TANEの独り言

日々の生活の中でのつぶやきだから聞き流してネ

我が青春の山<中部山岳サイクリング> その②

2020-10-30 07:06:00 | 山行
いまだかつてない、ワンダーフォーゲル史上初めてといってもよいくらいのとんでもない夏合宿は始まりました。

合宿のメンバーである同級生のM田・T良の2人、1年の後輩3人と私の計6名は、国鉄の列車に揺られ、諏訪湖近くの塩尻駅に到着しました。

私たちはの旅の中で、その地域で生活する人たちから、生涯忘れられない優しさを沢山いただきました。

それは合宿初日からありました。

塩尻駅に着き、その日は駅の外で野宿するつもりでいたのですが、塩尻駅の駅長さんのご好意で駅の待合室を使わせてもらいました。



本当に有り難いことでした。そればかりか、私たちにのために大きな鍋に冷や麦まで持ってきてくれたのです。

ゴマ醤油で食べたその時の冷や麦の味は、信州訛りの駅長さんの優しさと一緒になって忘れることができません。

翌日、駅の方に丁重にお礼を言って私たちは出発しました。

諏訪湖畔からすぐに上り坂が延々と続きます。

     霧ヶ峰高原へと続く和田峠の坂道の途中にて


テントや登山靴などの山の道具とサイクリングに必要な工具、食料、着替えなどを自転車にくくり付けているのでかなりの重量になります。

そして、一日一回は長い長い登り坂が待っていました。

      北八ヶ岳にある白駒の池近くの麦草峠にて



自転車をジグザグに漕いで坂道を登ります。進まなくなると、自転車を降りて押し上げて行くのです。

足だけでなく腕の力も入らなくなり、休憩が多くなりますま。

なかなか距離が稼げず、本当に今日中に着けるのだろうかと何度も思いました。

   南アルプススーパー林道の最高地点の北沢峠にて


サイクリング初日は和田峠までの登り坂、2日目は麦草峠、3日目は美濃戸口、その後は南アルプススーパー林道の北沢峠、富士五湖の一つ本栖湖までの登り坂が待っていたのでした。

      合宿最後の坂道を登り終えた本栖湖畔にて




      <その③に続く>