飯泉前知事においては、何を思ったのか、任期中に突然、「VS東京」なるキャッチコピーを言い出したので当惑を感じていたのだったが、後藤田氏が新知事になって早々、このキャッチコピーは廃止され、今回、新しいキャッチコピーを応募しているとのことで、私も余計な事だとは思ったが、それに応募してみようかと思い、県のホームページ内の県民目安箱に、「豊かな心サステナビィリティ徳島」というキャッチコピー案を投稿した。おそらく採用はされないだろうが、徳島県の県民性からして、「VS東京」という挑発的なものよりも、東京いう大都市では味わえそうもない「心の豊かさと持続可能な成長」ということこそ、キャッチコピーとして合っているのではないかと思って提案してみた。
「レジリエンス徳島」という案も考えたが、南海地震発生の確率が70%を超えると何十年も前から言われており、2030年代には愈々発生する可能性があるとも言われているのに、行政は、津波避難ビルなどを指定して多少の訓練をしている程度で、それでは、例え、地震や津波被害から一時的に助かったとしても、東南海に渡る大災害が発生して西日本全体が機能停止状態となり、助かった人々に対する救援なども、長期間に渡り、ほとんど与えられない可能性もあるとしたら、県や各市町村には、それに対する備えがあるかと言えば無いであろうし、その点から、「レジリエンス」(可塑性、弾力性)という言葉を、今使うのに相応しくないと考えたのだった。