じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

旅の危険って?

2014-02-11 09:48:29 | 日記的雑談
 ナンちゃって・・・世の中には旅の達人は御茶萬と居る訳で,少しくらい齧ったオヤジが偉そうに宣う事もないんだけれども,でも,近頃の若い者を見ていると危ないよなぁ~,と、思う事も多い訳です。

 まず,一番危ないのは,パック旅行で現地に来て,ガイドブック片手に際どいところへ迷い込むパターンかな?
この時,何がヤヴァィのかと言うと,本人達に危険予知能力がほとんど無く,無防備なままに楽しんでいると言う事であります。
服装なんかもアレです・・・南国のリゾートだからって、露出度の高いヒラヒラした服とかお召しになっていたりして,私はドシロートですと看板を出しているのを気付きもせずに・・・。

 まっ、しかしガイドブックに乗っている範囲の危険度は殆ど星一つ程度なんでアレなんですけど。

 ンじゃぁお前の旅の度合いはドーなんだ,と、問われましても,自分では判断しかねる訳ですが,まっ,例えば,フィリピンの貧民街に住む売春婦やシャブの売人と仲良くなって暫く居候させてもらうなんて事は私の中では危険な行為でもなんでも無い訳であります。

 で,危険にも何種類ものジャンルがあって,気をつけていれば防げる危険と,絶対に逃れようのない危険があると思う訳です。

 前者は,タクシー強盗や旅先で知り合った親切な人にやられたり,軽微なものでは観光土産のボッタクリとか。

 で,後者は,テロリストの爆弾騒ぎの巻き添えとか,地理的や気性的に危険な地域にあえて行くとか,ですか?

 で,被害の多くはホントは避けられたはずの危険じゃないかと思う訳です。
まっ、古くは,プーケットでリゾートしてたら津波に襲われたとか,フィリピンだと大型台風がやって来てリゾートが壊滅するなどがある訳で,それらは一寸運が悪かったと言うしか無いかも知れない訳ですが,タクシー強盗や睡眠薬強盗や,もっと旅馴れて長期の旅行者だと小額の投資詐欺とか、まっ、色々ある訳です。

 で,スケベが引っ掛かるのは,美人局ですか?
古い話しですが「まちがい無い」と言う決め台詞で一時売れた芸人がマニラで美人局にあって拘留されてますね。
これはとても初歩的な手でして,警察と斡旋人とホテルと三者がグルじゃないと成立しない訳です。
この芸人の場合は未成年の売春でやられた訳ですが,真っ当なホテルだとID確認があるので未成年とは知らなかったで通るはずなんですが,恐らく,ID確認無しで通したんでしょう。
で,少女は警察とグルなんで,事に及んでいる時か,若しくは事が済み,動かぬ証拠が揃った段階で踏み込まれる訳であります。
売春であげられた場合はまだ救われると思う訳です・・・保釈金ですぐに出られるケースが殆どですから。

 で,グルになって嵌められるので一番厄介なのがシャブであります。
まっ、これもIDも持っていない怪しい女を買ったりすると危ない訳なんですが,そう言うのに限って若くてピチピチだったりする訳で,少し現地の事情などを齧っていると,店を通してピンハネされるよりもストリートガールの方が安上がりだし,とか、学生だったりするかも知れないし,とか、引っ掛かる訳です。
この手の仕掛けに掛かる人の共通項は,片言でも言葉が通じると言う事でありましょうか?

 で,少女でもババアでも良い訳ですが,事に及んでアレしたりナニしている時にやはり警察が乗り込んで来る訳であります。
そして,捜索してみると,身に覚えの無いシャブが見つかっちまう訳です。
しかし,先の少女売春もシャブの濡れ衣も,大々的な組織の犯行などと言うのは無く,売春婦と警官が組んでやる小遣い稼ぎな訳で,それ相当の金を握らせれば簡単にその場で解決してしまう話しが殆どであります。

 ここで大事なのは,踏み込まれた時に既に事が終わっているのかどうかではないかと思う訳です。
取り敢えずやる事さえやっていれば,お高いお遊びであったな,と、諦めもつくと思うんですが,まだ男子の本懐も遂げていないのに踏み込まれて銭まで巻き上げられたとあっては口惜しさ千倍でありましょう・・・そう言う問題では無いか?

 いや,賢明な人は,上記の二つは同じ手口だと分かる訳ですが,未成年で踏み込むか,シャブを仕込んで踏み込むか?と。
と,言う事は,一番危ないのは警察だと言う事な訳で・・・あっ,これは全部フィリピンの話しなんですけど,タイやベトナムなんかでも警察はヤヴァイ訳で,たぶんアジアの薄給の警察官は大概ヤヴァイと思ってまちがい無いです。

 で,余談ですが,何故に警察官と売春美少女は組むのかと言いますと,それは、持ちつ持たれつの関係にあるからな訳であります。

 例えば,フィリピンでも売春は非合法な訳でありますが,皆様知っての通り普通に当たり前にその手の商売は罷り通っている訳です。
で,置屋とかゴーゴーバーから連れ出してドーのコーのと言う場合はこう言う事は無い訳です。
何故なら,店側がそれなりの根回しをしているからでして、ついでに言えば,管理されている店の娘達は定期的なヘルスチェックも怠っていなくて,衛生面でも比較的安全な訳であります。

 で,ストリートガールで一匹狼的存在の売春婦は,元々がストリートチルドレンが大半な訳で,家も何も無い訳です。
で,若くて少し可愛かったりするとすぐに路上デビューする訳ですが、その年齢は驚く程低く,10才なんてのは普通に居ます。
その場合の価格は,現地の変態が買う価格なんですが,日本円で100円とか200円の話しなんであります。

 余談ですが,フィリピンに限って言えば,売春に出る前に父親にレイプされると言うのがとても多い訳です。
ナントなれば父親とは言いましても血の繋がりの無い事が多く,だから、だから女房の連れ子でそこそこの年齢になったとなると父親が手を出しちまう事が起っちまう訳です。
いや,フィリピンの貧民は日本で言う所の四畳半程の床にゴザを敷き,何も被らずにごろ寝する訳です。
そのとき,義理の父親が少し酔った勢いなどでやっちまう訳なんですが,子供は,騒げば母親に迷惑がかかり,また父ちゃんを失い食うのに困ると考えるらしく,黙ってやられちまうのだそうであります。

 で,ストリートガールで喰って行くにしても売春は非合法ですから後ろ盾が無いと拙い訳です。
そんな理由から,自然と警察官がボーイフレンドになり,その警察官が入れ知恵してこの手の美人局が始まる訳であります。

 で,またまた余談でアレなんですが,その少女がとても美人だったりすると警察官でも力のある人の後ろ盾があったりして,そうなると、売春なんて事はやらずにシャブの仲卸とかに出世する訳であります。
しかし,警察にも派閥が有り,しかも,フィリピンのシャブの総元締はマフィアでもなんでも無く警察だと言うのは広く知られた公然の秘密な訳で,時々縄張り争いや浄化と称した襲撃があったりする訳で,そうなると売春美少女の後ろ盾も崩れ逮捕されたりする事も無くは無い訳なんですが,大概は次の後ろ盾に乗り換えて事無きを得る訳であります。

 で,余談のついでにアレなんですが,少女の適齢期と言いますか,花の命は短い訳でして,15~16才でデビューして,長く保っても22~23才で賞味期限は切れちまい,引退と言う事になる訳です。

 さて,長々と脱線して普通の旅行者が遭遇する危険とは外れちまいましたが,危険の基本は「貧困地帯に金を持って出向いた」と言う事に尽きる訳であります。
でありますから、金のない、金に困った人達の中へ金を持った旅行者が飛び込めば,これは喰われちまわない方がおかしい訳でして,貧乏な国の貧乏な人や暮らし向きに好奇の目を向け立ち入るならば,それなりの対価は盗られて仕方が無いと言う事だと思う訳です。

 ンじゃぁ,ドーすれば危険を回避できるのか・・・一番の手立ては行かない事な訳ですが,どうしても行きたい場合はドーするのか?
色んな手が思い付きますが,多額の現金は持ち歩かない・・・要するに寄付しても良い程度しか持ち歩かないと言う事ですね。
で,肝心なのは,カードは持ち歩かないと言う事ですね。
危険な街に辿り着いちまったら・・・あっ,これは真っ昼間に到着するのが大前提でありまして,知らない街へ夜に一人で辿り着くナンテのは鴨がネギ背負ってやって来た事になっちまう可能性が大です。
で,散策でも探索でも始める前に宿を決め,宿にカードは置いて来るのが賢明だと思う訳です。

 いや,カードの盗難は大した事ではありません・・・自分が居なければ暗証番号が分かりませんから,困ったなぁ~で済む訳です。
しかし,カードを持ったまま拉致られたら痛ぶられて暗証番号を吐かされるのは目に見えてますから持って歩かない事が肝心な訳です。
まっ、持ってなかったから犯人が苛ついて殺したなんて事も無くは無い訳なんですが,金が目当てですからそう言う確率は低い訳です。

 で,例えばタクシー強盗にやられたとすると,持ち物は全部取り上げられ,素っ裸でとんでもないところに放置されるらしいんですが,これは、そう言う事をする人達から聞いた話しなんで実体験ではありません。
しかし,身ぐるみ剥いで放り出すと言うのは,身元が分かるまでに時間が掛かると言う事で,タクシー強盗では常識だそうであります。

 で,タクシー強盗をやるには、ノンストップでそこそこのスピードで走り続けられると言うのが条件なんで,絶対に街へは向かいません。
人家の無い山や原野方向へ向かいますから,ダウンタウンへ行ってくれと言ったのに辺鄙な方に走り出したら車が止まった瞬間にでも降りて反対車線に逃げるのがコツですかね。

 で,少し長期の滞在者が嵌るのが金儲け詐欺なんですけど・・・私が彼地に居た頃に流行っていたのが「ジョリビー詐欺」でありました。
仲良くなったフィリピン人から,近くジョリビーとフランチャイズ契約を結び・・・ああ,ジョリビーってのはフィリピンで絶大な人気を誇るハンバーガー屋チェーン店で,定食屋でもあります。

 で,それに出資すれば安定して配当が貰えるが一口乗らないか,と言うものであります。
この場合の仕掛人は表向きはそこそこの金持ちであったりする訳ですが、大昔に流行ったポーカー詐欺の仕掛けと同じで,詐欺の対象を招待する時だけ知り合いの大きな家に連れて行ったりする事もあるのでホントのところは分かりません。

 しかし,ナンボ物価の安いフィリピンでもジョリビーを繁華街に出店するのに100万や200万円と言う事は無い訳で,そう言う事業をやっているホントの金持ちはひっそりと静かに自分らの身内で儲け話しを回すんで表には出て来ません。

 ああ,短期の旅行者が一番引っ掛かるのが両替詐欺ですかね?
アレの手口は手品みたいでして,ナンボ目を凝らしてみていても見破れない上手な奴も居る訳です。
しかし,まっ,路上で率の良い両替の声を掛けられたら疑って取り合わなければ良いだけの話しなんですがね。

 細かいのだと,呑み屋の勘定詐欺ですか?
ビール一本100ペソとか50バーツと言っといて,安心して呑んでいると,レディースドリンクが500ペソとか300バーツになっていて,少し女性に奢ったつもりが勘定してみたら意外に高額だった,と言うのは,あんまし言葉が喋れない日本人を狙って呑み屋の人が仕掛けて来る小さな詐欺ですか?

 一頃インドネシアで流行ったのが,一人旅の日本人女性を狙った昏睡レイプとか、ありましたけど,今はドーなんでしょうかねぇ?
バブリーだった日本人女性が大人しくて優しいバリニーズに入れ込んで貢のが流行ってましたが・・・アレは自分から率先して騙されている・・・騙されても居ないのか?
笑い者になってましたし,金の切れ目が縁の切れ目で痴話喧嘩も多かった訳ですが,暫くインドネシアに行っていないので判りませんが。

 ふうーっ、思い出しながら適当に書いちまいましたが,まだまだ有りますゼェ~・・・銃撃戦とか,ピストル突きつけられてウンコ漏らした話しとか,女に入れ込んで泣け無しの銭を根こそぎ巻き上げられた話しとか。

 話しは逸れますが・・・
台湾で呑んで騒いでいたら台湾ヤクザのボスが入って来たんだけれども,それが恐ろしい程の美人を3人も侍らせていた訳です。
で,ビビって静かに呑んでいたんですけれども,その内,静かになっちまった私を見て,遠慮しないでカラオケでも何でも唄えよ,と、言われちまった訳です。
で,まっ,ビビってもしょうが無いから、と言う事で,ここは一発日本男児の肝の太さを見せねば,と言う事で,十八番のロッドスチュワートのセイリングを唄った訳です。
すると、日本びいきのヤクザが,日本の曲もあるぞと言うんで,何か唄ってくれと言われた訳です。
で,それでは、と、「みちのく一人旅」を唄ったら,偉く感激してくれて,女を一人貸すから今夜は持って行け,と言われちまった訳です。
しかし,真に受ける程バカじゃないんで,それは遠慮します,と宣ったら,勘定はいいからと言われた事がありましたっけ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする