見せた 2日目「勝みなみ」の実力
ワールドレディスサロンパスカップ
茨城県茨城GC西コース
本線進出ダメかと思わせた予選2日目は驚異の7アンダーの「65」
勝みなみ:
初日は、10オーバーも叩き115位と、大きく出遅れ“主役のひとり”からは脱落したと
思れながら、予選通過は無理だろうと周囲のみならず、勝本人も同じ気持ちで臨んだ
2日目
アマチュアで15歳の勝みなみが、茨城GCのトーナメントレコードに並ぶ、ビッグ
スコアを叩きだした。
10バーディ、3ボギー通算7アンダーの「65」は、さすがツアー史上最年少優勝
記録を打ち立てた実力を、国内メジャーの大舞台で存分に見せつけた。
若い勝はただ、貴重なトッププロとのラウンドの機会を、無駄にだけはしたくない。
宮里藍と森田理香子と一緒に勉強しながら、楽しく回われて、本当に良い経験を
させてもらったと言うようにそんな謙虚な姿勢は猛チャージに直結したようだ。
荒れた前日の午後とは打って変わって、穏やかな午前中のラウンドで、出だし
1番から3メートル、2番で9メートルを沈めて連続バーディ発進。
「82」も叩いた初日の夕方、練習場でパターの練習中に「打った後に顔が上がる
のが早い」と気づき復調したのか思うようにカップへボール入れている。
これを見て、宮里藍は「ある意味で吹っ切れて、気持ちの整理が付いたのかな」
と思ったと言う。
前半を「35」で折り返した直後の、後半、10,11番2連続バーディ。12番をボギー
13,14,15番と3連続バーディを決めた、このままなら、予選通過できるのでは
ないか、カットライン4オーバーと読んだ、ならあとひとつ、終盤の17番(パー5)
のロングホールで、あと“ひと踏ん張り”と3打目をピン2メートル弱に付け、
見事沈めて9つ目のバーディ。そして予選通過線ギリギリで、迎えた最終18番、
セカンドショットはピンから右に13メートルと、遠い位置につけた。
勝みなみは、フェアウェイを歩きながら「ここ絶対にバーディ獲ります」と、
キャディに言ったと言う、強い意志を持つ根性の主、勝が読んだ、ロングのラインは、
大きなフックラインとカップ周りのスライスを読み切り、宣言通りのバーディ
フィニッシュ。
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何度も右手を振り下ろすガッツポーズを繰り返し、弾んで歩く15歳の少女「勝みなみ」
に注がれた大歓声。この歓声は大記録を打ち立てた、今日の主役だった。
前日初日から17打も縮める、茨城GCでの大会記録タイの「65」は、アマチュア選手が
国内女子メジャーで記録した18ホール最少スコアを2ストローク更新する新記録で。
通算3オーバーの暫定41位タイに躍進し、予選通過を確実にした。
「先輩とのラウンドは、すごく自信になりました。明日につながる貴重な経験という」。
スーパー高校一年生から、やっぱり目が離せないようだ。
ここにもいた
見せた怪物 2日目「松山英樹」の実力
米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」
フロリダ州のTPCソーグラス
後半に入って13パット、9ホールでレコードに1ツ迫る猛追はハーフ「31」
松山英樹:
初日、1番からスタートした松山英樹は6バーディ、4ボギーで回り、首位に
5打差の2アンダー「70」で回り、29位タイと無難なポジションで初日の
第1ラウンドを終えた。
2日目
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スコアカードに、序盤のつまずきから大きく盛り返す、ナイスカムバックが
刻まれていた。後退、そして前進。そのどちらをも演出したのはパッティングだ。
「2番のロングで外してから、ずっと入らなくなった」と、2メートル弱の
バーディチャンスはカップの右を抜けてパー止まり。その後も7番までに
3パット2回を含む15パットを費やし、早々に4オーバーのハンデを負った。
「気持ちが切れそうになった」という、松山の表情に精気が戻ったのは、
2.5メートルの下りのフックラインを読み切って、パーパットを沈めた8番(パー3)
でピンチを回避した事で、「難しいラインだったけど、あのパーパットを
沈めることができたのは良かった」という。それから、松山英樹の逆襲がはじまった。
9番(パー5)で5メートルを入れて初バーディを奪うと、10番で1.2目ートル、
11番(パー5)は2オンからのタップイン、さらに12番で3.5メートルを沈めて
4連続。14番、15番でも連続で伸ばし、一気に2アンダーへの浮上を果たした。
後半9ホールは計13パットに抑え、イン9ホールだけでの5アンダー「31」は
大会レコードにあと1ストロークに迫る猛追だった。
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「パットが入ることが一番の薬になる、入るか入らないかで、あれだけ流れが
変わるんだと思った」。ショット、パットを含め「まだ信用できる状態ではない」
と後半の、チャージを冷静に見つめながらも、「ここまで盛り返せるところまで
状態が戻ってきているのかな」との手応えは、確かにある。
2日目への流れも築いた。「後半のようなプレーが続けられるように頑張りたい」と、
世界のトップランカーがひしめく上位を見据え、決勝ラウンドで優勝を目標に
上位を狙いたいと怪物が挑む決勝ラウンドに。
ワールドレディスサロンパスカップ
茨城県茨城GC西コース
本線進出ダメかと思わせた予選2日目は驚異の7アンダーの「65」
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初日は、10オーバーも叩き115位と、大きく出遅れ“主役のひとり”からは脱落したと
思れながら、予選通過は無理だろうと周囲のみならず、勝本人も同じ気持ちで臨んだ
2日目
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アマチュアで15歳の勝みなみが、茨城GCのトーナメントレコードに並ぶ、ビッグ
スコアを叩きだした。
10バーディ、3ボギー通算7アンダーの「65」は、さすがツアー史上最年少優勝
記録を打ち立てた実力を、国内メジャーの大舞台で存分に見せつけた。
若い勝はただ、貴重なトッププロとのラウンドの機会を、無駄にだけはしたくない。
宮里藍と森田理香子と一緒に勉強しながら、楽しく回われて、本当に良い経験を
させてもらったと言うようにそんな謙虚な姿勢は猛チャージに直結したようだ。
荒れた前日の午後とは打って変わって、穏やかな午前中のラウンドで、出だし
1番から3メートル、2番で9メートルを沈めて連続バーディ発進。
「82」も叩いた初日の夕方、練習場でパターの練習中に「打った後に顔が上がる
のが早い」と気づき復調したのか思うようにカップへボール入れている。
これを見て、宮里藍は「ある意味で吹っ切れて、気持ちの整理が付いたのかな」
と思ったと言う。
前半を「35」で折り返した直後の、後半、10,11番2連続バーディ。12番をボギー
13,14,15番と3連続バーディを決めた、このままなら、予選通過できるのでは
ないか、カットライン4オーバーと読んだ、ならあとひとつ、終盤の17番(パー5)
のロングホールで、あと“ひと踏ん張り”と3打目をピン2メートル弱に付け、
見事沈めて9つ目のバーディ。そして予選通過線ギリギリで、迎えた最終18番、
セカンドショットはピンから右に13メートルと、遠い位置につけた。
勝みなみは、フェアウェイを歩きながら「ここ絶対にバーディ獲ります」と、
キャディに言ったと言う、強い意志を持つ根性の主、勝が読んだ、ロングのラインは、
大きなフックラインとカップ周りのスライスを読み切り、宣言通りのバーディ
フィニッシュ。
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何度も右手を振り下ろすガッツポーズを繰り返し、弾んで歩く15歳の少女「勝みなみ」
に注がれた大歓声。この歓声は大記録を打ち立てた、今日の主役だった。
前日初日から17打も縮める、茨城GCでの大会記録タイの「65」は、アマチュア選手が
国内女子メジャーで記録した18ホール最少スコアを2ストローク更新する新記録で。
通算3オーバーの暫定41位タイに躍進し、予選通過を確実にした。
「先輩とのラウンドは、すごく自信になりました。明日につながる貴重な経験という」。
スーパー高校一年生から、やっぱり目が離せないようだ。
ここにもいた
見せた怪物 2日目「松山英樹」の実力
米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」
フロリダ州のTPCソーグラス
後半に入って13パット、9ホールでレコードに1ツ迫る猛追はハーフ「31」
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初日、1番からスタートした松山英樹は6バーディ、4ボギーで回り、首位に
5打差の2アンダー「70」で回り、29位タイと無難なポジションで初日の
第1ラウンドを終えた。
2日目
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スコアカードに、序盤のつまずきから大きく盛り返す、ナイスカムバックが
刻まれていた。後退、そして前進。そのどちらをも演出したのはパッティングだ。
「2番のロングで外してから、ずっと入らなくなった」と、2メートル弱の
バーディチャンスはカップの右を抜けてパー止まり。その後も7番までに
3パット2回を含む15パットを費やし、早々に4オーバーのハンデを負った。
「気持ちが切れそうになった」という、松山の表情に精気が戻ったのは、
2.5メートルの下りのフックラインを読み切って、パーパットを沈めた8番(パー3)
でピンチを回避した事で、「難しいラインだったけど、あのパーパットを
沈めることができたのは良かった」という。それから、松山英樹の逆襲がはじまった。
9番(パー5)で5メートルを入れて初バーディを奪うと、10番で1.2目ートル、
11番(パー5)は2オンからのタップイン、さらに12番で3.5メートルを沈めて
4連続。14番、15番でも連続で伸ばし、一気に2アンダーへの浮上を果たした。
後半9ホールは計13パットに抑え、イン9ホールだけでの5アンダー「31」は
大会レコードにあと1ストロークに迫る猛追だった。
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「パットが入ることが一番の薬になる、入るか入らないかで、あれだけ流れが
変わるんだと思った」。ショット、パットを含め「まだ信用できる状態ではない」
と後半の、チャージを冷静に見つめながらも、「ここまで盛り返せるところまで
状態が戻ってきているのかな」との手応えは、確かにある。
2日目への流れも築いた。「後半のようなプレーが続けられるように頑張りたい」と、
世界のトップランカーがひしめく上位を見据え、決勝ラウンドで優勝を目標に
上位を狙いたいと怪物が挑む決勝ラウンドに。