Correr博物館の後は念願のオリベティショールームへ。35年前は確かお休みで中に入ることができませんでした。その後、用途が変わり改変が進んでいたようですが、現在はFAI財団や建物所有者、市他関係者の努力で完成時(1958)の姿に復活しています。2011年に修復が完成したようです。
以前来たときは外からだけ。
ようやく中へ。
FAI(Italy's National Trust)のパンフにはスカルパが手を付ける前の同じ場所の写真。
幅5m、高さ4m!、奥行き21m、真ん中に柱のあるスペースです。
ここまで変身するとは中々想像できません。スカルパはこの柱の向こう、幅方向の中央部に階段を置き、その両側に2階の展示スペースを置いています。狭苦しくもなく、むしろ奥行き方向に視線が引き込まれます。
後はスカルパワールドです。
2階のサンマルコ広場側には東洋的な格子デザイン。
目はディテールにくぎ付けです。心地よい、人の手のあとが感じられる細部に目が奪われます。
表現する魂は細部に宿る・・・。来てよかった・・・。
高谷時彦記
Tokihiko Takatani
Architect/Professor
Takatani Tokihiko and Associates, Architecture/Urban Design, Tokyo
Graduate School of Tohoku Koeki university ,Tsuruoka city, Yamagata
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