奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

(仮称)おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家新築計画の途中・・・・・現場での確認事項も色々と進めているところ、実際の土地の状態を調べるように。

2017年03月09日 | (仮称)おおらかに暮らしを包み込む数寄屋

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住宅設計デザインの途中・・・・・・。

詳細を確かめるための

現場での事前の作業も色々と進んでいる途中。

現場での地盤状態についての調査。

 

(仮称)おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

新築工事計画。

 

 

前回の調査に引き続き・・・・・現場での調査の続きを。

調査の位置を建物のレイアウト(配置)に対して

再検討を行い調査を実行です。

 

 

軟弱な地盤は強い地盤に比べて

地震の揺れが大きく伝わるので、

その上にある建物は

大きなダメージを受けやすくなります。

 

 

よく聞く地盤の見分け方に、

「地名」からその状態を推測するといった方法があります。

沼・沢・洲・窪などが付く地名は、

全てではありませんが

川や沼を埋め立てた軟弱地盤の可能性があります。

 

また周辺の植物から推測する方法もあるようで、

背の低い植物が多い所は

地下水が浅いため地盤は軟弱で、

背の高い樹木が多い所は地下水が深く

地盤が良いといった見分け方をするそうです。

 

しかし、いずれの方法も

あくまで推測なので、

実際には確実な地盤調査を行うことが大切です。

という事でその調査を・・・・・。

「スウェーデン式サウンディング試験」。

 

 

「スウェーデン式サウンディング試験」とは

地盤調査のひとつで、

北欧のスウェーデン国有鉄道が

1917年頃に不良路盤の実態調査として採用し、

その後スカンジナビア諸国で

広く普及した調査方法です。

 

 

日本では1954年頃、

旧建設省が堤防の地盤調査として

導入したのがはじまりです。

 

 

1976年にはJIS規格に制定され、

現在では戸建住宅向けの

地盤調査に多く採用されています。

 

測定方法は、先端に円すい形の

スクリューポイントを取り付けた

「ロッド」といわれる鉄の棒を地面に突き立て、

そのロッドに段階的に重りを足していって

貫入の様子(自沈)を確認します。

 

 

貫入が止まったら次にロッドを回転させて、

25cm貫入するのに何回転したか回転量を測定します。

この「自沈状況」と「回転量」の貫入状況によって

地盤の強さを評価します。

 

 

測定は一般的に4箇所以上行い、

各箇所の測定結果に著しい差があった場合などは

追加測定を行いますよ・・・・・。

 

 

この日は調査の為の「ポイント」を

再検討しての調査ですから

結果の精度も見ながら・・・計画住宅の

構造面を検討しますよ。

 

 

建物基礎のその下に安全対策・・・・・・。

 

 

 


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