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喜多方発・秩父宮妃勢津子さまが、使われた蔵座敷。

2009-07-16 17:45:04 | Weblog
蔵の街・喜多方から、

本日の画像は まちを代表する蔵座敷の一つ、甲斐本家の蔵座敷・上段の間です。
壁襖の輝きは金粉です。下段の間と共に51畳の座敷です。


福島民報新聞に、会津から嫁いだ姫・秩父宮妃勢津子さま生誕100年。と題した
大変興味深い記事の連載がはじまりました。

新聞記事を参考に少し歴史の勉強をしましょう。

戊辰戦争で朝敵の汚名を着せられた会津の人々に大きな喜びと希望を与えたのが、最後の会津藩主・松平容保の孫娘・勢津子さまだったのです。
昭和天皇の弟宮・秩父宮雍仁(やすひと)親王殿下に嫁いで皇室入りをしました。
戊辰戦争から60年後の昭和3年9月28日にご成婚されました。
会津藩の長い間にわたる朝敵の汚名は消えさり、皇室と姻戚関係が生じたわけです。
勢津子さまは平成7年85歳で亡くなられました。

秩父宮妃勢津子さまが会津に里帰りをしました。その折に喜多方へお出でになったそうです。
そしてその時にお茶を差し上げた場所がこの蔵座敷だったのです。
豪華さと共に重厚な風格が漂う座敷蔵で・秩父宮妃勢津子さまを御もてなしされたわけです。
由緒在る蔵座敷です。

大正6年から7年余りの歳月を費やして完成した黒漆喰の外壁です。座敷内部は深川の木場からよりすぐりの銘木を取り寄せています。ご覧の様に書院・本床・脇床・を配し金雲(金粉)の壁襖です。(国登録有形文化財)
蔵のまちへお出でになったら是非、甲斐本家へ巡って観てください。

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