道に迷ったおかげで、旧道で尾根越えをして梼原町に入りました。ようやく地上の道に合流してしばらく進むと、早速隈市の建築がお出迎え。雲の上レストランと、KENGO KUMA MUSEUM. レストランの入り口に「梼原町での隈建築一号」ということが、看板に書かれているので驚きました。絶大な人気です。
薄いレンズ型の屋根が空中に浮かんでいます。足元には水が張られているので、さらに浮かんでいるイメージを出しています。完全に隈ワールドですね。
このレストランで昼食とします。
お隣のMuseumは比較的新しいものだと思います。
切妻屋根でL字型の平面。Lの字の1辺が橋のように、浮いています。構造は日本建築の枓栱という木材の組み物をイメージしているようです。
鉄骨の柱も見えるので、基本はS造かもしれませんが、内外ともに「徹底して日本の伝統的な構法を意識している」ということがストレートに表現されています。お見事です。
高谷時彦
建築/都市デザイン
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