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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

聖所 第12回  デイビット・カン講演

2016年03月03日 | 日記

感謝と誓願として捧げる酬恩祭

 また、酬恩祭は感謝の表明であると同時に、神様に対する自分の誓願(誓約)を捧げる儀式でもありました。この酬恩祭は燔祭とは違って、ちょうど新約の聖餐式のように、儀式に参加する全員が集まって、犠牲の供え物の肉を分けて食べました。燔祭の場合は、犠牲の供え物全体を、祭壇の上に乗せて完全に火で焼いてしまいました。酬恩祭は、その犠牲の供え物の中で、神様に捧げる部分は祭壇の上で焼きましたが、大部分は犠牲を捧げた人に返されました。祭司には、その胸と右のもも、両方の頬と胃を与えるようになっていました(レビ記7章;申命記18章参照)。

犠牲の供え物の脂肪は、神様に捧げる部分として、切り取って祭壇の上で焼くようになっていました。聖所制度では、動物の脂肪は罪を象徴していたからです。詩篇37篇20節には、次のように言われています。「しかし、悪しき者は滅び、主の敵は小羊の脂肪のように消滅し、煙のように消えうせる」(欽定訳)。

酬恩祭を捧げる人は、供え物の肉の一部を食べましたが、残りは、その日一緒に来た家族に分けられました。またその残りは、翌日まで食べることが出来ましたが、三日目には食べることは許されませんでした。その理由は、イエス様が三日目に復活されることを象徴していたからでした。家族全員は、自分たちのために犠牲になられるメシア、イエス・キリストの肉を食べ、その犠牲を共にすることで、生きられるようになったことを思い起こしました。酬恩祭は、どのようにして彼らが、再び神様に受け入れられるのかを理解させてくれるものでした。