じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

南の島のたより

2020-03-22 15:00:00 | 日記
   南の島の話・・・2004年 第4号 

   遠足No.1 ドゥマゲッティー〜バイス


 バコロドへ向かって、出発

一度、ネグロス島をひと回りしてみたいと思っていました。
今回ちょっと時間が空いたので・・・いや、そうです、いつも暇なのですが季節もお日柄も良くと言う事でネグロス島一周1泊2日の旅に出てみ他次第であります。

ネグロス島はけっこう大きな島です。
フィリピンでは4番目に大きな島で、13328平方kmの面積が有ります。
四国の面積が約18000平方kmですから、ひと回り小さい感じです。海岸線に沿って一周すると800km以上と言われましたが、私は途中からショートカットしてマビナイと言う景色の良い山間部を抜けて来ました。
初日の目的地、折り返し地点のバコロドを見物したいと言うのが一番の目的でありました。

バコロドはネグロス島最大の都市で、古いガイドブックのデーターですが人口30万人以上で、ドゥマゲッティーの3倍の人口が有る大都市となっています。
それを観ずしてネグロスを語るなかれ、とは誰も言ってはいないのですが、知ったかぶりを旨とする私BONBEEオヤジは観ておかねばならぬと言う使命感に燃えていたのでありました。

本当は、ジェフリーが「バコロドは美人の産地」と言い張るのを検証したいと言う絶大なる目的が密かに隠されていたのは内緒であります。

我々一行は総勢7名でありまして、大の男7人が軽トラに、ごろごろと荷物のように積まれて一周およそ700キロを旅するわけであります。
荷台には大きなクーラーボックスにビールが50本、水とコーラの1リットルが10本も積まれ、まさにスタッフの遠足状態で東に向かって出発したのでありました。

これが ナショナルハイウェー です
セブラン~サンノゼ

ドゥマゲッティーを出て一番最初のとなり街は「セブラン」になりますが、ここはほとんど街続きでシティーリミットの看板を見逃せばここいらもドゥマゲッティーだろうと思ってしまう街です。

ドゥマゲッティーは学園都市と言われ、クリーンなイメージの強い都市なので市長によりお色気産業は禁止されています。
具体的に言うとフィリピンでちょっとした都市なら必ず有る「ゴーゴーバー」または「ビキニバー」なるものが無いのです。
そのためにその手のお店は、禁止されていないセブランに集中しています。
しかも客はドゥマゲッティーから来るのですから市の境目、のシティーリミット付近に集中しているのであります。
もう一つセブランの特徴は、セブ島への渡し船の桟橋がある街として栄えています。

次の目立った街は「サンノゼ」であります。
フィリピンは人口密度が高く、街から街まで人家の無い場所と言うのは皆無と言っても過言では有りません。
ウッヒャーと思うような山奥でも、アレマァーと思うような小さな島でも人が住んでいるのであります。
厳しい条件には慣れっこで、水が無くても電気が無くても平気で暮らせる忍耐強い国民性なのであります。
ですからセブランからサンノゼへの道もだらだらと、ぽつりぽつりと民家が点在し、どこが境目かいなぁ-と言う感じで、気がつくとサンノゼの街中なのであります。
サンノゼの街のランドマークはまったく役に立たない信号機ではないかと思います。
誰が何の目的で設置した物か?
たぶん、教育的効果を期待したのかと思うのでありますが、停電の多いこの辺では電気仕掛けの信号を思いつく事自体が無謀ではないかと言うのは酷でありましょうか?

灯ったのは見たことが無い信号機

サンノゼを過ぎてタンハイが近くなると海岸が見えて来ます。
タンハイには入り江が有って、入り江にはマングローブが生い茂っています。
マングローブが生い茂る汽水域には美味しいマングローブ蟹がいるのです。
タンハイの街の入り口には「蟹有ります」の看板が下がっています。
そしてタンハイの街で買う蟹はドゥマゲッティーの市場の半額以下と激安なので味は抜群です。

タンハイ周辺では用済になったフィッシュポンドが目立ちます。
今でも細々続けられている池も有りますが、ほとんどは使用されいず、シラサギの餌場になった池があちこちに見られました。
聞くところによれば過去に、何処かの国の援助でエビの養殖を始めたのが、この辺の養殖事業の始まりだったとか。
何が原因かは分かりませんがその後、エビの養殖は採算に合わなくなり廃れていったのだそうです。

タンハイの街を過ぎ、道路が海から離れるようになると今度はサトウキビ畑が目立って来ます。
そうするとハイウエイと呼ばれる道路を大型のトラックやトレーラーが行き来するのに出会うのでありますが、これがけっこう邪魔で危険で臭くて大変な代物なのであります。

30トンも積んで歯を食いしばって走るトレーラー

トレーラーやトラックはサトウキビをばらまいて走ります。
トレーラーやトラックはタイヤが外れて立ち往生します。
トレーラーやトラックは上り坂で息切れして休憩します。

と言う事で邪魔で危険なトラックが20キロ毎位に有るターミナルと製糖工場の間を走っているのであります。

右後輪が脱落して立ち往生

真直ぐ伸びるサトウキビの道を走っている時ふと北海道を感じたのは畑の広がりからでしょうか?
ずっと続く椰子の木は畑の境界線です。
境界と言っても所有の境では無く刈り取り時期を区分する為だそうです。



バイスの街には旧い製糖工場があり、その工場の城下町のように街は発達したのだそうです。
歴史の古さをを物語るように工場の前にはアカシヤの大木の並木が続きます。
人の集まる街の中心部は市場とバスターミナルによって形成されていますが、銀行や役場といったものは工場に近い所にありました。

製糖工場

この街を訪れたのは3月13日ですから、バレンタインデーはとっくに終わったはずなのですが街の入り口のアーチも、広場の飾り付けもまだバレンタインデーのままでした。
バイスの街はフィリピンで一番大きなクリスマスツリーを飾る事で知られていますが、その他のお祭り的行事でも飾り付けるのが好きなようです。
サトウキビの甘さが街に染み込んでしまったようなバイスはやさしい雰囲気の溢れる不思議な街です。

                   
11月中頃この広場にフィリピンで一番大きなクリスマスツリーも立ちます


      ではまた。

        では また・・・。

    (2004年 3月 書きました)

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我が家はコロナ一家だ!!!

2020-03-22 10:15:59 | 日記
我が家にはコロナが多い???

いや、奇を衒った掴みではなく真実であり現実なのであります

もはや聞き飽きたコロナでありますが・・・皆様の中でのコロナは何でありますか?

私のコロナは・・・ストーブであります😁  コロンファンヒーター、とか。

で、我が家のファンヒーターは家中で6台・・・全部コロナであります。

あっ・・・嘘言った😱  
全部を確認してみたらダイニチ・ブルーヒーターとやらが2台ありました。

まっ、4つもあればコロナ一家と称しても間違いでは無い・・・かな?

さて、コロナ騒動はどーなるんでありましょうか?
ある程度の人数が死んでいるので気にしなくて良いものでは無い気もしますが、しかし、以前南方の国に住んでいた時には身近にマラリアで死ぬ人とか、狂犬病とかデングとか色々心配な病気がありましたが、気にしていたら暮らしていけないので注意しつつも気持ちは病気の外にありました。

で、意外なことにインフルエンザや肺炎も一年中ありまして、なんで熱帯でインフル?と不思議でしたが、犯人は冷房でありました。

フィリピンの金持ちは冷房でギンギンに冷えた部屋で長袖を着て暮らすのがステータスでありまして・・・まっ、はっきり言って馬鹿くさい暮らしをしているわけであります。
その部屋の温度は時に20度にも下げられていまして、仮に招かれてもTシャツと短パンの貧乏人は長いは出来ない仕組みになっているのであります。

いや、これは国全体の風習でして、だからエアコンバスなどの冷房装置のある乗り物やレストランなども右習えの冷え具合なのであります。

そんなわけで、アメリカのCDCが気温22度、湿度50パーセントでコロナは活性を失うと言ったのに、東南アジアを中心とした熱帯地方でもコロナは広まっているでは無いかという答えは・・・冷房の入れすぎ、と私ゃ思うんであります。

あれです・・・フィリピン人の貧乏人で家は冷房とは無縁でも飲食店やスーパーは冷えてますのでそこでインフル菌を貰うのでありましょう。
そして、その事からコロナ菌(菌では無いとかはどーでも良い)も冷房によって元気を取り戻し伝染しているのだと思います。

いゃ、ずっと昔・・・と言っても30年ほど前のフィリピンは金持ちの家でも冷房は差ほどの物では無かったのであります。
電力事情が悪く停電ばかり・・・で、自家発電はあれども冷房をギンギンに賄えるほどのものでは無かったのでインフルなんてはほとんど無かったのであります。

と、いうことで、東南アジアのコロナは冷房を止めれば以外とやんわり伝搬速度を抑えられやしないかと思ったんですけれども・・・まっ、シロートの自分が思いつく程度のことは専門家はとっくに気がついているか、若しくは自分の見立てが的外れなのでありましょう。

そんなわけで・・・日本国がコロナの脅威から解放される日は以外と近くて、全国的に22度を上回りつつ湿度が50パー以上になれば自然と収束に向かうと思うのであります。

なので、これから暑くなったり湿気が高くなっても冷房の運転は控えめが良いと思いますぜ・・・なんちゃって。


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晴耕雨読 か?

2020-03-22 09:29:57 | 日記
雨であります。

二日労働をして今日明日と二日休み・・・ジジイの小遣い稼ぎには程よいペースであります。

まっ、労働日数と勤務時間が短いので実入りもそれなりなのではありますが、暇つぶしを兼ねつつ、しかも自分の好きな分野の仕事にありつけているのは幸いであります。


色鮮やかに濡れる紅梅

しかし、3月に入ってからの休みはほとんどの日が悪天候に当たっていまして「晴耕雨読」ばかりが続いているのであります。

いや、平時であれば畑仕事や山野歩きが出来ない雨天時はスポーツクラブで筋トレと決まっていたのですが、時節柄それは控えていまして、言って見ればつまらない休みばかりを引いているのであります。


凛として震える白梅


そして、今日も雨。

まず、なんであれ雨は良く無い、でありまして野外活動の計画はすべてお流れであります。
もしも明日が晴れならば・・・と、予定していたのは、一昨日の暴風で歪んでしまったバイクの車庫の屋根の修理でありましたが、この雨足では無理であります。

はっきり言って私の負けです・・・天は我を見放した😢  
何もすることが無い休日は株で負けた時よりも損した気分であります。

と、いうことで、ネットにしがみつきブログで遊ぶか、馴染みの本を読み返すか・・・まっ、今日明日二日休みなのでボチボチ行きましょうかね?

雨に俯くクリスマスローズ

あっ・・・久しぶりにお香だ!!! 
今日は奮発してお高いミントのお香を炊きましょうぞ😤 

それで気分転換をして・・・さて、何をしましょうか? 

ダメだこりゃ・・・😵 




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