我が家の玄関の正面に、花梨が植えられています。
昔、父が植えたものです。
春になると、可憐なピンク色の花を咲かせます。
夏に実を付け、秋にはソフトボールくらいの大きさになるのです。
父は実のなる木が好きだったので、ユスラウメや花梨を庭に植えたのでした。
実が成り出した当時は、母が花梨酒を作ったりもしていたのですが…
ここ20年ほどは、実がなってもそのままで、そのうち虫に喰われて茶色になり、終いにはいつの間にか地面に転がっていたのでした。
今年は、上に長く伸びた枝を剪定するついでに、花梨の実を収穫しました。
すでに、虫が穴を空けているものもありますが、6、7個の花梨の実が穫れました。
「さて、花梨酒はどうやって作るんだっけなぁ… ?」
『父の思い出』みたいになった『続、秋の気配』でした。