いや、好きな焼酎の度数でもあるんだけれども、本日はそっちでは無く気温であります。
久々の30度超えは、いわゆる真夏日でして、昨日まで夏の気配さえ見せていなかった空模様が丸っ切りの不意打ちとは卑怯千万・・・まっ、なんであれ暑いです。
今日はバイトの時刻を勘違いしてまして、朝から勤務だと思って起きたら午後からだったんですね。
で、なんだか拍子抜けしちまって、何もせずにグダグダしていました。
まっ、PCに向かって昨日の釣りの反省点などを探っていたんですが、とある釣り船が仙台湾沖でそこそこの釣果を揚げていたのを発見して魂消たわけであります。
いやはやカレイに関しては名人と自負していた私が釣れなかったのに・・・時代は変わったのか、と詳しく調べて見たら、釣っていた場所が自分とはかけ離れていまして、レンタルボートではちょっと行けない場所でありました。
これが自前の船ならなぁ・・・燃料をしこたま持って飛んでいくんですが、制約の多いレンタルボートでは致し方ありませぬ。
しかし、昨日初めて借りたわけで、これから顔を繋いで行けば少しくらいは大目に見てもらえそうな雰囲気が無きにしも非ず・・・まっ、帰港してからGPSの航跡を確認なんて事も無いようなので間違ったふりをして出ちまえば良いのかと思いますけど。
本日はなんだか頭がボーッとしてまして、この感覚はずーっと昔、南の島にいた時の朝の気分であります。
生産的な事は何もしたく無い・・・でも、楽しいことならやっても良いかも、で、これは遊びモードに入っちまった私でありまして、金のために仕事なんてしないよと嘯いていた頃の感覚であります。
65歳か・・・二度目のリタィアをするのはとても良い節目であるなとは思います。
さて、どーする? まっ、いいか?
ボーッとしていてもその内また風が吹くでありましょう、なんちゃって。
八年か九年ぶりに仙台湾の沖にいて感じた事は、仙台新港に入る大型船の数が随分増えたな〜であります。
その昔、大型船というと頻繁に見るのは苫小牧と仙台と名古屋を結ぶフェリーくらいだったのに、宮城県でも自動車など作っているんで自動車運搬船なんてのも見ました。
で、思い出ついでに語って見ると・・・塩釜港ってこんなに狭かったっけ、であります。
私が小学生の頃、貧乏を極めたような家庭だったのに何故か父は塩釜に船を置いていまして休みというと釣りに連れて行かれたのであります。
いや、今にして思うと小さな木造船でありましょう。
エンジンは多分単気筒の焼玉で、燃料は重油でありました。
船体もエンジンも相当古いもので、朝はポンコツエンジンを始動させるまでが一苦労でありました。
で、私は釣りも面白かったんですがエンジンの動きや音が好きでして、カチャコチョと動くバルブを飽きもせずに見ていたものでありました。
で、昨日塩釜の港から出港し、馬放水道から外海に出たわけですが、25ノットの船だとあっという間なわけであります。
あれです・・・父ちゃんと船に乗っていた頃は馬放水道までだって遠く感じていたし、ここで風や波の様子を確認してから外洋に出ていたのであります。
そして、レンタルボードと20分くらいで行けてしまう大根までポンポン船は1時間以上も掛けて出ていたわけであります。
ある日、大根まで出てしまってから天候が急変し風が吹き大波が立ったことがありまして、父ちゃんは船に入ってくる水をバケツで掻き出すのに手一杯で、波にさらわれないようにロープで縛られ、真っ直ぐに持ってろと舵棒を握らされたのを覚えています。
今にして思うと馬力の無い小舟が追い風と追い波を受けて走るってのは至難の技でして、ブローチングに負けずに操船していた自分は子供の頃から素質があったのだな、しみじみ思うのであります。
序でに嵐の海の話をすると、フィリピンはディナガットアイランドへ行くときにも私が舵を握り大荒れの海を乗り切ったのであります。
いや、専属の船長が乗っていたんですが怖がって操船できなくなっていたので自分が舵を握った次第であります。
MDS4 自分の最後の船でありました
まっ、海が好きなんです・・・と、いうよりも自然が好きなんでありますね。
だから海も山も好きでして、散々遊び倒して来たわけであります。
うーん・・・65歳か? 残り時間は少ないぞ・・・金なん稼いでいる場合では無いとの声が大きく響く今日この頃!!!
さて、どーする? まっ、風が吹くでしょう、ってのはさっき言ったね。