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ディオと同じく、レインボー「三頭政治」時代のもうひとり、コージー・パウエルのこともこの時期思い出してしまう。三度目の来日時に科学技術館で“ドラム・セミナー”が開催された。少し高いステージだったが物凄く近くで観ることが出来た。当時のコージー人気は絶大(キース・ムーン亡きあと)で、この来日公演でも例の“1812年”が会場に流れると観客は席を離れて前に押し寄せていった(さすがにもうアリーナではできなかった)。質問コーナーで友人が指名され登壇し、本人から直接スティック回しを指南して貰ったうえ、サイン入りのドラム・ヘッドをプレゼントされた。セミナーの最後は“1812年”に合わせてドラム・ソロが披露された。バスドラ、タム、フロア、スネア、シンバルの生音がズシズシバシバシとカラダを突き抜け、圧倒された。ヒーロー達が消えていくってほんとに寂しい。
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