありまして、それ以外のものでは無いのであります・・・が、しかし、それは、自分が思っていた味や風味とはかなりズレている訳なんですけれども、じゃぁカツ丼じゃ無いのか?と言えば、紛れも無くカツどんな訳であります。
顰蹙やお叱りが飛んで来るかも知れない恐怖におののきつつ有り体に申し述べれば・・・不味いのであります。

まず、卵にはとろりとした部分などは皆無でして、全部が煮しまっていると申しましょうか、煮固めてあると申しましょうか・・・あの、卵とじの風味や食感は皆無なのであります。
そして、もう一段の哀愁を誘った要因としては、そこにあって然るべきタマネギがほとんど無いと申しましょうか、有るには在るのですけれども、それは殆ど糸状のような形でありまして、口の中で見失ってしまう程度のモノなのであります。

まっ、三百円でカツ丼が喰えると思ったおっさんの根性が浅ましかったと言えばそれまでなのでは有りますが・・・しかし、まっ、平成不況のトンネルに潜り込んで幾星霜・・・最早これがカツ丼の標準と言うか、基準と言うか・・・まっ、ナンでアレ、これが今時のフードコートのカツ丼である、と言われれば、おっさん如き下賎の者は何も逆らえないのでありますが。

いや、その場に居て、場の囲気や食い物を貧乏臭いなどと宣っていた自分こそが、昼飯時に行き場も無く一人寂しく300円のカツ丼を紙コップの水で流し込む草臥れたおっさんそのものであった訳ですが・・・しかし、昭和の時代よりも安い食い物を目の当たりにして・・・長生きはするもんじゃネェなぁ~と、しみじみ思った次第であります。

やっぱしゴーゴーカレー喰えば良かったんだなぁ・・・カツ丼には弱いからなぁ。

そんな訳で、この次はラーメンを食ってみますか?


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何も書かないと誰も見ない

2013-03-28 09:12:41 | 日々の雑感
二日間何も書かなかったら誰も来なくなっちまった・・・まっ、当たり前か?
一日に10人は見に来ていたようなんだけれども、何も書かなくなったら二人になっていた・・・一人は、アレで、二人目はナニか?

ところで、この所「余生」を考えている訳なんだけれども、人はパンのみに生きるに在らずを真に受けて良いものかドーか、とか、起きて半畳寝て一畳、米を食らって二合五勺、を真に受けて生きたらどーなるのか?とか。
まっ、バテレンじゃないのでパンのみに生きるに在らずは言葉的には分るんだけれども、心情的にはアレなんだけれども。

ひけらかすようでナニなんで黙っていても良いんだけれども、パンのみに生きるに在らずってのは、人は食い物の為だけに生きている訳じゃないよ、と、言う解釈はアレですからね。
端折って言うと・・・悪魔がキリストに、お前神通力があるんなら石をパンに変えて飢えてる奴らに喰わせてやれば良いじゃないか・・・とそそのかした時にキリストがそのように宣ったと言う事らしい・・・まっ、言葉の意味の解釈は好きずきなんでアレだから黙っときますけど。

ところで・・・年寄りが家に居る訳なんだけれども、恐らく、近々に「要介護」になるかも知れないと踏んでいる訳です。
で、これらを面倒見るようになったら誰かが家に張り付いていなくちゃならなくなる。
そうなると、年寄りの面倒と家事一切を女房一人に任せておっさんは今まで通りに悠々自適に遊んで歩くと言うのは極悪非道で悪魔の所行になっちまうんじゃないかと思う訳で、幾分かは背負わなくちゃ行けないんじゃないかと思う訳です。

そーなると、店が邪魔と言いますか、店はナニがあっても開けていなくちゃ行けないと言う信念でやっているんで、そうなると厳しいよな・・・じゃドーする? 止めるしか無いよなぁ・・・と、考えている訳です。

いや、他人にやらせて・・・今でも殆どそんな状態なんだけれども、しかし、おっさんが休む時には店の管理の一部は女房に任せているから安心な訳で・・・いや、跡取りは居ないのさ・・・一人娘を嫁に出しちまったんでね。
と、言うよりも、そんな大した商売でもない・・・夫婦が喰って行くのに過不足無い程度の商いなんで、精々が年収で二千万程度の貧乏暮らしですから、跡を継げなんてとても言えない訳です・・・この標記には一部誇張と嘘がありますからね・一桁違ってましたか?

で、アレコレ考えてると・・・未だ少し速い木もするけど、潔く止めちまって方丈記にでも入ろうか?なんて思う今日この頃・・・腹減ったなぁ。

で、散々女房やら家族を放ったらかしで好き勝手して来たんで、貯まっている年貢のツケをそろそろ納める時が来たのかもなぁ、と思ったりする訳です・・・うん、女房も婆さんになりつつあるし・・・おっさんも爺さんに近づきつつあるし・・・このままじゃ大儀だよなぁ、と。

で、店を止めたら冬は毎日スキーに行けるかも知れないし・・・夏なら毎日山に行けるかも知れないし・・・はっ?それって今と殆ど変わり無くねぇかって・・・まっ、言ってみるだけ・・・そんな体力もう無いし。

で、九分九厘店は居抜きで五千万程度で売り払って、リタイヤ・・・と目論んでいるんですけど、店を買ってくれる人が居るものかドーか? 

いや、五千万は無理だと思うんだ・・・4900万かなぁ? まっ、一部数字は願望であって現実とは掛け離れてますけど・・・200万くらいかなぁ~・・・それだと一年喰い繋ぐのがやっとだねぇ・・・困っちまうねぇ。

あっ・・・ヤクルト屋が来た・・・続きはまた・・・いや、書いてからアップすれば良いべってか?

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