まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

雪と風景

2012-02-05 23:22:53 | 建築・都市・あれこれ  Essay

雪が降ると風景が一変します。

羽越線の車窓からみえる田んぼの中の聖なる場所。

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雑木林として残した部分に祠を建ててお祭りしています。『見えがくれする都市』で若月さんがお書きになった「森・盛・・・聖なる場所」のことを思い出します。

これが冬になるとこんな感じです。

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尊い場所だから田んぼにしないで残したのか、残した場所、盛・森に神聖さを見出したのか。

実はこの風景と似ています。これは集落ですが、盛・森・聖なる場所の風景に合致します。

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集落そのものも祠と森で作る風景の相似形であることにいまさらながら気づかされます。

大概は飛行機で庄内入りしますが、時間の関係で羽越線を利用することもあります。季節ごとにまったく違う表情を見せるのが庄内平野です。


まちキネでゴーストライター

2012-02-05 23:01:26 | 建築・都市・あれこれ  Essay

今日の日曜日は研究室で羽黒・手向の作業の仕上げ。I    さんが殆ど仕上げてくれていたので、あとほんの少しです。明日がんばれば何とかなるでしょう。

そこで夜は、ヒラボク食堂で三元豚(やわらかいですね)とビール。そのまま、久しぶりにまちキネの映画鑑賞をしました。ポランスキーの「ゴーストライター」。

ポランスキーはもう80才を超えているとのこと。そうでしょう。ローズマリーの赤ちゃんが大ヒットしたり、奥さんの女優シャロンテートの悲劇のニュースが話題を呼んだのは私の高校時代でしたから。

映画は程よい緊張感(「ハートロッカー」のような激しい緊張は最近ついていけません)で進展。雨の日の心が重くなるような風景と主人公の気持ちがうまくオーバーラップしています。映像のトーンがよいですね。

車がないので行きも帰りも歩きです。

夜のまちキネは静かな殆ど真っ暗な住宅地の中に暖かな光を灯しています。

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といってもこれはまちキネでも外構に使わせてもらった山王商店街仕様の行灯型街灯。雪に埋もれています。顔を出すとこんな感じになります。

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このあと鶴岡公園の藤沢周平記念館の前も通って見ました。中庭は背丈以上の雪に埋もれています。明日、様子を見に行ってみましょう。