日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

思い込み・・・

2008-09-05 10:24:55 | Weblog
 中国人は嫌い、韓国人は嫌い、イスラム教とは嫌いって感じで言われる日本人、少なからずいるかな。
 私は、国としての中国や韓国は、確かにちと問題があると思います。日本に来ていた韓国の人(大学生)が、「日本に来るまで、日本を誤解していた。日本で学んでいる韓国人(大学生)、皆、同じ様に思っている。日本人にすまなかったと。又、韓国での日本に関する説明書に、日本人は建前と本音が違うと書かれていたので、よけいに、変な風に初めに思ってしまう・・・」と言われていた。
 しかし、個人的に付き合うと、そんな偏見は、吹っ飛びます。トロントに行った時に、語学学校で一番親しくしていたのは、コンピューターを専門にしている韓国の青年だった。お茶の関係で韓国の東側にある浦項(ポハン)市と言う所に行って、ホームステイした時に、とてもよく歓迎され、今でもありありと思い出すことが出来る。韓国の真ん中にある清州市に行って演奏した時にも、とてもよくしてもらった。いろんな人と一緒に食事をして、韓国の人がもてなすことに一生懸命であることを知った。釜山に、3週間程行って、ハングルを勉強に行った時も、韓国人と親しくなり、いい思い出が出来ている。
 中国の人とは、(福岡県にいた時も今の熊本でも)中医学を教わり、ホントに大変有り難く思っている。個人的には、皆、基本は同じだと思っているし、私には中国人や韓国人に対しての偏見は持っていない。が、実際に中国に行った人の話だと、特に、トイレ事情などを耳にして、都会はいいが、地方には、あまり行きたい気になれないが。
 イスラム教徒とは、親しくしていた人が多いし、いまも親しく付き合っている。日本のマスコミの敵視する報道にいつも怒りを覚えている。キリスト教徒にしても、キリスト原理主義的な行動をとる国もあるではないか。チベットの仏教徒にしても、テロめいたことを起こしている。それを、イスラム教徒だけ敵視するのはおかしいと思っている。イスラム原理主義の行き過ぎた行動には、大半のイスラム教徒自体が、困っているのだ。
 ダッカの人(9割がイスラム教徒)や多くのイスラム教徒のインドネシア人と接してきて、イスラム教徒に対しての偏見はない。
 やはり、国単位の交渉でなく、民間での草の根外交が、もっともっと積極的に行われるべきだと思っている。
 実際に、その人に接して、経験するしかない。その国の商売人や夜の仕事をする人ばかりを見て、判断するべきではないと思う。
 田舎に行けば、どの国の人も、優しいし、相手を思いやる気持ちは同じ様な気がするけど・・・?!
 川辺ダムのことで、熊本県が騒いでいるけど、現地の人の多くは、反対している。上に行けば行くほど、現地の実態を知らないだけに、ダム建設の方向に動いている現象と何か似ている感じがしているけど。

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