本山町上下関集落活動センターの現場監理。珍しき哉、空き時間!
せっかくなので、建築家隈研吾さんが建築を通したまちづくりにかかわっている梼原町に向かいました。
高知市内から、須崎まで高速高知道、須崎からは県道197号線に降りて、ナビの指示通り車を走らせました。すると途中の津野町で、「白石集落活動センター」の看板が目に入りました。思わず、わき道にそれ、新荘川の渓谷沿いにセンターを目指します。
白石活動センターは旧白石小学校を利用しています。たまたま活動の中心を担っているMさんがおられて、突然の訪問にもかかわらず、活動内容をお話しいただくだけでなく、センタ―(旧小学校)の隅々まで案内してくれました。まず驚いたのがこの小学校が、平成の建築だということです。学校としての創立は明治初期で大変長い歴史があるのですが、校舎は1990年、なんと平成2年築とのこと。まだ、世の中が浮かれていたバブルの時期ですね。大都市のバブルからは決して生まれない、「味のある」学校を建てていたんですね。
教室もうまく活用しています。活動している方々は、昔の机椅子で会議をしているそうです。
もちろん、今の活動も活発のようです。
残念ながら今日はやっていませんでしたが、ピザを焼いて、食事と(おそらく)ワインやビールを愉しめるテラスがあります。なんと2台あるピザ窯の一つは手作りだそうです。
屋根の一部も自分たちでつくったとのこと。
写真の左手は新荘川、もうすぐ蛍も飛びます。
やはり、旧小学校をうまく活用しているので、とにかく広いですね。例えば普段使うキッチンのほかに元の家庭科教室も使えるといった風です。2階には泊まれる場所もあります(今は使っていないそうです)。またシェアオフィスも試みているそうです。
運動場も広くて、しかも川のすぐそば。キャンプ場にすることも考えておられるとか。子供たちは大喜びでしょう。
Mさんに御礼を言って辞した後、車をとにかく西に走らせましたが、せっかく教えていただいたのぼり道を間違えてしまいました。ナビが自信のある声でガイドしてくれるのでそれを信じて、どんどん(おそらく)西に向かっていくとだんだん険しい山の上に出てしまいました。道も往復一車線です。途中の景色は素晴らしかったのですが、対向車が来ないことを祈り、緊張して運転していたので写真を撮る余裕がありません。ようやくとったのがこのお茶畑。ここから谷を見下ろす素晴らしい展望があったのですが、写真はありません。残念!この後梼原へ。
高谷時彦
建築/都市デザイン
Today, I'm in Koch city, approximately 800 km far from Tokyo. We have designed the community house for villagers of Motoyama Kami/Shimo-seki and the community house is now under constrution. As Motoyama Town where the building site is located is a small town without a so called "buisines hotel", I stay in the hotel in Kochi city, a center of the prefecture.
I'm off today, so I took a long drive to Yusuhara Town where architect Kuma has designed many buildings including Town Hall and the municipal library. On may way to Yusuhara, I dropped in for seeing Community house of Shiraishi district. It was a nice place where town people are proud of. It is a community house made of wood, converted from the primary school of Town. Mr. M , a leading person of the center, was very kind to show me the building and explain how they use the building. I appreciate their activities and I'm grateful to his kindness.
Tokihiko Takatani
architect/urban desiner
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