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※土間的ダイニングスペースで段差を活用して空間密度と空間比率をデザイン中案件内観CG
住まいと暮らしのデザイン設計。
発想次第で家は
広くも狭くもなるという事。
そういう意味で
どうやって暮らしに応じた
適正規模を想定したらよいか・・・・・。
空間に充実の意味を生み出すように。
少しよくある戸建て住宅のイメージで
その事を考えてみると、
一戸建ての住宅なら、
ある程度の想定上としての広さで
分かりやすく分割すると、
リビングダイニング15帖程度、
キッチン4帖、
浴室、洗面脱衣で4帖、
トイレ2つで2帖分、
和室8帖、
押入2帖、子供部屋6帖×人数分、
納戸3帖、玄関2帖、廊下・・・ホールで4帖とすれば、
階段4帖、~トータルで4人家族で約60帖、
30坪、分かりやすい「ものさし」で例えると
3LDK規模程度・・・・・。
統計的なデータでみれば、
もう少しゆとりがあって、
都市部35坪、
地方で40坪程度が多いようで・・・・・。
そこで考えると、まず、この面積は本当に必要か?。
という常識を疑う意味での疑問の部分。
実際の暮らしを詳細に観察しつつ
個々の暮らしとしての
住宅を詳細に眺めてみると、
多くの部屋が有効に活用
されていないことに気付きます。
タンスの置き場となって
納戸化した和室、
殆ど就寝時にしか利用されない子供部屋、
通過するだけの玄関、
本当は使うものを収納するはずの
使わないモノで充填された押入、
ものに溢れたリビング、
多くの有効利用できるはずの
床面積を無駄遣いする状態で、
せまい暮らしとなっているような状況・・・・・。
家は大きいに越したことはないですが、
家が「仕様」をそのままに
面積を大きくすれば
自動的にそれにかかるコストも跳ね上がる状態。
面積を増やして、「仕様」を落とせば、
それは場合によっては家としての「性能」の
低下を招く状態にも・・・・・。
なので、こうしたリスクを回避するには、
面積アップも、仕様ダウンも不可です。
残された方法としては、
空間的な余白以外の無駄を排除し、
もっと空間の利用率を上げる状態をデザインする事。
面積でなく「効率」で暮らしのスペースを
デザイン設計で解決する様に・・・・・。
利用率の低い空間は徹底的に排除して、
長時間いる場所に
大きな面積を割り当てる。
または広く感じるような工夫を取り入れるように。
感性が合った状態で
極限までこのデザインを進めれば、
家の面積は小さくても済むと思いませんか?。
そうやってつくられた少しのゆとりを、
自然と人とが接する部分、
人と人とがコミュニケートする部分に
充ててみてはどうでしょう・・・・・。
外壁屋根が決まれば、
内部の容積が決まる。
要はこの「容積」をどのように
割り振るかという課題なんです。
今まで物に占拠された空間を
活動のために使うイメージ。
これはいってみれば「住まい方」の問題。
ワンルーム化、立体化、回遊化・・・・・etc。
狭小住宅での試みを、
ある意味一般的な住宅でも
採用してみるのもいいと思うんです。
徹底的に収納物を計算し、
収納位置を厳密に定義するといった
地道な方法を試してみるのもいいですし、
良い意味で発想的に
工夫次第で家は狭くも広くもなるのです。
設計デザインの発想の充実と自由度で
暮らし方を改革する様に・・・・・・・。
場所の充実で暮らしの質も
良い意味で変化しますよね。
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